- 【2】リレー小説【何でもアリ】
466 :創る名無しに見る名無し[]:2010/12/06(月) 01:11:02 ID:uH0vdUHa - 「あっ!東京タワーの頂上に人がいるぜよ」
誰かのその声に、街はにわかにパニック状態に陥った。 ネットカフェの窓際のペア席で確かめ合っていた浩太郎とみのりもこの騒ぎに気づき、続々とタワー下に押し寄せる人波をじっと見守っていた。 すると、人混みからひとりの男が飛び出し、タワーによじ登り始めた。
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470 :創る名無しに見る名無し[]:2010/12/06(月) 21:33:04 ID:uH0vdUHa - 浅黒い肌と長身のせいで男にしか見えない、安物の香水がその容姿の奇特さに拍車をかけている南米系のウェイトレスに促され、鶴田は窓際の喫煙席に腰を降ろした。
赤ラークを取り出し、鯛焼を象ったZippoで火をつける。 「光あれ、か…」 鶴田は自嘲的に笑いながら大きく煙を吐き出すと、携帯電話を開いた。
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