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創る名無しに見る名無し
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目

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連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目
378 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/11/23(土) 01:13:30.19 ID:F3QOHZ78
      「食べものの仇名」
ニホンちゃんの本名は日之本さくらと
いいます、ですが多分苗字からニホン
ちゃんと呼ばれます。
「もうこの仇名定着したわね」
「そうよね」
タイワンちゃんがニホンちゃんの言葉
に頷きます。
「もうね」
「この作品がはじまってからずっとね」
「というかニホンちゃんってクラスで
名前で呼ばれないし」
尚このことはクラスの他の皆もです。

「これで定着してるわね」
「そうよね」
「そういえば一時期おスシちゃんって
呼ばれていたYO」
ここでアメリー君はこのことを言いま
した。
「もう誰もそう呼んでないけれど」
「あの仇名最初はそんなに気にならな
かったけれど」
そのニホンちゃんが答えます。
「途中からね」
「ニホンちゃんどうかってなってね」
アメリー君もこの辺りのことは知って
います。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目
379 :創る名無しに見る名無し[]:2019/11/23(土) 01:13:51.08 ID:F3QOHZ78
「皆に言ってだったYOな」
「ええ、ニホンちゃんで定着してもら
ったの」
「まあ食べもので言うとある」
食べものならこの人ということでチュ
ーゴ君も会話に加わりました。
「妙なことになったりするからな」
「そうなのよね」
「僕だったらチャーハン君あるか」
「僕はハンバーガー君かい?」
チューゴ君だけでなくアメリ―君も言
います。

「それなら」
「何か変あるな」
「全くだYO」
「ニホンちゃんの方がしっくりいくあ
る」
「いや、それ言ったら」
ここでタイワンちゃんはある子のこと
に気付きました、その子は一体誰かと
いいますと。
タイワンちゃんはベルギー=ワッフル
君を見てそのうえでニホンちゃん達に
言いました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目
380 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/11/23(土) 01:14:27.72 ID:F3QOHZ78
「ベルギーはそのまま名前に入ってる
から」
「あっ、わたし達ワッフル君って呼ぶ
ことあるわね」
「そういえばそうだYO」
「ベルギーがいたある」
「そうなのよね、ニュージーにしても
ね」
この子にしてもです。
「キーウィって呼ばれたりね」
「この場合鳥でもあるのよね」
ニホンちゃんはニュージー君について
タイワンちゃんに応えました。

「果物のキーウィだけでなくて」
「外見同じ様なものだけれどね」
「どっちもニュージー君の代名詞でね」
「けれどニュージーも気にしてないし」
「じゃあこの場合はどうなるのかしら」
ここでニホンちゃんは少し考えました、
そうしてこう言うのでした。
「その人がどうかっていう仇名では呼
ばないってことかしら」
「だからベルギーやニュージーはいい
ってことね」
タイワンちゃんはニホンちゃんのその
言葉に応えました。
連続ドラマ小説「二ホンちゃん」63クール目
381 :創る名無しに見る名無し[]:2019/11/23(土) 01:14:56.83 ID:F3QOHZ78
「二人はそれでいいって言ってるしね」
「今のところにしてはにしても」
「そうなるあるか」
アメリー君もチューゴ君もニホンちゃ
んの言葉に考えるお顔になりました。
「相手がそう言っていい仇名を使うべ
きあるな」
「それが仇名ってやつなのかもな」
「そうかもね、まあとにかくね」
ニホンちゃんはさらに言いました、結
構真剣なお顔で。

「わたしはニホンちゃんって呼ばれる
のはいいけれど」
「おスシちゃんは駄目ね」
「あまりいい気持ちしないから」
「じゃあこのままニホンちゃんでね」
「その方がしっくりいくし」
「それでいいあるな」
「ええ、それでお願いね」
ニホンちゃんはアメリー君とチューゴ
君にも言いました、そして皆もニホン
ちゃんと呼び続けました、おスシちゃ
んではなくて。


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