- 【なりきりリレー小説】ローファンタジー世界で冒険!3
41 :テイル ◆jIx.3BH8KE [sage]:2013/05/05(日) 00:44:14.53 ID:+TDsdEYA - >>37
>「陰陽」 >「「破邪砲!」」 メ○ローア……じゃなくて陰陽破邪砲が炸裂し、ニャルラトホテプを包み込む! 「惜しい事を…」「我らを」「受け入れれば」「天位を狙える力を」「手に入れられたというのに」 負け惜しみのような言葉だけを残して――炎と水の奔流がおさまった時、そこには何も残っていなかった。 それと同時に暗黒の空間が砕け散り、周囲の風景が塗り替わる。 他の街よりもひときわ大きい喧騒に、鮮やかな色彩。どうやら無事に元の世界に帰ってきたようだ。 「やれやれ、バロックの海に帰ったか」 と、黒いローブをまとい、フードを目深に被った何者か。 顔を覗き込むと金色の髪に青い瞳の女神である事がわかるだろう。まるで顔バレを怖れる芸能人である。 そしてそれを言うならディラックの海だ。 「バロックといえばこうしちゃいられない、音楽祭の本戦始まっちゃうよ!」 2,3歩歩きだしかけて振り返る。 「何しに行くかって? もちろん観戦……じゃなくて警備。 いや、さっきみたいのが出て来たから警戒するに越した事はないかなーって。 祭りっていうのはいつの世もどさくさに紛れてやんちゃする奴が出るもんでしょ。 神魔大帝はあの時人為的に”厄災”を呼び出し頂天魔となった……。 もしもあの時と同じように”厄災”を呼び出すものを持ち込んでる輩がいるとしたら……一大事だ。 ……まあアレが出るらしいから合間に聞いてくれてもいいけど?」 この親馬鹿(馬鹿親?)、警備を口実に友人夫婦を我が子の応援に誘っているだけではなかろうか!?
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