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ヒワイな名主
【長編文章】鬼子SSスレ2【巨大AA】

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【長編文章】鬼子SSスレ2【巨大AA】
133 :ヒワイな名主[sage]:2010/11/25(木) 19:26:04 ID:esaXlZ0v

小日本の刀のについて何もなかったので、勝手ながら考えてみた。
この話ではヒワイやヤイカは擬人化したほうが受け取りやすいかも。

鬼子のいる山は相変わらず平和でございます。しかし山から一歩出た世の中は戦乱の世となっておりました。
ここに出てくる戦人は長年の戦を生き抜いた猛者でございます。
しかしながら、この日は村が襲われているという嘘の情報をつかんでしまされてしまいます。
騒動を収拾するため彼らの部隊はその村に向かいます。が、そこにいたのは大勢の敵軍でした。とさ


戦人「・・・・・・」」
ボロボロになった鎧を着た戦人は馬に体を預け山を駆けていた。目は虚ろでまるで生気がない。
戦人(まさかこの期に奇襲をかけて来るとはな。。それにしてもダメな家臣を持ったものだ
   自分たちを犠牲にしてまで私を助けようとするとは・・・・)  その目からは涙が流れていた。

山に響く馬蹄音。鮮やかな栗毛が真っ赤に染まり、その足跡の紅葉も紅から赤へ染まっていった。
そのうち彼は意識が朦朧とし気を失った。馬に預けていた体が弾みでずり落ち、紅葉の上に倒れた。
_________________

ヒワイドリ(以下:ヒ)「なんで俺まで食材の調達せねばならんのだ、まったく鬼子は俺を家来か何かと勘違いしておるわ。」
 とか言いつつ道端のキノコを拾いながら、コレ食えるのか?と不思議そうな顔をしている。
小日本(以下:小)「勘違いも何も酉さんは姉様の下僕じゃないの?そんなこと言ってると姉様に言いつけちゃうよ?
          ちなみにそのキノコは食べると性転換するみたいだよ。」
ヒ「マジか?!」 まさに仰天といったような顔をする。
小「嘘だよ・・・」小日本の冷たい視線がヒワイドリを刺す。ヒワイドリは逃げるように小日本の先を行く。
ヒ「あのガキ怖いなー。鬼子の小さい時のほうがまだ純朴なロリだったわ。」速足で小日本との間はどんどん広がる。
小「あっ ちょっと待ってよー!」小日本は走ったがヒワイドリの姿は深い山の中に消えてしまった。
  小日本は追いかけるのをやめ、歩きながら食材を探し始めた。
  
  探し始めて30分もって来たカゴの中には、さまざまな種類の木の実や野草が詰まっていた。
小(あいつは全く役に立たなかったと姉様に報告しなくちゃ)小日本がカゴをとり持ち上げ帰ろうとする。
  ・・・が予想外にカゴが重い。どうやら木の実の割合が多かった様で、一応カゴを背負ってはみるがカゴが地面から浮かない。
小(これはヒワイドリが戻ってくるのを待つしか・・・・)と考えてるところで、山の深くから何か聞こえる。
ヒ「−−−!−−−!」どうやら声の主はヒワイドリであるようだ。しかしまだ何を言っているか聞き取れない。
ヒ「−−へんだ!−−ーだ!」声がだんだん近づいてくると思ったら何故か声が無くなった。
小「何をやっておるのだアイツは。おおかた、目を輝かせながら巨大なキノコを私に手渡すのであろう。。。」
ヒ「変態だ!変態だ!おっ小日本変態だっ」ヒワイドリが現れた瞬間、小日本の閃光のような蹴りが首を強襲。
小「遅いんだよ!早くカゴ運びなよ!それに私がいつから変態になった・・?」小日本が次の攻撃の構えにはいる。
  小日本の目は完全に狩りの目であり、ヒワイドリはその時股間に妙な寒気を覚えたという。(後日談)
ヒ「変態?・・・・あ!ずっと『大変だ!』って叫んでたらいつの間にか『変態だ!』になってたよv
  それより本当大変なんだって!すぐそこで人が倒れてるんだ。」
  言い間違いのくだりを完全にドSな顔で聞いていた小日本だが「人」と聞いてその顔は驚きに満ち溢れた。



【長編文章】鬼子SSスレ2【巨大AA】
134 :ヒワイな名主[sage]:2010/11/25(木) 21:39:49 ID:esaXlZ0v
>>133続き

小「人?!こんなところに?」 ヒワイドリを少し疑う顔をするがその中にも好奇心が見え隠れする。
ヒ「マジだって。なんか怪我してるっぽいし恰好からしてドコかのお侍さんだねぇ。」
  ヒワイドリは腕を組みながらこれはマジ という目でこちらを見てくる。
小「とにかくその人のところへ!」小日本はヒワイドリにカゴを担がせ彼の後ろを付いていく。

  そこには彼の言うとおり人が倒れていた。しかも怪我はかなりの重症らしく、腹部に接している地面には
  深く血を吸いこんだ紅葉がいくつもあり、出血の多さを物語っている。

  小日本はその人間を見るなり目を真ん丸にし、口を手で塞いだ。おどおどしている小日本に対し
ヒ「どうする?この人間このままだと死ぬし、たとえ家に運んでもどこまで対処できるかわからないよ?」
  常識から考えてこのような件で子供に決断を迫るのはあり得ないことだ。
  しかしここは鬼と妖怪が住む世界、小日本は鬼でありヒワイドリは下級妖怪。むしろ上位の者に決断を求めるのは当たり前のこと。

  小日本はすこし涙声で
小「助ける。。。死にそうな人を見殺しにするなんて、わたしは、、、できないよ」
  ヒワイドリはそうですかと微笑み人間を担ぐ体勢になる。しかし背中には先ほどのどんぐりのカゴが。
ヒ「少し重いな。・・・・小日本こいつの鎧を外せ。どうせもう使うときは無いだろう。」
  わかったと小日本は背伸びしながら鎧の紐をほどき、地面に落としていく。
ヒ「それに刀も」
小「わかってる」彼の腰に刺さった2本の太刀。藤色の鞘・黒色の鞘。黒色の方には薄らと花の絵柄が刻印されている。
  彼女がその刀に触れた瞬間、いままで気を失っていた彼の腕が彼女の腕をつかんだ。
小「うわっ!!!」完全に目を覚まさないと思い込んでいただけに驚きも大きかった。
  だが、掴んできた腕は力なく、すぐに元あったように宙をぶらぶらとしている。


その後すぐに家に戻った二人は玄関で大声をあげる。
小「姉様ーー!助けて!すぐ来て!」  ヒ「一大事だぞ!おい、鬼子はいないのか?」
ヤイカガシ(以下:ヤ)「全く騒がしい二人が帰ってきたらこれだ・・・・うおぉ!?」

  なぜか雑巾をもって廊下の掃除をさせられているヤイカガシ。その頭にはきっちり頭巾が。
  振り向きざまにみたのは2人ではなく3人であった。しかも1人は血だらけという大惨事。
  彼らの騒ぎを聞いて奥から鬼子が現れた。
  彼女はそれを目にし、眉に皺を寄せた。そして目を瞑り、無言でうなずく。
  
すぐに処置が行われた。鬼子だけでは手が回らないのでヤイカガシにも手を借りて傷口を塞いだ。
鬼子は終始無言。ヤイカガシもその空気を読んで何も言わずに作業を続ける。
小日本は枕元で「おじさん!死んじゃだめだよ!」などと励ましなのか心の叫びなのかわからないが大声をあげている。

処置が終わったのは夜遅くだった。鬼子もヤイカガシもさすがに疲れが見える。
そこに温かいスープとおにぎり、そしてどんぐりのクッキーがヒワイドリからの差し入れとして出された。

小日本は声をあげて疲れたのだろうか、食べる前に寝てしまった。



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