- エルドランシリーズSS総合スレ4
31 :獣帝[]:2014/05/04(日) 20:34:10.60 ID:qEwtK8RM - 麻子の本性と決勝戦の幕開け!!(第28話『負けられない直球勝負!!』より)
友樹(ナレーション)「その後、白熱する大会を余所にのぞみたちは順調に試合を勝ち進め、陽昇中テニス部は遂に決勝戦へと足を踏み入れるが、相手はやっぱり麻子率いる極楽中テニス部だった!」 のぞみたち陽昇中テニス部は難なく決勝戦進出を果たすが、麻子たち極楽中テニス部に敗退した他校のテニス部はみんなショックのあまり凹んでいた。 友樹(ナレーション)「2回戦と準決勝戦で極楽中に負けた他校の部はみんなこの世の終わりみたいな顔してた。それ程麻子が強いって事を意味してるのか、そんな相手にのぞみたちはいったいどう対抗する気だ?なんか始まる前からヤバそうだぞ。」 決勝戦数分前、観客席で友樹たちが麻子に魔法のラケットを渡した謎の少女について話し合っていた。 唯「ねえ、気にならない?麻子ちゃんにあんな物騒なラケット渡した女の子って。」 恭輔「ああ、何処のどいつがあんな物を?そもそも何でアイツなんだ?別にテニスができりゃ誰でも構わねえじゃんかよ。」 友樹「それ以前にその娘、麻子が前にのぞみに負けた事も知ってたそうだけど、もしかして何か企んでる?でもだからと言ってラケットを渡したのには何の意味が?」 吼太「みんな、お待たせ。」 一同の下へ吼太がやってくる。 ワタル「吼太、オマエ何処行ってたんだよ?」 ティンクル「ニー!」 吼太「さっきね、マナブくんに電話して麻子ちゃんの事詳しく聞かせてもらったんだよ。そしたらこんな事がわかったんだ。」 吼太がマナブから聞いた情報を友樹たちに話す。 回想シーン 6年前、小学生時代の麻子(当事8歳)が楽しそうにテニスの練習をしていた。 吼太(現実)「何でも麻子ちゃん、小学生の時からテニスに熱中してたんだけど、あまりに上手すぎるせいかよく負けた相手の事を見下してたらしいよ。」 5年後、中学生に進級した麻子(当事13歳)はその天才的な腕で次々とテニスで相手に打ち勝っていく。 吼太「それが成長と共に徐々にエスカレートしていって、今では自分の事しか考えてない自己中心的な性格になっちゃったみたい。しかも勝負で自分が不利になると、相手に怪我させるようなプレーを 平気で行っては勝ちをもぎ取り、それが原因で他校からかなり恨みを買ってるとかどうとか。」 テニスで連勝した麻子は不適な笑みを浮かべる。 回想シーン終了 吼太「クイーンって異名も、そんな彼女の女王様みたいな高圧的な性格に皮肉を込められて付けられたんだってさ。両親も手を焼いてるみたいだし、ある意味のぞみちゃんたちにとっては最強の相手になりそうだね。」 恭輔「へえ、所謂不良少女ってヤツだな。」 友樹「オマエが言うなよオマエが!!」 元々不良の恭輔に友樹がツッコミを入れていると、一同の下に犬神がやってくる。 犬神「なんだ、もう決勝戦まで進んでたのか。」 マリア「あら犬神先生、いつから来てらしたの?」 犬神「ついさっき着いたばかりです、近くで見てみると結構試合盛り上がってますね。」 何やら嬉しそうにニヤニヤしてる遥に犬神が話しかける。
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32 :獣帝[]:2014/05/04(日) 20:35:33.57 ID:qEwtK8RM - 犬神「遥。」
遥「!」 犬神「少し喉を潤せ、これから起きる事を見逃すなよ。」 犬神は遥に缶ジュースを差し出す。 遥「あ、ありがと、お兄ちゃん・・・。」 審判「いよいよ本大会も決勝戦!果たして勝利の栄光を手に入れるのは陽昇学園中学校か!?それとも極楽中学校か!?」 歓声と共にのぞみたちがスタジアムに入場してくる。 麻子「なんとか勝ち抜けたみたいね、まっそれでもわたしが勝つのには変わりないけど。」 美穂「のぞみ、この試合わたしも出るわ。あなたが狙われてる以上キャプテンとしてほっとけないわ。」 のぞみ「うん、サポートお願い美穂。」 のぞみと美穂が試合を始める為、麻子たちといっしょにコートに集まる。 のぞみ「勝負だよ麻子ちゃん!わたしだってみんなの為に負けるわけにはいかない・・・。」 麻子「わたしの夢は、プロテニス選手になって世界で活躍する事。」 のぞみ、美穂「!」 麻子「その為には勝ち続けなきゃならないのよ!わたしにとっての不幸は好きなスポーツで負ける事、去年アンタに負けたわたしがどんな思いでいたかわかる?相当屈辱だったわよ!テニスとは無縁のアンタなんかに・・・!!」 麻子は憤りのあまり魔法のラケットを握り締め、のぞみたちを睨みつける。 麻子「だからこの試合勝たせてもらうわよ!所詮対戦相手やチームメイトはみんなわたしが夢を叶える為の踏み台に過ぎないんだし、アンタたちはそこで大人しくくたばってなさいっての!!」 麻子のその発言に観客席にいた遥がカチンと来る。 美穂「ちょっと!踏み台って、わたしたちはともかく仲間に向かってその言い方はないでしょ!?」 麻子「踏み台は踏み台よ!自分の夢が叶うなら他人がどうなろうと知ったこっちゃないわ!!どうせそっちは対した夢も持ってないんでしょ!?だったら無駄口言わないで協力しなさいよ、わたしにとってそれが一番大事な事なんだから!」 麻子に踏み台呼ばわりされた部員たちもショックを隠せずにいた。 唯「うわっなんつー自分勝手!まさに女王様そのものだよ!!」 友樹「のぞみ!美穂!陽昇中の誇りにかけて絶対勝てよ!!」 友樹が負けじとのぞみたちを応援する中、遥は込み上げてくる苛立ちを押さえていた。 遥(おっと我慢我慢、どうせこの後の展開は知ってるんだし、のぞみちゃんには悪いけどこの試合負けてもらわないと。) のぞみ「そんなの間違ってる!テニスはみんなで楽しくやるスポーツなんだよ!!勝ってわたしが麻子ちゃんにそれを教えてあげる!!」 麻子「面白い!来るなら来てみなさい!返り討ちにしてあげるわよ!!」 のぞみたちが構えると、審判がホイッスルを鳴らして決勝戦を開始する。 審判「試合開始!!」 ぶっちゃけ沖佳苗さん(麻子、マナブ役)もオレが好きな声優の一人なんだよね〜♪オレはそういうのは見ないけど、前にウィキで調べたところ5年前のプリキュアで主役演ってたみたいですし。
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34 :獣帝[]:2014/05/04(日) 23:15:43.84 ID:qEwtK8RM - まだ20歳の結構若いイケメンさんです(笑)
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