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126 : ◆p3cfrD3I7w [sage]:2010/12/06(月) 15:16:59 ID:QulUvDdC - NEMESIS 第9話 黒と白
温泉界における忍者軍団との戦いも、長老との和解により決着がつき、9人は湯乃香たちと再会を約束した後、廃民街へと戻ってきた。 「いや、それにしても驚いたね。まさか忍者軍団の長老がケビンさんだったなんて」 クラウスが語る。そう、忍者軍団の長老は彼ら8人の師であるケビン・F・ケールズであった。彼は死後、冥府に行くことはなく忍者軍団の住まう世界に 召喚されたというのだ。そこは精神世界であったため体力の概念はなく、ケビンを曲者として襲いかかってきた忍者を軽くいなすのだった。 その後、確固たる指導者もなく烏合の衆に過ぎなかった忍者軍団をまとめ上げ、その中から特に優れた実力を持つ16人の忍、くの一からなる 忍十六人衆を組織するに至るのだが、ある日ケビンが呟いた些細な一言から温泉界襲撃と言う流れになってしまうのだが、その一言がこうだ。 「たまにはみんなで一緒に温泉でもいってみたいものじゃの」 その言葉を聞いた側近は他世界の調査を開始する。彼らは幾多の世界を旅するいわば漂流族なのだった。 そんな折、調査を進めていた諜報部が温泉界の存在を知る。そこまではいいのだが、諜報部長・朧がケビンにサプライズを仕掛けたいという意向で、ケビンに報告 することなく、彼らのアジトであるあの巨大な五重塔を温泉界に転移させるのだが、血の気が多い突撃部隊隊長・叢雲(むらくも)が転移が完了すると同時に 100名ほどの部下を引き連れて出撃し、湯乃香たちを襲撃するという暴挙に出たため、瞬く間にそれはケビンの知るところになってしまう。 ここでケビンは素直に湯乃香たちに頭を下げてこの温泉界から身を引こうと考えた。しかし、忍十六人衆の中でも最も狡猾な男であり、副長を務める 村雨がこう耳打ちをする。 「私にお任せ下さい。さすれば長老様が頭を下げることもなくかつその願いを叶えてみせましょう」 この村雨の提言をケビンは受け入れるのだが、村雨の取った方法とは、湯乃香たちを抹殺することでこの温泉界を忍者軍団のものにしてしまうというものだった。 しかし、それが完遂しようとしたまさにその時、湯乃香によって召喚された告死天使8人が暁ら5人を逆に制圧し、その後敵本拠地に侵入。 忍十六人衆との死闘を経た後、長老、もといケビンの元へとたどり着くのである。当初は般若の仮面を被っていたために顔も分からずまた声も仮面のせいで くぐもっていたために彼がケビンだとは分からずにアリーヤは厳しい口調で尋問するのだが、シュヴァルツがそれを遮る。 「そのあたりにしておくといいでしょうアリーヤさん。眼前にいらっしゃるのは私たちの師、ケビンさんですから」 「…何の話かの?」 「死んだからといってとぼけても無駄ですよ、ケビンさん。私が他者の心を自由自在に読めるのはあなたが一番よくご存じのはずですが」 「ホホホ…やはり君に嘘はつけんのう」 と言ってケビンは顔を覆う般若の仮面を外す。そして現れたのは忘れもしない8人の師、ケビンの顔であった。 それに驚愕するシュヴァルツを除く7人。そんな様子を生前と変わらない微笑みを浮かべて見つめるケビン。そして、積もる話のあと話は意外な方向へ動いていく。
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127 : ◆p3cfrD3I7w []:2010/12/06(月) 15:18:44 ID:QulUvDdC - 「どうやらCWジェネシスがよからぬことを企んでいるようじゃの。そこでじゃ、君たちの助けとなるべく、朝霧を同行させることにしたのじゃが。朝霧はどうかの?」
「彼らが師を同じくするものだとわかった今、断る理由はありません。喜んで彼らと命運を共にさせていただきます」 そして湯乃香にその事情を説明し、セフィリアを含む9人が召喚された時間の5分後に元の世界へと戻れるように時間をセットしてもらい、朝霧という新しい仲間を加えた告死天使は エスタルク医院の休憩室へと戻ってくる。しかし、朝霧は忍装束のままだ。加えて8人も告死天使の黒装束を身に纏ったままだ。 まずはこの廃民街で過ごしにふさわしい服を朝霧に用意する必要がある。そこで、シオンがある場所に電話をかける。相手は、彼女の弟、ネロ・エスタルクだった。 「ネロか。悪いが私の箪笥にしまわれている私服を持ってきてもらいたいのだが…そうだな、3着ほどがいいだろう…シロアムが私に会いたいだって?…わかった」 かくして服はシオンの私服を借りることになり、大体15分ほどで着くとのことだ。そして問題はもう一つ。朝霧という名前である。 これから廃民街で多くの人間と触れ合うことになるわけだが、朝霧では名字なのか名前なのかわからない。そこで、廃民街で過ごすうえで名字と名前を新しく 考える必要があるわけだが、ここで提案するのはセオドールだった。 「朝倉霧香(あさくらきりか)なんてどうよ?略すと朝霧になるしさ」 「ちょっと短絡的すぎないかな?もうちょっとちゃんと考えないと朝霧さんに悪い…」 「いや、セオドール君、だったかしら。いい名前ね。あなたの提案、受け入れましょう。これから私は朝倉霧香と名乗ります」 「いいのかなそれで…まあ、朝霧さん、もとい朝倉さんがいいのならそれでいいんだろうけど…」 フィオがぼやく。そこに、自室に戻っていたシオンがあるものを手に抱えて休憩室へと戻ってきた。それを霧香へと手渡す。 「シオンさん…だったかしら。これは一体?」 「私たち告死天使のユニフォームである黒装束だよ。今あなたに手渡したのは私の予備だ。一回も袖を通すことなく金庫にしまっていたものだから新品同様だ。 あなたに差し上げよう。それとも…その忍装束のほうがいいかな?」 「いえ、チームとしての結束を高めるためにも共通の装束があるのならそれを纏うべきでしょう。喜んで身につけさせて頂きます」 告死天使のメンバーは普段纏うものの他にもう一着予備として全く同じサイズのものをケビンから渡されていたのだ。今回、それが役に立つ形となった。 そしてしばらくして、ネロとシロアムがやって来た。看護師に案内され休憩室に入ってくるなり、シロアムはシオンに抱きつく。 一方、ネロはというと屋内だというのにサングラスをかけていた
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128 : ◆p3cfrD3I7w [sage]:2010/12/06(月) 15:19:45 ID:QulUvDdC - 「やっほー!お姉ちゃん、久しぶり!元気だった!?」
「ああ、だがシロアム、君ほどではないがね。それからネロ、わざわざお疲れ様。今お茶を淹れるから適当なところに座ってくれ。それからシロアムは離れてくれ」 「ああ…こうして3人が揃うことはなかなかないからな…ゆっくりしていくさ…それから…初めて見る人がいるな…知り合いか?妙な格好をしているが…」 「ああ、彼女は朝倉霧香さん。告死天使の9人目のメンバーだよ。今回君に私服を持ってきてもらったのは彼女に貸すためなんだ」 「ふうん…じゃあこれはあんたに渡した方がよさそうだな…」 と言ってネロは霧香に手にぶら下げていた紙袋をずいと手渡す。それを両手で受け取る霧香。しかし何故か彼女はネロを見つめたままそこから動こうとはしなかった。 「どうした…俺の顔になにか付いてるか…?」 「いえ、妹さんがあんなに明るいのにどうしてあなたはそんなに暗いのかって不思議に思ったものだから…」 一見すれば失礼に思われる霧香のそんな問いにもネロは眉ひとつ動かすことなく、こう答えるのだった。 「世の中にはくだらないしがらみが溢れているだろ…こうやって無表情…無感情でドライに構えていればそんなしがらみも気にならなくなるって訳だよ…」 そううそぶくネロ。実は彼がこのような性格になってしまったのには他に理由があるのだが、彼はこれまでその理由を一切語ろうとはしなかった。 「それに…シロアムみたいなのが二人もいたら正直鬱陶しいだろ…シロアムが太陽なら俺は月って訳だ…さて…いい加減着替えてきたらどうだ…正直浮いてるぜ…その格好…」 ネロの指摘を受け、霧香はシオンに更衣室の場所を尋ねる。すると、女性陣でまず着替えてから男性陣が着替えようという話になり、シオンに連れられて 霧香を始めとした4人が休憩室を出て行く。そして部屋には男性陣の4人と、セフィリア、ネロ、シロアムが残された。 「もう!お兄ちゃん、朝倉さんに浮いてるなんていったら失礼でしょ!」 「事実を事実として述べたまでだ…実際あの恰好のままスラムを出歩く訳にもいかないだろう…彼女には嫌われただろうが…」 ネロにとってはそれすらもこの世の中のくだらないしがらみの一つに過ぎない、という訳である。彼は他者と必要以上にコミュニケーションを持とうとせず、 話しかけられない限り自分から話をきりだすということはない。シオンによれば彼がそんなスタンスを取るのには何か理由があるはずだと語る。 事実、15歳までの彼はシロアムと同じくらい快活で明朗な少年だったからだ。それが中学卒業と同時に突然あのような排他的な性格になってしまったという。 だから、朝倉霧香という人間と初めて出会った今も、彼女が今後自分に近づかないようにあのような辛辣な言葉を吐いたのである。 「それに…俺みたいな人間と関わっていたらあの人にまで暗い性格が移っちまうだろう…お互いにとってこうすることがベストなのさ…」 「いえ、それは間違っていると思います」 お互いに近づかないことがベストと言いきったネロに真っ向から反論したのは…セフィリアだった。ネロは眉ひとつ動かすことなく彼女の方に顔だけを向ける。 そんなネロの長い緋色の前髪とサングラスに隠れた両目を真直ぐ見据え、セフィリアは続ける。 「人は人生の中でたくさんの人々と出会い、時には笑ったり、怒ったり、泣いたり、怯えたり、悩んだり、誰かのことを信じて、好きになって、 そして自分を一人の人間だと認めてもらいたくて、成長していく生き物です。あなたの言うような生き方がベストであるわけはありません!」 と、大人しい彼女にしては珍しいほどの強い口調ではっきりとネロに自分の考えを主張する。しかしその懸命の主張にすらネロは眉ひとつ動かすことなく、言った。 「それはあなたの価値観だろう…いや…世間一般の人間はそう思っているか…だがセフィリアさん…世の中には俺みたいなひねくれた人間も存在してるんだってことを 理解したほうがいいぜ…どんなに言葉や想いを交わしても決して分かり合えない人がいる…あなたにとっては俺がそうだってことだよ…」
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129 : ◆p3cfrD3I7w [sage]:2010/12/06(月) 15:20:26 ID:QulUvDdC - 「そんな…そんなのって…悲しすぎるじゃないですか…」
と、セフィリアは瞳に涙を湛える。そしてその刹那、それを見たネロに動揺が走ったのをクラウスは見逃さなかった。しかしこの時、クラウスはネロに対して少しも 怒りと言う感情を持ってはいなかった。むしろ、大人しい妹の意外な側面を垣間見ることができたことに対して感謝しているくらいだった。 「ちょ…泣かないでくれよ…だから言っただろ…俺に関わるからあなたもそんな思いをすることになるんだ…俺に関わらなきゃ誰も…」 「そこまでだ。ネロ」 と、黒装束から私服に着替えたシオンが残りの4人とともに再び戻ってくる。ラフなデザインの長袖のシャツにジーンズといういでたちが専らシオンの 私服であり、彼女に私服を借りた霧香もまたそのいでたちであった。フィオは17歳の少女らしい落ち着きとデザイン性を両立させたセンスのいい服に身をまとっていた。 アリーヤは、全体的に黒目のファッションを好み、白いワイシャツの上に黒い薄手のジャケットを羽織り、首には黒い細めのネクタイを半ば崩した状態で閉める。 ズボンは真黒に染めたジーンズ。そしてなぜかこれまた真っ黒のドライバーグローブ。そして彼女の愛刀、鬼焔がその左手に握られていた。 アスナは、彼女のトレードマークである腰まで流したポニーテールと、薄手のTシャツと薄水色のジーンズであった。 自分がいない間に持論を展開していた弟・ネロを鋭い眼光で見据え、休憩所の入口付近で腕を組みながら続ける。 「君がなぜ少年時代のような明るい性格からそのようになってしまったのかはわからないが、それで人を傷つけるのはどうかと思うぞ、ネロ」 「姉さん…以前にも言わなかったか…?俺はこんなだから俺の周りにいるだけで傷つくって…暴力こそ振るったりはしないが…言葉だけで周囲を傷つけちまうのさ… だから、他人を傷つけたくないから…さっきみたいに初対面の人間に辛く当って…俺の周囲から遠ざける…それだけだよ…姉さんたちのように例外はあるがな…」 と、ここで霧香がシオンとネロの会話に口をはさむのだった。 「つまり、誰も傷つけたくないという貴方の優しさがさっきの言葉の根幹にある、というわけですよね?貴方、私の主人に似ている気がします」 その言葉にネロは眉をぴくりと一つ動かし、心なしか表情を和らげて彼女のほうへ向きなおり、表情とともに口調も和らげて再び口を開いた。 「俺のことを優しいって言ってくれたのはあなたが2人目だ…そういうあなたも俺の妻に似てる気がするぜ…オクタヴィアって言うんだけどな…あなたの旦那さんは…?」 「朧っていいます。意味をみると今にも消えてしまいそうな儚げな印象を受けますが、字を見てみると…月に龍。月光に照らされた龍のように逞しい人なんです」 「そうかい…いい人に恵まれたみたいで何よりだ…ネロにオクタヴィアなど…笑い話にもなりゃしないからな…」 ネロのその言葉に首をかしげる霧香。彼の言葉の真意は紀元一世紀のローマ帝国にあった。ローマ帝国第五代皇帝であり、のちに暴君として知られる ネロ・クラディウスの最初の妻の名がオクタヴィアという名前だからだ。さらにオクタヴィアはネロによって自殺に追い込まれている。 そんな歴史的側面を考慮してネロは笑い話にもならないと自嘲気味に語り、そしてふっと鼻で一つ笑う。
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130 : ◆p3cfrD3I7w [sage]:2010/12/06(月) 15:21:52 ID:QulUvDdC - 「あなたとはこれからうまくやっていけそうだ…よろしく頼むよ…朝倉霧香さん…」
「ええ、こちらこそよろしくお願いしますね、ネロ・エスタルクさん」 と、二人は握手を交わす。そして彼女はネロがこうなってからできた初めての友人となった。握られた二人の手が離れたと同時にシオンが男性陣に着替えを促す。 彼女の言葉に従い、自分たちの私服を手に更衣室へと向かうシュヴァルツ、セオドール、クラウス、ベルクト。そしてクラウスが休憩室を後にする時、 ネロの傍らを通り過ぎざまに言った。たった一言、しかしとても穏やかな優しい声で。 「ありがとうね」 自分がなぜ彼に礼を言われたのか理解できずに首をかしげるネロをよそにクラウスは休憩室を後にする。 「シロアムちゃんのお兄さんってどんな人なんだろうと思ってたけど…まさかこんなにクールな人だとは予想してなかったなぁ…」 「妹の勤めているケーキショップの店長であるアスナ・オブライエンさん…でしたよね…妹がいつも世話になってます…」 「え?あ、うん、あたしの方こそシロアムちゃんのおかげで毎日助かってるよ。こんなに明るいと仕事場も自然と明るくなるしね」 「そうですか…それは何よりです…そしてあなたが…史上最年少…17歳の若さで自警団第一課長に就任したという、フィオラート・レストレンジ大尉…ですよね」 アスナと軽い会釈とあいさつを交わしたのち、ネロはそのサングラスに隠れた目をフィオの方へと向ける。 フィオは仕事柄これまで様々な犯罪者と向き合ってきたが、ネロが醸し出す雰囲気やオーラは彼女が今まで体験した事のないものだった。 深い闇、底の見えぬ深淵。彼女が感じ取ったネロのオーラはまさにそんな感じだった。その雰囲気に物怖じしつつも、フィオは笑顔で彼に返す。 「…はじめまして、閉鎖都市政庁治安維持局自警団第一課長、フィオラート・サクヤ・レストレンジ大尉です。以後お見知り置きを」 と律儀に自分の正式な役職を添えて自己紹介をし、右手を額に当てて敬礼する。そして、ネロもそれに倣うのだった。 右手を下ろし、再び顔を今度はアリーヤの方へと向ける。 「この廃民街で剣道場を営んでいるアリーヤ・シュトラッサーさん…でしたよね…こうしてお会いするのは初めてですが…俺の予想以上に奇麗な方だ…」 「世辞など言っても何も出ないが…褒められるというのは悪いことではないな」 そうしてネロと告死天使女性陣との間で自己紹介が終わったとき、男性陣が着替えを済ませて入ってくる。そこまではいいのだが、その4人の後ろにはなぜか 白衣に身を包んだ若い看護師の姿があった。彼女は受付係でありシオンが用件を尋ねるとどこか怯えた口調で切り出すのだった。 「…先生にお客様がお見えでして…用件を伺ったら…告死天使の一人であるシオン・エスタルクさんに会いに来たと…今はロビーにお待ちいただいていますが…」 その看護師の言葉に顔を見合わせる一同。というのもこの廃民街の住人は9割方告死天使の存在とその詳細を認識しており、 知らないとすればそれは貴族粛清よりもあとにこの廃民街にやってきた新参者か、あるいは廃民街の外からやってきた何者かということになる。 しかし、廃民街の住人であれば治療を受けに来た患者として考えるのが妥当だろう。わざわざ『告死天使の』シオンに会いに来たなどという必要はどこにもない。 となると考えられるのは…ひとまずシオンは残る9人をこの休憩室に待機させ、やってきた人物を診察室に通すよう彼女に指示した。 そして、なにかあったときのために白衣の裏に備え付けられたナイフホルダーにグランシェとルシェイメアを忍ばせる。 シオンに指示されたとおりに看護師はロビーに向かい、やってきた何者かを診察室へと案内しに行く。 「気をつけてねシオン先生。何かあれば私たちもすぐに助けに行くからね」 アスナの言葉に残る8人も頷いて同調する。それを見てふっと一息ついてシオンは微笑えんで彼女たちに返すのだった。 「そんな事態にならないことを神に祈るばかりさ。では、行ってくるよ」 そして、シオンはやってきた謎の来訪者を迎えに行くのだった。はたして、何者なのか…
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131 : ◆p3cfrD3I7w [sage]:2010/12/06(月) 15:23:57 ID:QulUvDdC - 投下終了です。最後に投下があったのが11月7日の「ゴミ箱の中の子供たち」第20話ですから
実に一か月振りのSS投下というわけですね。勢いが…
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