- 【三題使って】 三題噺その3 【なんでも創作】
103 :爆発、白米、中央アジア ◆4c4pP9RpKE [sage]:2010/12/12(日) 04:05:05 ID:N85IhmDg - 大ヤポンスキ帝国から貧困著しい中央アジアに救難物資が投下されることになった。
しかしヤポンスキ帝国総帥の管直人(くだじきにん)提督はあんま外交が上手くなくて、 パン食の地域にあまった備蓄米を勘違いで送ってしまった。 「んあーどうしたらいいんだ。また管乱(くだらん)失策とか言われてしまうー」 「提督しっかりせんか」 「おお、殲獄さん」 「わしがアイデアを出してやる、自衛隊に指示をだすんじゃ」 「おK」 そして空自は連絡を受けた。 貨物を積んだ輸送空挺部隊の無線が鳴り響く。 「……マジすかマジで言ってんすか。そんなもん戦争になりますよマジで」 『っさいボケ。総帥の指示をシカトできっか』 「り、了解しました」 そして米の詰まったコンテナが投下された。 食うや食わずで生きていた中央アジアの難民はこぞってコンテナに群がり、そして弾けて死んだ。 コンテナが大爆発したのだった。 次の日に新聞はこう書き立てた。 『管乱思い付き、現地民殺傷!』 管提督はインタビューでこう答えた。 「……白米爆発させてポン菓子にすりゃパン食の人も食うと思ったんです」 直人(じきにん)、じきに不信任。 そうこき下ろされたのは言うまでもない。 終わり
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