- 茨木敬くんの日常
679 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/06/23(火) 05:43:39.91 ID:dBRwZ5Jg - しかし無線に出たのは部下の声ではなかった。
ノイズを掻き分けて悪魔のような男の声が、何やら愉快そうに言った。 「俺様が来たんだよ」 「ハァ!?」 「俺様だよ、俺様。わかんねぇかなぁ」 「誰だよ!?」 「俺様を知らんとは。お前、さては名前もないモブキャラだな?」
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- 茨木敬くんの日常
681 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/06/23(火) 10:28:13.66 ID:dBRwZ5Jg - 「ハァ!? 何のポリコレだよ? 俺は男女差別も人種差別もしてねぇぞ!?」
男は少しパニックを起こしながら声を荒らげた。 「大体、俺には『氷室狂う介』って立派な名前があんだ!」
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- 5レスごとに完結するリレー小説 2
526 :創る名無しに見る名無し[]:2020/06/23(火) 11:20:19.47 ID:dBRwZ5Jg - 地球に落ちた月は、海面を漂いはじめた。
付き従って来た牛車とははぐれてしまった。 白い顔を濡らしてさめざめと泣きながら、月はまだ見ぬ運命の男人と出逢うことを願うしかなかった。
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