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◆91wbDksrrE
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魔王「お嫁にしてくださいっ!」
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ24

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魔王「お嫁にしてくださいっ!」
35 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:04:18 ID:LrW0Mavg
魔王「う……」

騎士「う?」

魔王「うみだぁぁああああああ!!!!」

騎士「テンション高いですねー。そんなに喜んでいただけるとは、休みを利用して
   つれてきた甲斐があるというものです」

魔王「何をノホホンとしているんですか騎士さん! 海ですよ海!」

騎士「海は初めてで?」

魔王「はい! 山育ちの引きこもりでしたから!」

騎士「ああ、確かにあの城山の方にありましたし、ずっとそこにいたんでしたっけ」

魔王「海って凄いですねー! 大きいですねー! しょっぱいんですか? ホントに
    しょっぱいんですか? 舐めてみてもいいですか? 駄目でも舐めますけど!」

騎士「お、落ち着いてください、魔王さん」

魔王「ええい、これが落ち着けるかぁ! ヒャッハー!」

騎士「あ、こんな所で脱ぐなんて……」

魔王「無論、下には水着完備です!」

騎士「……あ、なるほど」

魔王「ドキッとしました? ねえドキってしましたか?」

騎士「し、しませんよ……」

魔王「じゃあなんで顔赤いんですかー? うりうり」

騎士「押し付けないで下さい!」

魔王「えへへー、照れてる騎士さんはカワイイですね!」

騎士「照れてませんってば!(……ちょ、ちょっとだけぷにぷにして気持ち
   よかったかも……って私は何を!?)」

魔王「じゃあ、私泳いできますね! 騎士さんは泳がないんですか?」

騎士「……あ、泳げるなら泳ぎたいですけど……」

魔王「あれー、ひょっとして泳げないんですかー、騎士さん?」

騎士「いえ、わ、私自身が泳げるかどうか、という意味では泳げますよ? 泳げますよ?」

魔王「またまたー。騎士さんが泳げなくても私の愛は変わりませんよ!」

騎士「あ、だから一応そうではなくてですね……」

魔王「さあ、私のこっそり城を抜け出し川で鍛えたマーメイドっぷり、ごらんあれ!」

騎士「あ……待っ……行ってしまいましたか……それにしても、川でもマーメイドなんでしょうか?」
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
36 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:06:06 ID:LrW0Mavg
魔王「ひゃっはー! うわー、冷たくて気持ちいいですよぉー! ホントに海の水って
   しょっぱいんで……あいたぁっ!?」

騎士「……もう、ご先祖参りの時期、過ぎてますからねぇ」

魔王「いたたたたたたたたたっ、ほわちゃぁっ!?」

騎士「帰ってきたら、これからはちゃんと人の話を聞くように言っておきますか」

魔王「ななななななな、なんですか騎士さん、あの半透明の物体は!?」

騎士「くらげですよ。もう夏も終わりですからね。この時期になると、海には
   くらげが溢れるんです」

魔王「す、凄い痛かったですよ!? あ、なんか腫れてますし!」

騎士「くらげは人間の身体刺すんですよ。こっち来てください、薬塗りますから」

魔王「そんな魔物がいるなら、早く言ってくださいよぉー」

騎士「言おうとしたらさっさと海に飛び込んでしまったのは誰でしたっけ?」

魔王「……はーい」

騎士「ちゃんと人の話は聞きましょうね」

魔王「わかりましたぁ……あ、そこ、もっと重点的に……あふぅ」

騎士「言ってるそばから……」

魔王「うぅ……薬が身にしみるよぉ」

騎士「私が泳げないと言った意味、わかりましたか?」

魔王「それもわかりましたぁ……あ、でも」

騎士「どうしました?」

魔王「……ちょっと待っててくださいね、騎士さん。話してきますから」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

魔王「騎士さん、話つけてきましたんで入っても大丈夫ですよ!」

騎士「……話をつけてきた……? 誰と?」

魔王「くらげとです!」

騎士「……どうやって?」

魔王「くらげ語でです! 多分!」

騎士「………………?」

魔王「なんでポカンとしてるんですかっ!」

騎士「いえ、その……くらげ語とか、初めて聞きましたし」

魔王「こう見えても私、あらゆる動物語が話せるんです!」
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
37 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:06:47 ID:LrW0Mavg
騎士「へえ。博学なんですね」

魔王「コツはフィーリングです」

騎士「……それ喋れてなくないですか?」

魔王「結果的に通じれば大丈夫!」

騎士「なんと豪気な……」

魔王「えっへん!」

騎士「あまり威張る所じゃないですよ、今」

魔王「えー」

騎士「……で、要するに、海で泳いでもくらげに刺される事は無い、と?」

魔王「その通りです! 話してみたら、意外といいくらげでしたよ?」

騎士(くらげにいいとか悪いとかあるんですね……)

魔王「さあ、騎士さん、一緒にごーつーざしーですよ!」

騎士「わ……私はここで荷物見てますんで、魔王さんどうぞ楽しんできてくださ」

魔王「なんでですかー!? あ、まさか水着持ってきて無いとか?」

騎士「そうです! その通りです! それもあります!」

魔王「……それ、も?」

騎士「はっ」

魔王「正直に答えてください」

騎士「……はい」

魔王「泳げないんですね?」

騎士「……は、はい」

魔王「………………ッ」

騎士「し、仕方がないじゃないですか! 物心ついてから今まで、泳ぎを習った
   経験が無いんですからっ!」

魔王「いやぁ、もう騎士さんかーわーいーいー♪」

騎士「く……屈辱……」

魔王「じゃあ、私がレクチャーしてあげますから行きましょ?」

騎士「あ、それは……その……えーっと……」

魔王「手取り足取りくんずほぐれつ、懇切丁寧に教えてあげますよ?」

騎士「結構です」

魔王「しまった、もういつもの騎士さんに戻ってしまった!?」
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
38 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:07:37 ID:LrW0Mavg
騎士「……いえね、水着を持ってきて無いというのも本当ですから」

魔王「だったらマッパで」

騎士「お断りします」

魔王「ちぃっ……金輪際無いかもしれないチャンスを逸してしまった……
   魔王、一生の不覚……ッ!」

騎士「まあ、楽しんできてください」

魔王「ちぇー。まあ、それはそれとして、海は楽しみますよ! もうこれ以上無いくらい!」

騎士「いってらっしゃい」

魔王「いってきまーす!」

騎士(まあ、一緒に海に入ってしまうと、どうしたってバレちゃいますしね……)

魔王「ひゃっはー! 海すごーい! たのしー!」

騎士(でも……こうやって喜んでもらえるだけで、私も嬉しくなりますね……ふふ)
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
39 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:09:08 ID:LrW0Mavg
魔王「もう食べられない……とでも思ったかぁ……ムニャムニャ」

騎士「……何か楽しい夢でも見てるんですかね?」

魔王「……あ? あれ、騎士さん……ここは?」

騎士「帰り道ですよ。全く、体力全部使ってぶっ倒れるまで遊ぶなんて、
   ほんとに子供ですか」

魔王「あ……あうぅ……怒ってます?」

騎士「……怒ってはいませんよ。それだけ楽しかったという事でしょうしね」

魔王「あは、良かったです! ……さり気にこうしておんぶしてもらって、
   騎士さんと密着できたのもグー」

騎士「さて、目も覚めたようですし降りて歩きますか?」

魔王「えー!?」

騎士「嘘ですよ。疲れたでしょうしね。もう少し寝ててもいいですよ?」

魔王「ここで寝るなんてとんでもない! もっとこう、騎士さんの感触を
    肌で覚えるくらいすりすりと」

騎士「やっぱり降りて歩きたいんですね」

魔王「すりすりしませーん! しませんからー!」

騎士「……はいはい。おろしませんから安心してください」

魔王「ふぃー。一安心」

騎士「しかし、ホントに全力で遊んでましたね」

魔王「はい! 楽しかったですから! ……あ、でも……」

騎士「でも?」

魔王「騎士さんも一緒に泳いでくれたら、もっと楽しかったんですけどねー」

騎士「……すいませんね、泳げなくて」

魔王「あ、あ、でもでも、やっぱり人間何か欠点があった方が可愛いですよ!?」

騎士「すいませんが、それフォローになってないですよ?」

魔王「あうぅ」

騎士「……ふぅ」

魔王「あれ? ため息なんかついて、どうしたんですか? あ、まさか
    私が重いですか? 重かったりしますか!? でも重くても我慢
    してくださいね! 女の子に重いとか言ったら万死に値しますから!
    故に重くてついたため息ならあえてスルーする所存であります!」

騎士「あ、いえ……全然重くないですけど」

魔王「ですよねー! 重いわけないじゃないですかもう! ……でも、という事は、
    ……騎士さんは今日、退屈で詰まらなかった、とか?」
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
40 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:09:54 ID:LrW0Mavg
騎士「いえ、全然。私も魔王さん見てるだけで楽しかったですし」

魔王「見てるだけで楽しい……愛ですね!」

騎士「ただね、その楽しい日々ももうすぐ終わりかと思うと……」

魔王「ああ、いつもの如くスル…………って、はい? 今何と?」

騎士「……休暇、明日で終わりですからね。魔王さんとこうして遊べるのも
   今日までなんですよ」

魔王「あ、ああ、ああああ、なるほど、なるほどなるほどー。そういう事ですか、
   そういう事ですよね、そういう事かー、なんだーもぅー!」

騎士「……?」

魔王「安心してください! 夫の留守を預かるのは妻の務め!」

騎士「いえ、妻じゃないですから、魔王さんは」

魔王「内縁の妻の務め!」

騎士「内縁でもなく」

魔王「親戚の美少女の務め!」

騎士「……まあ、それならいいでしょう」

魔王「やたー! 騎士さんが私を美少女だと認めてくれた!」

騎士「あ……いや、それは……まあ、確かに魔王さんは可愛いですから、そこは
   認めるにやぶさかでは無いというか……」

魔王「それだけで明日からの寂しい毎日に耐えていけそうな気がします!」

騎士「まあ、任務が無い内は、ちゃんと夜には寮に戻ってきますから」

魔王「そうなんですか? じゃあご飯とか作って待ってます!」

騎士「あ、え、うん……じゃあ、楽しみにしておきますね」

魔王「任せてくださいっ!」
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
41 : ◆91wbDksrrE []:2010/12/20(月) 00:12:22 ID:LrW0Mavg
第二部その2 日常編2
〜どきっ! ふたりっきりの海水浴! バタリもあるよ♪(充電切れで落ちるが如き子供的意味で〜

----------------------------------------
ここまで

尚、>>38-39の間で時間が経過してるんですが、
改行挟みそこねてますので、脳内補完してやってください。 
魔王「お嫁にしてくださいっ!」
42 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/12/20(月) 00:13:42 ID:LrW0Mavg
安価忘れてるし・・・。

>>35-40

グダグダだ・・・○| ̄|_

                   
                        ヽ○ノ   まあいいか!
                         /
                        ノ)
                   

【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ24
867 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/20(月) 23:04:57 ID:LrW0Mavg
ふむ。さっぱりわからない(ガリレオ風
ぐぐってみたら、イナズマンの敵役なのな。

ttp://www001.upp.so-net.ne.jp/heian/kumo/udesper.html


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