- 中学生の頃の小説(未完成)を発表したいんだけど
139 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/12/12(日) 00:33:30 ID:wKHr1lT3 - 「私のこと!私ね!私!私!私!私!私!私!私!なにゆいたいか忘れたけど私なの!私わかってくれてありがとう!私のテンションあげてくれてありがとう!私!私!私!え〜とね私!私なの!」
一台しかない魔法のじゅうたんは飛び去ってしまった。 困っているコヒを見捨ててじぶんの優位を確かめたい気持と、見捨てることでじぶんが見捨てられるかもしれない、チヤホヤ同情されないかもしれない不安な気持との矛盾がひどく開き過ぎると、狂っておかしくなっていく! 上手なニュータイプはナカーマの中から二種類も三種類も選んで使い分ける。 悲劇のヒロインになりきって話をしたい時に話すナカーマと、じぶんより劣っていつも不安で飢えていて思い通りになるペットのコヒがいる。 じぶんが欲求不満な時に、そういうペットをもっと飢えさせて、癒しにするのだ。 わたしのようにプロ級になると、いちいち選ばなくてもその辺りから呼べば話し相手させられるしペットにして女王様ごっこできるし、なんでも思い通りなんだけどね。 とりあえず催眠ミスト作りを研究所に急がせた。 王子に会えたりんごの効きは強烈。即、眠りに落ちたから。 わたしのエゴが満たされるって安心感とか優越感とか、いろんな精神的作用もついてきてたんだと思う。 眠らせて目覚めさせてみたい。世界中のコヒの、ケモノの本性。 そしてそのパワー、全部わたしのもの。 しかし問題は他にも残っていた。 いつもなら側近に任すんだけどね。なんか貢物付きでわたしの出番をおだてられちゃった。 器用なニュータイプ連中がわたしの小屋を派手はでハデハデにしてくれるらすぃ。 デザイン画を見て気にいってしまった。 今までの小屋管理を受け持っていた小間使いが泣き入って、新顔ニュータイプ、盛り上がって対立して。 ただのわたしの心変りが、取り巻きニュータイプの反乱疑惑とかスパイ疑惑とかそんなすごい話に膨らんでいったのだ。 こんな面白いことはない。
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