- 【小日本】萌キャラ『日本鬼子』製作19【決定】
934 :ヒワイな名主[sage]:2010/11/28(日) 01:39:08 ID:8jeWJ+bi - >>916
自分は今SS板で書いてるけど特に設定は気にしていない。 気にしてたら小日本の母親の存在とか、もういろいろ書けなくなる(笑) そもそも足りない分は創作者が補っていき、良いものを作るのが創作版の趣旨かと思いますv 角なら頭巾や笠で、また髪型でもお団子やベヨネッタさんのようにすれば角は隠れるはず!
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- 【長編文章】鬼子SSスレ2【巨大AA】
159 :ヒワイな名主[sage]:2010/11/28(日) 01:45:15 ID:8jeWJ+bi - >>150
確かに 私と祖母の場面は名前の方がゴチャゴチャして気になりますね。 名前表示をありかナシか迷ったのですか、情景描写?でそこを表そうとすると、 1レス上げるのに相当時間かかっちゃいます(p_-) 正直自分には時間がないので、今回だけはこの方法で通したいとおもいます(汗
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- 【長編文章】鬼子SSスレ2【巨大AA】
167 :ヒワイな名主[sage]:2010/11/28(日) 21:18:55 ID:8jeWJ+bi - >>146
数年が経ち私は祖母の家を出た。山の麓にある城で働くことになったのだ。 小さい頃から人々の役に立ちたいと思っていた私には嬉しい事であった。 働き始めてすぐに今の妻と出会う。静という名だった。出会ってからはトントン拍子で事は進み、 間もなく子供ができた。子供の名前は沙英という名で、妻の友人からとった名前らしい。 妻と娘のことはとても愛しており、私の生活は幸せに満ちあふれていた。 娘が七五三を迎えたころに、この世は乱れ始めた。都や大きな町との境界では戦が絶えない。 この国も山奥にありながら例外にはならなかった。 腕っぷしには自信があった私は、家族を守る為にも最前線の部隊で働くことを自ら申し出た。 初陣の時、私はお守りにはなるだろうと思い、抜いてはならないと言われた刀を腰にさしながら戦場を駆けた。 結果としてその戦には勝ち、自分の身にも大した怪我をせずに家族のもとに帰ることができた。 同じ部隊でも死者は多数出ており、城の者は軽い怪我だけで帰ってきた私を見て皆驚いた顔をしていた。 それからというもの、戦の度にその刀をさし出撃した。 勝ち戦が続くに連れて、相手にする敵が手強くなっていく。私も以前のように軽い傷で済む様なことは少なくなった。 苦しい戦況が続いた。出撃の度に多くの人間が戦場で屍と化し、いつの間にか初陣の頃からいた仲間は皆、戦場に散っていた。 そのような中で私も死を覚悟したときはあった。 遠くから射込まれた矢が私の肩にあたり、そのまま落馬。敵は数歩と離れてないところにいる。 敵はすぐに私を抑え込み、首を切りかかろうとする。 (すまない。静、沙英 私はもう終わりのようだ。沙英が大きくなるのをもう少し見守っていたかったな・・・) 瞼のうらには、3人で楽しく食事をする風景が出てくる。その瞬間、目からは涙がこぼれた。 敵が刀を大きく振りかぶり、刀は首めがけて迫って来るのが、目を閉じていてもわかる。私は死ぬのか。 しかし刀は首を襲いをしなかった。それに抑えつけていた、敵の体重も感じなくなった。 目を開けてみると、味方の一人が敵ともみ合っている。どうやらその見方は刀も持っておらず あの敵に対し捨て身の攻撃をしたようだった。私はすぐに立ち上がり助けに行こうとするが、 間に合わず。彼は鎧と共に串刺しに、そして大量の血が噴き出した。私は駆け寄り、息を切らしている敵の首を落とす。 「大丈夫か!?待ってろ、すぐに血を止めるからな。」そう言って彼の袖をちぎり刀の刺さった彼の胸にあてがう。 よく見ると、体はまだ幼さがのこり、顔つきも子供だった。ちょうど沙英と同じくらいの年だろう。 少年はこちらを向いて涙を流しながら微笑んでいる。そしてそのまま彼は固まってしまった。 その後すぐに援軍が駆け付け、なんとか無事に城へ帰ることができた。 城の門をくぐると多くの人から歓声をもらった。 私の帰りを喜んでいる沙英の顔は笑顔で、その顔を見るのが嬉しい反面、強く胸が締め付けられた。 この戦の後も、仲間が犠牲になり自分が助かるという場面をいくつか体験した。 その度に私は犠牲になった仲間達の命を背負って生きている感覚になる。 戦場に出ることが、守ってもらった命をまた捨てに行くようで、実に申し訳ない気持ちになった。 しかし私の気持ちとは反比例するかのように、周囲の人々からの評価は高くなっていき 私の名前の冠頭詞には「不死身」や「天下の戦人」などが付けられた。 いつの間にか私は、兵士たちの中心におり、私が戦場に居るというだけで兵士達の士気は上がった。 そのような中で戦場に出たくないと思っていても、今の私の立場がそれを許さない。 ならば早くこの乱世が終わってくれと願ったが、年々戦の数は増え続けた。
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