- 【TRPG】下天の勇者達【クロスオーバー】
15 :橘川 鐘 ◆.YI5dIT7To [sage]:2019/05/08(水) 21:27:31.99 ID:/A4fwRrS - 名前: 橘川 鐘(きっかわ しょう)/妖精美少女『ベル』
種族: 人間(異能者) 年齢: 45 性別: 基本は男/能力発動時は女 身長: 165〜170ぐらい 体重: メタボ/スリム 性格: 純粋な乙女の心を持ったまま歳をとっておっさんになったオトメン 所持品: 童話『ピーターパン』の本(能力発動の鍵なので常に身に付けている) 容姿の特徴・風貌: メタボのおっさん/妖精美少女 簡単なキャラ解説: 普段はメタボのおっさん。 能力を発動すると二対四枚の翼を持つ妖精美少女『ベル』に変身し、本に出てくる妖精の魔法が使えるようになる。 具体的には飛行能力と、かかると空を飛べるようになる粉を振りまく能力である。 物体にかけた場合は、その物を念動力のように操れる。 人間にかけた場合は、かけられた側が空を飛べると信じる事によって、一定時間空を飛べるようになる。 元いた世界では能力者が集められた隔離都市にて玩具屋の店主をしており、 ひとたび事件が起これば美少女妖精戦士『ベル』となり 街の人々の夢を守るために日夜戦っていた。 街を守ろうとする仲間達と共に、暴力的な手段も厭わず隔離都市解放を目指す過激派勢力と戦いを繰り広げていた最中、気付いたらこの世界に召喚されていた。 【属性】 真 【所属世界】:BOOKS〜童話系異能者TRPG〜ttps://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/712.html
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16 :橘川 鐘 ◆.YI5dIT7To [sage]:2019/05/08(水) 21:31:29.76 ID:/A4fwRrS - >だが、ナナシがあと数歩の距離まで近づいたその瞬間。召喚陣は一際強い輝きを放ち――――
メ タ ボ の お っ さ ん が 現 れ た。 まず聞こえてきたのは、“もうお終いか””儀式は失敗だ”等の落胆を通り越した絶望の声。 周りを見渡してみると、人間離れしたほどの美形の青年が黒面の異形の怪物に壁に叩きつけられ、 一方では白髪と白髭をたくわえた年配の男性が何らかの儀式をしている真っ最中。 ここはどこ? 私は橘川鐘。またの名を妖精美少女戦士ティンカーベル。 能力者の隔離都市にて過激派と戦いを繰り広げていた最中、眩い光に包まれたかと思うと突然ここにいた。 そうなると、年配の男性が行っているのはいわゆる召喚の儀式、というものだろうか。 異世界に召喚された? 私が? 近頃流行りのラノベじゃあるまいし、いや、まさか、そんなことが…… 青年を再起不能と見なしたのであろう怪物は、今度は年配の男性へ向かっていき、その距離はあと数歩まで迫っている。 そのことに気付き、私は我に返った。 考えるのは後、目の前で傷つけられようとしている者を放ってはおけない。 何故なら私は美少女妖精戦士『ティンカー・ベル』なのだから! 私は叫んだ。 「変・身!」
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17 :ティンカー・ベル ◆.YI5dIT7To [sage]:2019/05/08(水) 21:33:28.35 ID:/A4fwRrS - 極めて単純明快なる掛け声とともに、私はメタボのおっさんから二対四枚の翼をもつ妖精美少女へと姿を変え、宙に舞い上がる。
同時に金の粉が舞い、近くにある瓦礫へかかった。 「こっちだ、化け物!」 剣士らしき青年をやすやすと吹っ飛ばした化け物の力は絶大、かなりの強敵だと思われるが、動きが緩慢なのがせめてもの救いだろうか。 まずは大き目の瓦礫を一つぶつけて気を引き、その隙にそこらじゅうの瓦礫に金の粉を散布する。 この粉がかかった物体は、念動力のように自在に操れるようになるのだ。 たとえ小さな破片だろうと、猛スピードでぶつければ弾丸のごとき威力になる。 大小様々な瓦礫を浮遊させ、四方八方から最大射出速度で一斉にぶつけた。 「これで……どうだ!!」
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