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創る名無しに見る名無し
中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど

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中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
146 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/27(月) 01:04:15 ID:xi3Xl4fg
わたしに発熱ウィルスがうつらないように、着の身着のままで小屋に待機させておいた小間使いニュータイプ。
わたしの小屋の目と鼻の先にいる。
わたしの脳内の快感物質が足りないときに、ヒスで騒ぐ声が聞こえてるらしい。

小間使いの、その下の、ニュータイプたちが心配してこっそり小屋に行き、わたしの機嫌をなんとか取るように頼みにいったとかなんとかww
体より、大切なのはお姫さまの 逆 切 れ www

お仕えしてるニュータイプが、わたしの機嫌を損ねたら、その下につくじぶんたちにも火の粉が、いや火の玉が飛んでくるものね。
病人の苦しみよりも保身、保身、保身!

3日目の朝、小間使いニュータイプが足引きずって、マスクして、ヨレヨレと出かけるのを見たって、吸血ニュータイプからメールが入った。
まだ眠いんだよ、メールで起こすなよ…ってゆうのは嘘。
早朝なら秘密になると思ってんじゃないよ。わたしのとこには森の連中の話はぜぇ〜んっぶっ、入ってくるんだからね!!どや顔しちゃうよww
夜に、森を見張らせていた吸血ニュータイプたちの一人からメール。ロバに引かせた荷車でなんか運んできた。
ロバに乗ってしまうとロバが進まなくなるので、ロバのそばを歩く。ヨレヨレしてロバについていけない。

ねえ、そんなんじゃロバにもヴァカにれるよ!?

ごほん、ごほん、とマスクを咳で揺らす。
吸血ニュータイプは、当然助けな〜い!ww

共依存関係が無いと、吸血たちには感情がわかない。至近距離で戦争が起こっても、きっと兵隊からいい男とか探しちゃうww
物を表面でしか見れない。テレビ画面を見るように表面で見ながら流れ弾に当たるんだわきっとwwww

さて、3時間も吸血ニュータイプをとおして傍観していたら、当然小間使いは倒れたwww
吸血たちが、その荷物だけを持ってきた。

荷 物 だ けwww


「姫さまが森に住所を構えた後に街から追放され、森に住んだコヒが引きこもった記録があります」
それがどうかしましたか?個人の自由を尊重することが福祉活動の基本だと思っております。

「姫さまじきじきに街へ勧誘活動に出て呼び掛けたとのこと。呼びかけるからにはコヒに提供するものがあって呼んだと、ふつうは考えるのですが?」
わたしから聞きたいわ。提供ってなに?そんな受け身のコヒは呼びません。じぶんから探す勇敢なコヒを誘いました。

「街の噂では、この森の評判はばらばらです。コヒのユートピアでもあり、コヒが街へ戻るための修行場や研修の場でもあり、マインドコントロールされて慣れ合うだけの共依存集団でもあるという。街はコヒがここで身につける力を信用していません」
お城にはこの森の努力を、向上心を認めていただいていますわ!街で働けるコヒを作るなんてひと言もゆった覚えありません。噂のためにこのボランティアをしているのではありませんわ。
中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
147 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/27(月) 01:12:10 ID:xi3Xl4fg
運んで来たのは、山のような焼き肉用肉と、それを保冷するためのドライアイスだった。
ドライアイスが蒸発してしまったので、小間使いの苦労跡の半分はなんにも残らない。

1日見張りについやした吸血ニュータイプたちが、顔に空腹でひもじい色をただよわせながら黙ってわたしを見つめてる。
うざいわ。
目に見えないものは気にならなくなっちゃうので、側近に目で合図して、黙ってドアを閉めちゃった。
なにこのご機嫌とりアイテムwなんも感じないww

あ〜ん!肉だけじゃなくってお野菜!海鮮!うどん!たれ!足をジタバタさせたらあら不思議www
全部が運搬魔法でそろっちゃった。
小屋の中は焼き肉の煙がもうもうと充満した。
「服に煙の臭いつくし!いやんなっちゃう!」
騒ぐ端から側近と小間使いが次々とカルビを焼く。牛タンはどこ!?テーブルのわたしの前にだけ次々肉が並ぶ!

水密のように甘そうな桃色のトントロ。その奥にはオレンジシャーベットのように光るホルモン。
ルビーのような真紅の輝きを放つ牛赤味。その輝きの向こうに見えるさらに深い紅のベッドに雪を降らせたかのような、霜降り牛肉。
ゴールドがまぶされたようなキムチとネギ塩漬け豚肉。どんな電灯の下でもチョコレートのような甘い存在感でとろっと光るジンギスカン。


「この森における個人と集団との一線が、取材してもしても見えてきませんが?」
個人のプライバシーを超える部分までの取材は許可した覚えがありませんが。

「結論として、森の生活についてこれないならひきこもるコヒも存在してオーケーとしているのですね?」
違います。この森はじぶんの向上を忘れず、クオリティーオブライフをジツゲンして、じぶんを生かし、毎日ワクテカした気分が続き、ナカーマと繋がり、
世のため人のために役に立っているじぶんのポジションを肌で感じられ、有意義で前向きで生き甲斐を感じられる、人生のプレゼントをもらえるとこなのです。

「だから、もらえるもの、与えられるものが具体的にわからないのですが。物ですか?お金ですか?役職ですか?根拠のあるアイディンティティですか?学力ですか?
クスリではないですよね?生活の指針ですか?示唆のある言葉ですか?コヒはそもそもゆわれる言葉がわからないと聞いていますが」
チャンスです。夢です。これ以上の宝物は存在しないと信じております。
中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
148 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/27(月) 01:18:53 ID:xi3Xl4fg
焼く前は色っぽく並んで挑発してくるずるい手羽先と鳥脚。
並べ忘れがないか、わたしは目を皿にしてニュータイプたちを見張る!
わたしの顔色を見なさい!わたしがなんもゆわなくても、あんたたちのボスの目線の先をじぶんから進んで見なさい!
わたしから目を逸らしたニュータイプは容赦なく怒りつける!

ドキドキする!興奮する!
そうよ、わたしだけ!わたし!わたし!わたしだけが満たされればそれでいいの!
ホタテ、イセエビ、カキ、ズワイガニ、おいしい!

でも脚が4本あるやつの肉って一番おいしいし嫌なことイパーイ忘れられる。
一生懸命人間のゆうことを聞いても、人間の気まぐれに心を許して懐いてあげても、荷物運んでも、畑耕しても、ミルクあげても、ときには人間の子供と遊んだげても、どれだけやっても人間さまの都合でこの動物どもは食べられるのだ。

だって人間さま偉いもの!wwwww
ニュータイプも、森の姫のわたしも、偉いもの!wwwww


「チャンスと夢のために、コヒの自尊心と生活時間と金品の一部と労働力を森に差し出させるのですか?」
違います。コヒは街ではわからなかった、空気を読む、という大切なことを身につけます。その結果、自然に、ほんとに自然に善意で積極的に労働力など協力してくれるのです。自主的になるのです。

「コヒは惜しみない協力と善意を提供したら、あとは森以外のどこかが生活や健康を面倒みてくれて、仕事のあっせんとかしてくれるわけじゃないんでしょ?
でも実際には寝るとこや食事に困ってるコヒが、森を当てにしてきている。当てにすることを姫さまは拒んでいない。でもふたを開けると実際は」
なによになよになよ!なにをゆってるかわからない!どうゆうことですか!わたしがなにをコヒたちにしているってゆいたいのですか!
なにがよくてなにがよくないのか、わたしにゆえるほどこの森の内側を知らないでしょ!知ってるとしたらそれこそ問題だわ!
女手一つで運営していると思って!王子が見つからないからって足元見てるのねっ!出るとこへ出てもいいのよ!

「姫さまはごじぶんの評価を気にしているようですが…問題はまだ生活物資と精神的な支えに困窮しているコヒが実際に大多数いるという事実ではないのですか?」
そちらこそこの森のただの事実を、まるで欠点のようにふくらませないでいただきたいわ!ここの空気がどんなに健全でどんなに平和か、住んでもいないくせにわからないですよね?
わかるんですか?ただのスクープほしさに、いたいけな独身女性や純情でメンタルが敏感なコヒたちに向かって、言葉の暴力を振るわないでいただけませんこと!?

「空気の読み方を身につけたら街へ戻れないのですか?」
戻れないコヒは、じぶんでじぶんに責任を感じるべきであると思っていますわ。あとは気になるなら街のみなさんで戻してくださいな。
わたしからは、コヒたちの自主的な行動にたいして、続けてともやめてとも、なにもゆう気はありませんわ。森よりも快適な街を作って、オイデオイデしてあげればいいでしょうに。
中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
149 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/27(月) 01:31:10 ID:xi3Xl4fg
コヒも4本足の動物どもと同じね。
都合が悪くなったら潰してあげるけど、それまでは一生懸命謝り続けなさい。
生まれてから信じてきた人間さまたちにも、街の人にも、ニュータイプにも謝って、はぶかれて謝って、追い出されて謝って、いじめられて謝って、蹴られて謝って、
裏切られて謝って、無視されて謝って、フラッシュBしておかしくなって謝って、もっとおかしくなって侮辱しやすいように努力して、侮辱されたら謝って、ゆうこと聞いて謝って、
もっとミスして、もっとじぶんを嫌いになって、もっとひもじくなって、もっと頭の中を真っ白にして、もっとナカーマとの関係を忘れて、もっと自信を失って、
もっと恐怖にビビッて、もっと今いるとこも今していることも忘れて、もっとうちの中を汚して、もっと眠れなくなって、もっと食べられなくなって、もっと太って、
もっと醜くなって、もっと卑しくなって、もっと怨みがましくなって、もっとできることもできないことも忘れていって、もっとじぶんがだれだかも忘れて、

そしてわたしのことをだいだいだい好きでいなさいね。


「取材した結果、支援が必要な個人が放置され、集団活動が出来る見栄えの良いコヒだけがこの森の全てのアイディンティティのように扱われている事実しか残らないのです」
偏見ですわ。事実でない言葉にはわたしは耳を貸しませんの。

「コヒ個人にはどんな森として認識されているか、個人取材してもかまわないですね?」
いい加減にしてください。わたしがきちんと答えられる者をそろえるというのが信用できないのですか。わたしを信用していない取材者に森の取材は許しません。

「ルールというか、基準が見えないのですが?」
あなたが勝手に見えないだけだと思いますわww
この森は、先にもお話ししましたように、コヒたちみんなが向上を忘れず、クオリティーオブライフをジツゲンして、じぶんを生かし、毎日ワクテカした気分が続き、
ナカーマと繋がり、世のため人のために役に立っているじぶんのポジションを肌で感じられ、有意義で前向きで生き甲斐を感じられ、
生まれて初めて空気の読み方を知ることができる、楽しい楽しい楽しい楽しい場所なんですよ。


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