- 【リレー小説】快楽殺人鬼スネ夫 糞尿死闘編
892 :創る名無しに見る名無し[]:2019/07/12(金) 12:35:26.79 ID:yh5iYfju - 幸いにも、その糞尿ブレスの煙が糞竜の視界を覆った。
ガッシュを抱えたまま、ハッケヨイは未踏の通路へ一目散に走り出していた。 追跡の地響きが伝わってくるが、それ程の速さではない。どうやら肛門に裂傷を負ったようだ。 懸念した行き止まりはなく、横道や分岐がすぐに現れた。胸を撫で下ろしながらも、ハッケヨイは全力で駆け続けた。 どれ程を走ったのだろうか。 小さな玄室に身を潜めた時には、糞竜の足音はすでに消えていた。 ハッケヨイはようやく緊張を解き、そしてまだ抱きかかえたままだったガッシュを下ろそうとした。 しかしガッシュは固くしがみ付いて、離れようとしない。 「ガッシュどん、もう奴はいないでごわすよ」 ハッケヨイは出来る限り優しく囁いた。ガッシュが顔を上げ、ハッケヨイの顔を見る。 「わははは、相変わらず不細工だな」 そう言うとガッシュは、ハッケヨイの腕の中で脱糞した。 ハッケヨイはガッシュを壁に叩きつけた。 「もう無理でごわす!ずっと前から…言えなかったでごわす。ガッシュどんは仲間…でも、もう駄目で…ごわすよ…」 ハッケヨイは精神に変調を来たしていた。 そしてハッケヨイは、壁に叩きつけたガッシュを抱え上げ、静かに力を入れると骨を粉砕した。 蒼く照らされた玄室に、ガッシュの断末魔が響いた。
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