トップページ > 創作発表 > 2019年07月12日 > jMpjDdLz

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創る名無しに見る名無し
【リレー小説】快楽殺人鬼スネ夫 糞尿死闘編

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【リレー小説】快楽殺人鬼スネ夫 糞尿死闘編
889 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/07/12(金) 07:12:49.56 ID:jMpjDdLz
>「――天使と悪魔の墳墓」
見渡す限りの天使と悪魔。でもその正体は国家司書が生み出した傀儡。
それを見上げていたハーラルのコメカミにふつふつと血管が浮かび上がる。
これだけの数、凌ぎきれるだろうか。最愛の妻の命を守りきれるだろうかと。
どう考えてもそれは不可能だ。絶望で支配される。しかしハーラルは覚悟を決めた。
ヴェルザンディを睨み付ける。すると彼女は…

>「……あと、一歩。
 世界を、正しい方向にする為に――私は、死んでもいいのよ。
 そこの色ボケ夫婦も、そこの超人も、そこのバカっぽいのも、そこの性別不明も。
 私の意志の邪魔だけは、させてなるものですか。だから、――死になさい、早急に。命令よ
 だから、殺しなさい。迅速に、早急に、至急に、早く、速く、疾く……ッ」

狂言を吐いた。その言葉にハーラルは怒りを通り越し絶句。
と同時にあの聡明な国家司書をここまで狂わせたアイン・ソフ・オウルの力に驚愕するのだった。
そして絶句している夫の変わりにヴァルンが叫ぶ。

「私は死ぬのはいや!ハー君といっしょにずっと生きてゆくの!
そしておばあちゃんになって沢山の孫たちに囲まれて、
おじいちゃんになったハー君の後を追うように死んでいきたいの!!」

言い終えるとともに天から矢が降り注いできた。
ヴァルンは生き抜こうと必死だった。彼女ながらまっすぐ前を見続けている。
天使たちの放つ矢をハーラルの後ろで必死にかわし続けていた。
それに答えるように槍を旋回させ応戦するハーラル。

だが地上からは悪魔の大群。まさに地獄。もうチェックメイトだ。
ハーラルは咆哮をあげ絶望を抗わんとする。が、そのときだった。

>「ゲッツ、フォルテあと、のろけ夫婦。悪魔払いの時間だ。天使たち倒すなよ。」
>「いや、操れてねーよ!?」

アサキム導師のウィザーソードガンが悪魔の軍勢を薙ぎ払い
一部の天使が操られているかの如く同士討ちを始めた。

>「導師様――今から謳うから全力でオレを守れ! いいな!?
 ゲッツ! そこのラブラブ夫婦! お前らの力100倍引き出してやるから……オレが発狂する前に決着つけろ! 絶対こっち見んなよ!?」

「フォルテ君!それに導師さま?ありがとう!!」
ヴァルンは笑顔。それに力を100倍に引き出すという言葉にフォルテを二度見。
ハーラルに抱きつき耳打ち。100倍の魔力があったらあれが出来るかもしれない。
きゅっとハーラルに抱きついたまま魔法障壁を張る。


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