- 僕らは愛とエゴがなければ生きて行けない
14 :創る名無しに見る名無し[]:2019/01/20(日) 07:49:20.18 ID:p8OiKX6n - 美しい女とは臭う女のことである
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- 僕らは愛とエゴがなければ生きて行けない
15 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 07:56:22.67 ID:p8OiKX6n - 臭う女と書くと臭そうだが、その通り臭いのである
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- 僕らは愛とエゴがなければ生きて行けない
16 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 07:59:09.65 ID:p8OiKX6n - だがその臭さは不快な臭さではなく、納豆の臭いに我々日本人がウットリとなるような味わい深い臭さなのである
(ゼーレン・キルケゴール)
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- リレー小説「中国大恐慌」
964 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 12:46:11.88 ID:p8OiKX6n - ちなみにリウ・パイロンはいまだに独身であった。
リーランとはあれから暫く一緒にいたが、交際2年目にしてようやく結んだ肉体関係が芳しくなく、別れてしまった。 しかしリーランはその時の子を授かっていた。 男の子はヘイロンと名付けられ、母を捨てたリウ大統領に への復讐心に燃えながら育った。
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- チャイナ・パニック
1 :創る名無しに見る名無し[]:2019/01/20(日) 13:02:34.42 ID:p8OiKX6n - 「中国大恐慌」の次スレに当たるスレです。
主人公の名はリー・メイメイ。通称メイ。リー・チンハオとラン・ラーラァの一人娘。18歳。 もう一人の主人公の名はヘイロン。民主化を遂げた中国の初代大統領の非嫡子。25歳。 前スレ「中国大恐慌」 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1542744080/
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- チャイナ・パニック
2 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:03:45.51 ID:p8OiKX6n - あ。スレタイに【リレー小説】入れ忘れた!
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- チャイナ・パニック
3 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:05:05.12 ID:p8OiKX6n - あと時代設定は2028年でお願いします。
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- チャイナ・パニック
4 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:08:21.34 ID:p8OiKX6n - その女は27歳になっていた。
地獄の底からようやく生還した悪魔は、獲物を求めて咆哮した。 「リー・チンハオとラン・ラーラァを殺しに戻って来たぞ! リウ・パイロン、貴様も殺してやる!」
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5 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:11:30.28 ID:p8OiKX6n - 北京大学に合格したリー・メイメイは祖国中国へ帰って来た。
アメリカの両親の元を離れ、独り暮らしが始まる。 「フン。私は寂しくなどないぞ」 メイはそうひとりごちると、駅から下宿を探して歩き出した。
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6 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:18:03.63 ID:p8OiKX6n - 祖国に帰るのは初めてではなかった。両親について何度か帰ったことはあった。しかし一人で中国の町を自由に歩くのは初めてであり、楽しくもあり不安でもあった。
父親のチンハオが英語が不自由なため、中国語は問題なかった。 「お腹空いたな」ときょろきょろ見回す。 アメリカのハンバーガーのチェーン店などもあったが、珍しいものが食べてみたくて小さな屋台のような店へ入って行った。
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7 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:27:12.80 ID:p8OiKX6n - 店は混んでいて、普通に相席になった。料理名とどんな料理が出て来るのかが結びつかず、困っていると相席の兄ちゃんが話しかけて来た。
「日本人か?」 そう聞かれて顔を上げるとイケメンだったのでちょっと警戒した。 しかし微弱ながら赤い『気』をユラユラと発しており、格闘技をやっている仲間であることは容易に見てとれた。 「中国人だよ。国籍はアメリカだけどさ。 あ、お兄さん、ちょっと教えて? これどんな料理? 肉肉しいのが食べたいんだけど」
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8 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:39:06.49 ID:p8OiKX6n - メイはルーロー飯と鶏肉の炒麺にありつき、ホクホクの笑顔で箸を取った。
「お兄さん、助けて貰ったお礼に一口あげよっか?」 「要らん」 男は無表情にそう言いながら自分の五目炒飯を黙々と食べた。 「お兄さん、格闘技、何やってんの?」 「オリジナルのマーシャルアーツだ」 メイが唐突に聞いたにも関わらず、男は即答した。 「へぇ、また本場だから『アチョー!』とか叫ぶヤツかと思ったよ」 「当ててみせよう」そう言うと男は箸を置いた。「お前は太極拳。違うか?」 「ヒエー。何でわかんの?」 「筋肉の付き方がいかにも太極拳だ。八卦掌かとも思ったが、それにしては足が美しく、長い」 「あ、ありがとう」 足の綺麗さを誉められ、メイは照れてしまった。
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9 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:53:27.91 ID:p8OiKX6n - 目の前の男をまじまじと見つめながらメイは箸を口に運んだ。
ごつい体格をしているのに顔は本当に綺麗だ。茶色く染め、横に分けた前髪がキザっぽいとは言えた。 「何を見ている」 「まつ毛長っ! って思って」 沈黙。 「ところでお兄さん、なんであたしのこと日本人って思ったの?」 メイがそう言うと、男は見もせずに答えた。 「メニューがわからなかっただろ。それに、中国人にしては垢抜けている。台湾人のようにのほほんともしていない。香港人にしてはクールでもない」 「ふぅん?」 「そして肌の色が黒い。日本のギャルは肌が黒いと聞くからな」 「そんだけ??」 「まぁ、それに」 男はそう言うと金を置いて立ち上った。 「顔が可愛いからだ」
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10 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 13:58:17.88 ID:p8OiKX6n - メイは店を出ると、ウィンドウに自分の姿を写して見とれた。
そりゃね、あのお母さんの娘だもん、可愛いに決まってるよっ。 168cmの高身長にも恵まれた。おまけに誉めて貰った通りの、ハーフパンツからすらりと伸びた脚線美。 フンフンフンと鼻唄を歌いながら歩き出すと、すぐに足を止めた。 「おぉ、喧嘩の匂いだわ」 そう言うと暗い路地裏に向かって走り出した。
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11 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 14:09:05.47 ID:p8OiKX6n - 「おい、ヘイロン。てめぇ、調子に乗んじゃねーよ」
それぞれに武器を手にした男達が5人、先程メイが飯屋で出会った男1人を取り囲んでいた。 「コケにしやがって。今日こそただじゃ済まさねぇ」 分銅鎖を手にした男はヒュンヒュンと風切り音を鳴らしてそれを振り回している。 「やめておけ」ヘイロンが言った。「くだらん時間を過ごしたくはない」
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15 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 15:39:31.59 ID:p8OiKX6n - うぅ……。ツッコミありがとうございます。
前スレでもそうだったけど、思いついたら思いついたとこまで連投でバーっと書きます。 後はお好きにどうぞ。 時代設定は2040年とし、ヘイロンの年齢を二十歳に改めます。 計算できない子でごめんなさい……。
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- チャイナ・パニック
16 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 15:51:31.59 ID:p8OiKX6n - 次の瞬間、拳銃を構えるチビの前からリウ・パイロンの巨体が消えた。嘘のように消え去ってしまった。
「……えっ?」 呆然とするチビの真下から、龍は再び現れ、振り上げるその手が拳銃を奪った。 「こんなものは持ってはいけなーい!」 そう雄叫びを上げながらリウ大統領は片手でバキバキと拳銃を握り潰してしまった。 「ヒャアァァー!!」 五人はバラバラに逃げ出してしまった。 ヘイロンだけ動かなかった。 いや、動けなかったと言ったほうが正しい。 「なっ、何て拳銃の奪い方だ……。あんなに派手に奪わなくても……」 「もっと普通に奪えばよかったとでも言うのかね?」 リウは優しくも厳しい目でヘイロンを睨む。 「それでは悪い子はいつまで経っても悪い子だ。心に消えない傷を残してやらねばならん」
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- リレー小説「中国大恐慌」
969 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 20:28:30.35 ID:p8OiKX6n - 次スレみたいなの立てました。
チャイナ・パニック https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1547956954/
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- ふみえさんはいつも突然に 〜 シーズン3 〜
627 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/20(日) 20:30:49.11 ID:p8OiKX6n - さすがに20代後半でしょ
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