- 非リレー型バトルロワイアルを発表するスレ Part33
216 : ◆XPDEj77ipA [sage]:2013/06/02(日) 22:01:46.12 ID:C3RkJFmZ - 投下します。
5 夢-return- 登場人物 イトカ
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217 : ◆XPDEj77ipA [sage]:2013/06/02(日) 22:04:17.09 ID:C3RkJFmZ - さて、『夢』とは何だろうか。
寝る際に見るもの、と言えばいいのだろうか。 では、その種類となればどうだろうか。 初夢といった、縁起に関わるもの。 正夢といった、現実に表れるようなもの。 ――――悪夢といった、不安にさせる恐ろしいもの。 だが、あくまで夢は夢、正夢であろうとも、別に現実には何も影響しないのだ。 現実は現実、夢は夢、混ざりあうことはない。 ここに、一人の少女がいる。 名前はイトカ、夢を見るのを恐れる少女だ。 夢を見るのは怖い――――とは思わないだろう、普通は。 だが、彼女は夢を見ることを嫌がるそれ相応の『理由』がある。 (ああ、また見ているのかぁ……) 彼女は、ここが現実か夢か理解していない。 いったい今、ここが自分の夢の中なのか、現実なのか、わからないのだ。 夢ならば、早く醒めてほしい。 怖いのは、嫌だから。 彼女を支配しているのは、『夢』が終わってほしいという願いだけだ。 (しかも、今度は変な場所で……殺し合いだって) でも、今まで夢の中で他の人が出たことはあったが、ここまで関与してきたことはない。 今までの夢とは違うのか、そうイトカは考えた。 「……怖いなぁ」 ふと、口からポロリと言葉が出た。 それは彼女自身が抱いている心情そのものであった。 ただし、他の人がいう怖いとは、ベクトルが違う。 彼女はこの殺し合いが『現実』のものと気づいていない。 彼女が恐れるものは、更なる悪夢への移動だ。 「――――あぁ」 ゆらゆらと、彼女の視界が揺れる。 また違う夢を見るのだろうと彼女は思った。 (せめて、次は……幸せな夢だといいな) 叶うかもわからない願いを胸に、彼女は眠りに堕ちた。 【???/?】 【イトカ@密室のサクリファイス】 [状態]睡眠中、腕に数字の「15」 [所持品]基本支給品、ランダム支給品 [思考]…… ※参戦時期は不明ですが、自分の能力についてわかっていません
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218 : ◆XPDEj77ipA [sage]:2013/06/02(日) 22:06:01.02 ID:C3RkJFmZ - 投下終了です。
あと10回って言いましたが、次回で???を外そうと思ってます。
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