- 一人一行創作「宇宙人戦争」 [無断転載禁止]©2ch.net
548 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 21:33:12.84 ID:1733Jzh5 - 嘘つきにそんなこと言われても……
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- リレー小説「中国大恐慌」
811 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 21:44:45.66 ID:1733Jzh5 - しかし猪八戒の言ったことはハオに改めてやる気を出させた。
「そうだ、俺は主人公なんだ。そして今のところ何もしていない主人公だ」 「しかし俺にはかつて見せた、愛する人のためなら高層ビルから飛び降りることだって出来るパワーがある!」 「ララを取り戻すんだ! そしてちゃんとした主人公になるんだ! エッチしたくても身体がないことなんか今は考えるな!」 「うおおおお俺は最後の最後に主人公らしい主人公になってやる!!」 ハオの青い『気』が燃え上がった。
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- リレー小説「アメリカ滅亡」
503 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 21:58:19.99 ID:1733Jzh5 - アナ「みんな静粛に! トランプ大統領の重大発表の声明が始まるよ!」
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
1 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 22:35:56.46 ID:1733Jzh5 - ここは愛する人を食べたくなる世界。
愛していない人はどうでもいい通行人。 嫌いな人はただ殺し、愛する人を味わって食べるのみである。 愛し合う二人は互いを食べ合う。 髑髏のように白い月がいつでも空にあるから、 人間の影は後ろ暗く、紅く染まってしまう。 こんな世界で人々はどう愛し合うのだろうか?
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
2 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 22:36:42.43 ID:1733Jzh5 - 瑪依瑠(メイル)は今日も駅でそのひとを見る。
いつも清潔なスーツを着た、20歳代後半ぐらいの平凡な会社員。 恋なんかしたことがなかった。だからこんな気持ちは知らなかった。 食べたい、あのひとを。無性にそう思う。
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
3 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 22:39:36.47 ID:1733Jzh5 - 奥さんはいるのだろうか、でもどうでもいい。
愛し合って結婚する夫婦はいない。 愛し合ったことがあればこの世にはいない。 瑪依瑠は彼と恋人になりたい。 いきなり食べるのはただの変態だ。
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
4 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 22:43:14.15 ID:1733Jzh5 - でもどうやって仲良くなればいいのだろう?
彼女は正しい恋の仕方など知らなかった。 毎日、彼の姿を遠目に見るだけの繰り返し。 ↓
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
9 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 23:12:21.53 ID:1733Jzh5 - 貴彦は毎朝駅で同じ電車に乗り合わせるその女性のことが気になっていた。
柔らかそうな栗色の髪に触れたい、くすぐったそうなその睫毛に唇で触れたい。 美しいその瞳を噛んで引きずり出して、コリコリと音を立てて味わってみたい。 リップクリームごとその可愛い唇をめくって噛みちぎり、柔らかく溶ける肉を舌の上で楽しみたい。 その衣服で隠された下にはどんなに感動的な美食があるのだろう。 そして彼女にも是非自分を食べさせたい。 でもいきなり話しかけたら変な人だと思われるかな。 貴彦は話しかける勇気もなく、毎朝先に降りて行く彼女の後ろ姿をただ見送るだけだった。
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
10 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 23:17:37.45 ID:1733Jzh5 - 同僚の啓太は一週間前、愛するふみえさんに遂に告白した。
「好きだ!」と叫んで胸に突撃した啓太は、ふみえさんが持っていた護身用のハンマーで頭を殴られ、 病院に運ばれることもなく会社で放置され、死んだ。 俺はあんなことになるのはゴメンだ、貴彦はそう思うと慎重にならざるを得なかった。 殺されるのが嫌なんじゃない、彼女に嫌われるのが怖いのだ。
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- 白い月の下で、あなたを食べたい
11 :創る名無しに見る名無し[sage]:2019/01/12(土) 23:18:33.86 ID:1733Jzh5 - 何か自然に話しかけられるきっかけを貴彦は待つしかなかった。
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