トップページ > 創作発表 > 2010年12月26日 > II2gTDKD

書き込み順位&時間帯一覧

17 位/132 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数0000000003000000000000003



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
創る名無しに見る名無し
ロスト・スペラー

書き込みレス一覧

ロスト・スペラー
92 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 09:11:01 ID:II2gTDKD
C級共通禁断魔法

C級禁断共通魔法は、大規模な自然災害を起こす『共通魔法<コモン・スペル>』を
『禁呪<フォビドゥン・スペル>』として、一般の使用を禁じたものである。
最も有名な『禁断共通魔法<フォビドゥン・コモン・スペル>』であり、一般には、禁断共通魔法と言えば、
これが連想される。
しかし、単純に修飾詩を重ねて、威力を高めた魔法の呪文も含む為、特定の系統が無い。
この場合は、修飾詩を部分的に封じている。
一定以上の破壊力を持てば、何でもC級禁断共通魔法に該当するのだ。
そして、一定以上の破壊力を持つには、必ず大量の魔力を要し、大量の魔力を要する魔法は
制御困難で、『魔導師』であっても使い熟せない。
例外は、天候操作系の魔法である。
天候操作系魔法は、世界規模で影響を及ぼす物でありながら、好条件が揃えば、制御が容易になる。
天候操作系に関しては、徒に使用するのは好ましくないとされながらも、旱魃・豪雪・大嵐などの
自然災害を抑える目的ならば、専門の魔導師に限り、都市の正式な要請があった後、魔導師会の
厳重な監視下で、影響を十分に見極めながら、行う事が出来る。
『禁断の地』には、「魔法大戦の伝承」に登場する、C級共通禁断魔法が封印されていると
伝えられているが、その真偽は定かでない。
ロスト・スペラー
93 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 09:12:30 ID:II2gTDKD
D級禁断共通魔法

D級禁断共通魔法は、時間と空間を操る『共通魔法<コモン・スペル>』を『禁呪<フォビドゥン・スペル>』として、
一般の使用を禁じたものである。
時間と空間を操る魔法で、現在、開発されている物は、微加速・微減速、短時間停止、情報転送など、
規模も効果も小さい物が殆ど。
その大半が、禁じる様なレベルの物では無い。
魔力を大量に消費すれば、効果を大きく出来るかも知れないが、やはり暴走・暴発が恐ろしい。
一つ間違えば、世界と違う時間の流れに取り込まれたり、異空間に飛ばされたりする。
これの研究者は、実験の度に、その可能性に脅えなければならないので、禁呪の中でも、
最も避けられている魔法である。
時空間支配は、効果の割に扱いが難しい、厄介な魔法であり、素人が濫りにD級禁断共通魔法を
使用すると、制御を失い、周囲の物を巻き込みかねない。
D級禁断共通魔法の研究施設も、巻き込まれを防ぐ為、他の禁呪の研究施設から遠ざけられる。
故に、如何に些細な物であっても、これを確実に扱える『魔導師』以外は、使用を禁じられる。
逆に言えば、確実に扱える実力のある魔導師なら(制限は付くが)、これを使用しても問題無い。
実際、幾つかの呪文は、一部の魔導師に、日常的に使用されている。
しかし、周囲の者は、それをD級禁断共通魔法だと知らない。
一般市民は、D級禁断共通魔法とは、時間を長時間停止させたり、時間の流れを極端に変えたり、
人や物を自在に転移させたりする物だと思っているからだ。
その様な魔法は、未だ正式に登録されていない。
ロスト・スペラー
94 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/26(日) 09:14:56 ID:II2gTDKD
『バファル・ススール』

魔法暦333年〜?(没年不詳)
『平穏期』に生まれた男性『魔導師』。
魔法資質を持たない者で、初めて魔導師になった人物。
14歳で初級課程から魔法学校に入学し、上級課程卒業までに20年を費やした。
初級課程で14歳は、当時としても、遅い年齢。
苦学生で、学費を稼ぎながら通学した為、卒業に20年も掛かったが、成績自体は悪くなかった。
卒業後は、魔法学校の無い地方で、『共通魔法<コモン・スペル>』を教えていた。
その後も、各地を転々として、市民に共通魔法を広め、魔法暦374年には、『魔導師会員会』の
有志と共に、『フリースクール』を始めた。
彼は全く無名だったが、地道な活動が市民の間で評価され始めて、初めて『魔導師会』に注目された。
当時の魔導師会としては、魔法資質を持たない魔導師が、高く評価されている事が、衝撃だった。
一人当たりの魔力が不足し、魔法資質の有無が益々重視されつつある時代に生まれながら、
彼は魔法資質を持たない分、誰よりも知識的・論理的に、共通魔法を理解しており、
魔法資質優位だった世間の『共通魔法使い<コモン・スペラー>』の評価を覆した。
これは魔導師会の空気を一変させた。
『八導師』は、魔導師会の魔法資質優位の体質に、自省を促し、改革の必要性を唱えた。
この結果、魔法暦397年に、バファル・ススールは八導師となった。
バファル・ススールは、それまで放置されていた魔導師会員会の地位を、僅かながら向上させ、
魔法資質を持たない者、魔導師になれなかった者も、共通魔法社会に貢献出来る仕組みを創った。
その功績は大きく評価されたが、彼は16年の任期を満了した後、行方不明となる。
彼が最後に遺した文には、共通魔法社会の発展を願う言葉と共に、魔法の素晴らしさと、
万人が魔法に携わる世界への祈りが記されていた。


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。