- 中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
141 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 01:10:08 ID:MGAN+ZdO - 穴は、すごい半端な穴が掘られたらしい。
しかし、シールド機械が入るかどうかは、わかんないくらいギリギリのサイズにしかならない。 深さも足りない?あまり浅すぎると穴の天井部分が崩れやすくなる。技術者コヒがいらいらしてきた。 崩れるかもしれないものは崩れるかもしれないので、だれかコヒのせいにして済む問題ではないという。 やだな。 簡単な問題にしちゃいたいなwww なにあんた、細かいこだわりのコヒの性格してたの? わたしやニュータイプと同族だと思っていたのに。 だったら嫌になったとき、捨てるよ。 わたしのしぶい顔を見て、側近と小間使いたちが陰でヒソヒソ打ち合わせていた。 そして、穴が掘れてからの計画を細かく立てさせ始めた。 魔法の鏡ソフトに強いスタッフも助っ人に別なとこから引っ張ってきた。 じゃ、なに?わたしがもっと早く進むように段取り組めッて思ってたと思ったの? そんなことゆってないよ。 ゆっちゃお。「そんなことだれもゆってない!」 小間使いがビクッとして振り返りざまに、服から体温計が落ちた。 「なによあんた、仕事がめんどうで熱でも言い訳にできないかなとか思ったわけぇ!?今まで森でなに学んできたのよこの裏切りもの!」
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142 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 01:16:10 ID:MGAN+ZdO - もう一人の小間使いが体温計を拾い上げて読んだ。
「姫さま、彼女38度になりました。彼女はともかくとして姫さまにうつったら一大事なので、小屋へ待機させませんか?」 わかったわかったww でもお姫さまは気が向くまで言いたいことを言ってないと我慢できないのっ! ああゆわれたらこうゆう瞬間が毎日あることが躁ハッピィの秘訣だし、ハイになって興奮するの! 「だったら遅れた作業をするスタッフを今すぐ代わりに連れてきてよ!わたしはその辺のセレブに比べたら夜も満足に寝ないで森の警備をやってるのよ!?このわたしの気持がスタッフたちにわかる?ねえ!わかるってぇの!?」 いつの間にか側近も小間使いもその下のスタッフたちも全員が直立不動、恐怖にひきつった顔で聞いていた。 それに気づいてわたしの怒鳴りにちょっと間が開いた。 すかさず「もうしわけありませんでした姫」「ごめんなさいアタシが悪いのかな?」 「姫さまの気持を忘れないようにもっともっと気をつけます。手に書きます。すいませんでした」 「すいません」「すいません」「すいません!」お詫びの連射。 「うるさあい!わたししばらく気が済まないからねっ!」 自分の部屋へ飛び込んでドアパタンッ! はあっ。いつもなながらビビらせるってハイになる!興奮する!www シールドで横穴が空いたら、壁にはめこんだブロックの上からさらにコンクリを塗るんだそうな。 で?終わり? 違うらすぃ。夏も冬も温度変化をあんまり起こさないように、内側にも壁を一枚作って、その間の隙間を真空にする。 これで湯沸かしポットのような、温度の変わらない空間になるんだとか。 そして断面図に横に線が入った。上と下にできた空間には、配線が入る。 なにかあったら直せるように、蓋付きにする。
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143 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 02:21:36 ID:MGAN+ZdO - それから内部の設計。カプセル並べる場所。
管理するニュータイプが歩く通路。なんかあったときに避難する場所。 それから、わたしの思いつきの、動く通路。 あら、設計図なんてコヒは嫌がると思ったら、案外さくさく進むのね。 2日たった。どんなカプセル牧場ができるか、だんだんわかりやすくなってきたわ。 たーいくつっ。 そんな夜。 元気な小間使いが小屋を片づけるのを眺めながらワインでうだうだ暇をつぶしていた。 そこへ、魔法の鏡メールの着信音がした。 それから、KYな客も来た。夜なのに。空気と時計読めよ。遠くの街から身一つで救われにきた、コヒだった。 次の日、小屋に来たのは、北のほうから来たジャーナリストってやつだ。 「森はコヒのユートピアですか?」 違います。試練もあれば苦労もある、それに向かって努力するコヒを応援するところですww 「森は自己啓発研究所や訓練所みたいなとこですか?」 違います。そんな専門家もいないしそんなプログラムもありません。ナカーマと楽しくやるための心得をたまに賢いナカーマが語って、聞きたい者が聞くだけです。 「森はコヒの結束集会所ですか?」 違います。ベッドに引きこもっているコヒもいますが、自由に暮らしていますし、それをとがめる者も、なにかを矯正する者もいません。 「……ぜいたくは望みませんから、お気に入りのものに囲まれたカワイイ小屋で暮らしたいです」 フルフルした、うさぎちゃんのような少女コヒ。いや、乙女の振りして年はもーちょっと取ってるかも。こ〜ゆ〜のってなかなか計算高くってむかつくことあるしww まあいいや。 「ストレスを抱えていない人とか人間関係が安定してる人だけと交流して、人に影響されない暮らしがしたいんです」 はいわだかまりわだかまりわだかまり! 夜なので手近な小屋に「ほら、ここならあなたに合うと思うわ!ううん、お礼はいいのよ!コヒを楽しくするのがわたしの生きがいだからww」放りこんだ。 そこの小屋のリーダーは副リーダーの意見に添えなかったあと、副リーダーからインフルになってまだ謝れてないし、そこの小屋のコヒが穴掘り作業でヘマやって、 そのあとフラッシュBしたときに技術者コヒがゆっちゃいけないことをうっかりゆっちゃってパ二くらせて、仲裁に入った小屋のリーダーが結局口はさめなくて活躍できないまま終わったら、 ヘマしたコヒが嫌われたと思ってベッドから出て来なくなって、それをなぐさめにいった無関係なコヒがじぶん語り6時間やって、そのトモダチニュータイプたちが ヘマしたコヒがなぐさめに応じないことをなじって「かわいそー」の大合唱をしたら、合唱につられて吸血ニュータイプグループがやってきて、見かねた小屋のリーダーが 吸血ニュータイプを雇っている穴掘りのなんたらチームに苦情をゆって……
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144 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 02:29:54 ID:MGAN+ZdO - 「森は事業所ですか?」
儲けは想定していません。わたしの純粋な福祉活動です。 「それでは森はやっぱり人恋しいコヒが仲よくするだけのユートピアですか?」 違います。試練もあれば苦労もある、それに向かって努力するコヒを応援するところですww 「森は街へ戻りたいコヒをどのように応援するのですか?」 街へ戻れないのがコヒですww 「それでは街へ戻れなくてもう森にしか居場所がなければ、最後の居場所になりますよね?」 違います。どのコヒにも一人残らず居心地は保証できません。合わなければ自由に出て行ってもらってかまいません。 コヒのご意見は聞きますが、それにそって改善がなにかできるかはお約束できません。 ……チームは全員でシカトして、それを見ていたまたまた無関係なコヒが吸血たちに嫌みをゆって、無関係なコヒが吸血に襲われて、 無関係なコヒのトモダチが助けに入って、ヘマしたコヒのトモダチグループと険悪になって、とうとうそのトモダチグループ二つの中から一人ずつ代表が出てきて、 サシで決着つけることになって、それを聞いた別な小屋のリーダーが、ヘマしたコヒの小屋のリーダーに事態の収拾を頼んで、 リーダーが二人を集めて仲裁をしたらそれを見ていた吸血ニュータイプグループがなおざりにされた気分になって苦情をねじ込んで、 別な小屋の副リーダーが注意に入ったところを襲われて、それを聞いた副リーダーの腹心の舎弟がかたき討ちに乗り出して、 別な小屋のリーダーがそれを止めてあげると逆切れしてきて関係が険悪になっていた。 いいんじゃない? 内情は狂っていればいるほど面白い。
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145 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 02:39:04 ID:MGAN+ZdO - 「では森に合わないコヒも居られない、一人で努力ができないコヒも居られない、努力の方法がわからなくて街に戻れないコヒも居られないということですね?」
違います。この森には限りなく個性がさまざまなコヒが共生していますww 街の人から見たらおよそ不可能と思うような組み合わせが、実に仲よく暮らしているんですよww 「つまり森の姫さまのファンクラブですか?」 違います。コヒの自給自足の生活場所です。個人の権利も個人の自由もかなえられるとこです。 「生活支援するコミュニティですか?」 違います。相互の助け合いです。 「助け合いのコミニュケーションができることが必須ですか?コヒはそれができないと聞いてきましたが?」 違います。できますよ。 「ベッドに引きこもっているコヒもいるんですよね?そういう参加も許可しているのですか?」 違います。彼らはわたしがこの森に住む前から勝手に住みつき勝手に引きこもっています。それでも活発なコヒとはトラブルを起こしていませんわww 世界中のコヒも街の人も、わだかまりにまみれて生きている! み〜んな、み〜んなと気まずい。 借りを作って返してない。返せない。 貸しを作って返ってこない。許せない。 不都合も譲れない事情も焦らなければならない案件も責任も悩みも、下々の人は引き受けさせられている! さあなじみなさい赤ずきんちゃん!わだかまりを避けたつもりではまっちゃえ! わだかまり! わだかまり! わだかまり! お花を摘まないと偉い偉い、狼さんの顔が立たないよ! 空気読めない人だよ!社会常識がない人だよ!生活の保障をなんにももらえなくなるコヒだよ! そしてお花を摘んじゃうとその後で食べられちゃうよ! 自己責任だよ!自己管理不十分の過失だよ! 隙を見せて罠にはまった負け犬だよほらほら! さあどうするさあどうする!!ww
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