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創る名無しに見る名無し
だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5

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だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
280 :創る名無しに見る名無し[]:2011/08/07(日) 01:57:29.13 ID:WVSjKvMw
>>279
dです。じゃあさっそくやっていきます。シーマ様にぶたれたい
…ていうか、ここですらフィーチャーされないガーたんマジ涙目…
とりあえずプロローグと次回予告を打っておきます。
変なとこあったら指摘してください。

Vの後って連邦もリガミリもほぼ壊滅してますよね?
いっそ連邦軍再生編とか。新連邦軍再結成に貢献した伝説の女性
パイロット、シャルロットの軌跡、みたいなw
だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
281 :創る名無しに見る名無し[]:2011/08/07(日) 02:10:59.69 ID:WVSjKvMw


 宇宙世紀0085。地球連邦軍特殊テロ対策部隊『ティターンズ』は、反地球連邦デモを起こしたスペース・コロニー、サイド1・30バン
チに毒ガスを注入、住民約1500万人を虐殺した。ティターンズが報道規制を行ったため当時この事件は病原体のバイオハザードによる全滅
と発表されたが、真相を知る一部の地球連邦軍士官はこれに反発し、ブレックス・フォーラ准将を中心として反地球連邦組織『エゥーゴ』を結
成、二年後の宇宙世紀0087に大規模な軍事衝突――グリプス戦役が勃発することになる。

 ――ここまでが公式記録であり、正史である。そこにある矛盾は極めて小さく、それゆえ本当に隠された真実の存在に気づく者は少ない。

 なぜ、ティターンズは毒ガスを使う必要があったのか。
 当時のティターンズの標準装備はRGM‐79Qジム・クゥエルである。これは対MS戦よりもそれ以外――対車両戦や対人戦に適したMS
であったと言われている。カタログスペックや武装はRGM‐79Nジム・カスタムとさほど変わらないため、兵器としての性能は落とすこと
なく、センサーやシステム面での変更、推力及びフレームバランスをコロニー内での征圧戦用に調整したマイナーチェンジ機であった、とする
説が有力である。
 こうした装備があるなら、当然ティターンズはこの装備をフルに生かすための訓練――すなわちコロニー内征圧戦、MSによる対歩兵戦の訓
練も充分に積んでいたはずである。ティターンズとは言い換えるなら、『MSで人間を殺すエキスパート』であったとする見方も成り立つのだ。
 毒ガスなど、使う必要が無い。
 そんなものを持ち出さなくても、通常の装備だけで充分対応できるはずなのだ。ティターンズは発足当時から本来の大義名分であるジオン残
党の摘発ではなく、スペース・コロニー市民の弾圧を主として行動していたと言われる。訓練だけでなく、実働経験も一度や二度ではないはず
なのだ。わざわざサイド1・30バンチに限って毒ガスを使う根拠が無い。MSで殺すより、毒ガスを撒いた方が楽だから? それは本末転倒
だ。「だったらクゥエルじゃなくてカスタムでいいよね」と言い返される。わざわざそのために特注で機体を造る意味が無い。それでも毒ガス
が必要だった意味は?
 ――絶対に、ただの一人も生かして逃がすわけにはいかなかった? あるいは、施設を残して人間だけを殲滅したかった?



 機動戦士ガンダム・ガーベラ
 0.「『30バンチ事件』におけるティターンズ及び地球連邦軍の行動推移と事後対策
への考察及びその問題点」より一部抜粋

だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
282 :創る名無しに見る名無し[]:2011/08/07(日) 02:16:28.13 ID:WVSjKvMw


 なぜ、ティターンズは報道規制を行う必要があったのか。
 ティターンズは発足当時から連邦軍の中でも生え抜きのエースやエリートパイロットで構成され、最高司令であるジャミトフ・ハイマン中将
の後押しもあり、連邦軍内での地位は確固たるものであったはずである。そして、ティターンズにはジオン残党殲滅という強力な大義名分があ
った。終戦後5年余りを過ぎたとはいえ、ジオンが起こした一年戦争の傷跡は地球・宇宙を問わず、各地に深く残っていたはずである。スペー
スノイドの中では絶大な支持を得ていたとはいえ、地球連邦市民の総意という角度から考えれば、ジオンの総評は結局のところ、「前大戦を引
き起こした張本人」という辺りに落ち着くはずである。それを上手く利用して世論を誘導すれば、ティターンズは非難を受けるどころか、むし
ろその立場をさらに強めることも出来たはずである。事実当時のティターンズには、ジャミトフ・ハイマンやバスク・オムなど、その方面に高
い能力を持つ人材が揃っていた。また、そういった優秀な人材が、これだけの作戦を行い、これだけの被害を出しておきながら、通常の報道規
制でその事実を全て隠蔽できると思ったのだろうか。ティターンズの中核を担う急進派の判断としては、いささか楽観的な対応ではないだろう
か。

 報道規制など、消極的に過ぎる。

 どちらかといえば、報道規制をして世論を抑えなければならなかったのは、その通り一遍の方法論から考えても、母体である地球連邦軍のほ
うではないだろうか。

 そして、そもそも何が隠されていたのか。
 これが最大の謎である。毒ガスで人を殺したこと? 隠す意味が無い。前項で指摘した理由も一つだが、今さらそんなことを隠すまでも無く、
当時の人々の間ではティターンズは『スペースノイドを弾圧するための愚連隊』であるという評価が蔓延していた。少なくとも、地球連邦が誇
る正義のトップガン部隊であるとは、ただの一人も考えていなかったはずだ。むしろティターンズ側もそれを知っていて、開き直って毒ガスを
使ったと考えた方が辻褄も合ってくるのである。何故毒ガスを使ったのか。「逆らえばこうなるぞ」とスペースノイドを暗に恫喝するためだ。
自分が住んでいるコロニーという密室に毒ガスを撒かれるという恐怖は、想像を絶するものがあったはずだ。恐怖によって反地球連邦政府運動
を沈静化するという意味では、非道ではあるが確かに有効な一手ではある。

 なら、何が隠されていたのか。

 それはおそらく、ティターンズの目論見に反するもの――つまり、ティターンズの作り上げた威信と恐怖を、払拭してしまうような何かであ
る。
 そして前項の通り、報道規制を敷いたのがどちらかというと地球連邦軍本隊の主導であったとするならば、そこに隠されていたのはおそらく、
地球連邦軍とティターンズの関係に亀裂を走らせるような何かである。

 ――これは、あくまで私の推論である。物的証拠はまだ無い。
 だが、こう考えれば、私があの時見た『彼』の存在を立証できるのである。

 きっと、そこには、いたのだ。
 ティターンズの毒ガス作戦を目の当たりにして、コロニー市民を護るために迷わず銃を取った、勇敢な地球連邦軍士官がいたのだ。

機動戦士ガンダム・ガーベラ
0.「『30バンチ事件』におけるティターンズ及び地球連邦軍の行動推移と事後対策 への考察及びその問題点」より一部抜粋(2)
だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
283 :創る名無しに見る名無し[]:2011/08/07(日) 02:18:02.46 ID:WVSjKvMw


 次回予告

 貴方が知っている歴史は、果たして真実によって紡がれているだろうか。
 真実だとして、それを誰が保証してくれるだろうか。
 先生? 学校? 世間? 国家? 現代に遺る史跡や証拠物件?
 ――その中のどれか一つでも保証してくれるなら、それは貴方の真実と
 なりうる。
 でも、貴方が知っている『その歴史』の中には、その全てから背を向け
 られた人々が、MSが、確かに存在する。
 でも、それを貴方が見る必要は無い。
 歴史の闇に葬られた『幻』を見ようとすれば、葬った者は貴方に代償を
 求めるだろう。あってはならないことだから。

 ――あってはならないことが、今始まる。

 真実とされていたことが虚構に変わり、幻だったものが実体を持って現
 れる。

 静かに佇む荒野の古城。牙を持て余し彷徨う咎人。砂塵が吹き荒ぶキャ
 リフォルニアの廃墟で、迷い犬達の決闘が始まる。

 次回、機動戦士ガンダム・ガーベラ『その後の北米管区総本部』
 歴史の闇を、一条の光が駆け抜ける。
だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
284 :創る名無しに見る名無し[]:2011/08/07(日) 02:19:22.46 ID:WVSjKvMw
後半が省略された……なんでだ地区ショー!


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