- ファラオ島(はらおじま)
165 :創る名無しに見る名無し[]:2020/03/27(金) 03:00:24.54 ID:C+z8buZB - 出演者「そう言えばもう4月ですねぇ」
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- キモいけど、幸運
195 :創る名無しに見る名無し[]:2020/03/27(金) 03:10:38.58 ID:C+z8buZB - イケメンが転校して来た。
彼の名は菅 玉裂(すがたまさき)。 物語に変化をもたらす風雲児である。
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- 俺「レズから告白受けたった」
97 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 03:19:01.87 ID:C+z8buZB - 8年、か……
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- 【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
142 :創る名無しに見る名無し[]:2020/03/27(金) 03:29:40.08 ID:C+z8buZB - 「弟子プリンとヨーグルトゼリー老師」
プリンはヨーグルトゼリーの弟子になりました。 プリン「ククク。これで俺様はこれからディシプリンだ。この世を支配してやるぜ!」 それを聞いていたヨーグルトゼリーは言いました。 「プリ〜ン」
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- 5レスごとに完結するリレー小説
255 :創る名無しに見る名無し[]:2020/03/27(金) 09:48:20.80 ID:C+z8buZB - ★>>254締めが素晴らしいです笑
第50話 「意味のない物語」
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- 5レスごとに完結するリレー小説
257 :創る名無しに見る名無し[]:2020/03/27(金) 13:10:03.72 ID:C+z8buZB - 不幸せは私を通り越してすれ違うと、私の中で挨拶をした。
シルクハットを被った猫が私の胸の窓を開けて顔を出し、帽子を脱いで不幸せに挨拶を返す。 彼女は私の中で私の心臓を両手で掴む。乳を揉むようにドック、ドックと鼓動をさせる。 「なんだ、こんな幸せが歩いて来ることもあるもんじゃないか」作者の弟が言った。
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- 【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜
193 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 13:17:54.17 ID:C+z8buZB - 「ここでいいわ」
キンバリーがそう言うので、マルコムは人気のない裏通りで愛車テスラを停めた。 「ここから歩いて帰るのかい? 少し心配な距離だが?」 「大丈夫。走って帰るから」そう言うとキンバリーはハイヒールを両足とも脱ぎ、裸足になる。 「起きてたらムーリンを中庭へ連れて出るよ」マルコムはそう言うと、車を再び発進させた。
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- 【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜
194 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 13:24:52.78 ID:C+z8buZB - キンバリーは家に帰ると、すぐに中庭に向かった。
ムーリンの住む別棟には屋敷中に罠が仕掛けてある。 兄弟は日常を気の抜けない状態に置くことで反射神経と予測能力を鍛えているのだ。 そんな罠だらけの屋敷にキンバリーは住めなかった。 毎日傷だらけになることは間違いなく、下手をすれば命を落としかねない。 マルコム、ガンリー、ムーリン、四男、そして故人となったがモーリンもそこで暮らしていた。 身体能力の鈍いジェイコブとキンバリー、そして面倒臭がりのバーバラだけは両親とともに本屋敷に住んでいた。
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- 【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜
195 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 13:33:56.45 ID:C+z8buZB - マルコムは新しく張られたワイヤーを飛び越え、壁から襲って来たダーツを指でキャッチしながら廊下を歩き、ムーリンの部屋のドアをノックした。
天井から降って来た一滴の塩酸をスウェーでかわしながら、返事を待つ。 「さすがにもう寝てしまったかな?」 もう一度ノックすると、別の方向に気配を感じた。 「マル兄?」 外着姿のムーリンが驚いたような顔をして帰って来た。
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196 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 13:42:44.22 ID:C+z8buZB - 「ムーちゃん」
マルコムと一緒にムーリンの姿が現れると、キンバリーはベンチから立ち上がった。 「ごめんね、遅くなって。モーちゃん……やられたって……聞いた」 ムーリンは駆け寄ると、キンバリーのふくよかな胸に顔を埋める。しかし涙は乾いていた。 「あんなに仲良かったのに……可哀想に」 ムーリンの髪を撫でるキンバリーの頬を涙が伝って落ちた。 「しょーがないよ」ムーリンは寂しそうな、しかし弱々しくはない声で言った。「そういう仕事してるんだもんね、あたし達」
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197 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 14:08:36.80 ID:C+z8buZB - ムーリンをキンバリーに任せ、マルコムは両親の寝室に向かった。
スマートフォンでアポは取ってある。ドアをノックすると、中から声が返って来た。 「マルコムか?」 「はい。マルコム・タオ。1993年7月9日」 『声紋一致。セキュリティ解除します』 ドアのロックが音を立て、扉が自動で開く。 部屋に入るといつもと同様、義母のオリビアが涎を垂らして笑っていた。
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198 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 14:15:59.83 ID:C+z8buZB - 「話は大体わかっている」父はガウンを羽織って一人掛けのソファーに座り、マルコムを迎えた。「ムーリンのことだな?」
「はい」マルコムは言った。「恐らくジェイコブ兄さんが消そうと企んでいるでしょう」 タオ・パイパイは鼻で笑うと、言った。 「あれは私の最高傑作だ。ジェイコブにはどうにも出来ん」 「最高……傑作……?」 「とにかく放っておけ。いざとなれば私が制御出来る」
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199 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 14:25:20.01 ID:C+z8buZB - 「わかりました」マルコムは一礼すると、聞いた。「モーリンの葬式は?」
「せん。お前の母さんの時と同じだ」 「わかりました」 そう言うとマルコムはオリビアのほうを向いた。キンバリー及びモーリンとムーリンの実の母親だ。 「お義母さん」 マルコムが声を掛けてもオリビアはケタケタと笑っていた。 父はなぜか気の狂った妻を施設には入れず、別室に閉じ込めもせず、同じ部屋で暮らしていた。 「お元気で何よりです」 マルコムはその場で短くモーリンへの黙祷を捧げると、部屋を出て行った。
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200 :創る名無しに見る名無し[sage]:2020/03/27(金) 14:49:19.46 ID:C+z8buZB - 【主な登場人物まとめ】
◎タオ・パイパイと前妻エレナの子供達 ・マルコム……タオ一家の三男。27歳。長身でイケメン。ジェット噴射機のついた革靴に様々な武器を仕込んでいる。 ・ジェイコブ……長男。31歳。陰気で執念深い。チビで醜男。毒殺のプロフェッショナル。 ・バーバラ……長女。ナイスバディな29歳。色仕掛けと暗器を使う。兄弟の中で唯一キンバリーのことが嫌い。 ・ガンリー……次男。28歳。短い金髪頭の巨漢。格闘能力は兄弟中一番だがバカ。ジェイコブの犬。 ◎後妻オリビアの子供達 ・キンバリー……次女。25歳。オリビアの連れ子なので上の兄弟4人とは血の繋がりがない。愛されキャラ。 ・ムーリン……四女。17歳。痩せ細った金髪の三つ編みの容姿のよくない少女。普段は泣き虫だがキレると凄まじい攻撃力を発する。 ・モーリン……三女。享年21歳。色白の美少女でいつもドレスを着ている。全身に刃物が仕込んであり、人喰いゴスロリ人形と呼ばれた。日本のヤクザにピストルで撃たれ死亡。 ・四男……19歳。暑苦しいデブのくせに影が薄く、助手席に乗っていても運転手に気付かれない能力の持ち主。誰も名前を覚えていない。 ◎その他 ・ヴェントゥス……謎の金髪男。本当に謎。
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