- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
395 :【第6場】[]:2010/11/24(水) 21:43:47 ID:nU1UeDyu -
人形達の舞踏〜ドールズダンス〜 第6場〜闇色の羽〜 ジェーン「さァ〜て、ひと暴れしょうかなァァァ…」ゴゴゴゴ… 金糸雀「ちょ、ちょ、ちょっと雛苺!あの人形おっきな銃を持ってるかしら!!『ガコッ』ていったかしら『ガコッ』て!!」あばばばば 雛苺「け、け、けど金糸雀!!水銀燈は怒るととってもコワいのよ!!羽が『ぶわ〜』ってなるのよ〜!!」あばばばば 鳴海「はあ〜。これやるから静かにしてろよな」コロン 金糸雀・雛苺「「きゃ〜!!アメなの〜(かしら〜)」」 金糸雀「オレンジ味は頂きかしら!」 雛苺「ヒナはうにゆ〜味!」 鳴海「お前らの姉ちゃんなんだろ。しっかり見てやれよ」 金糸雀「そうよね、そうよね。しっかり見るわよ雛苺」カラコロ 雛苺「うい〜むっしゅ〜」コロカラ しろがね(ふふふ、もうナルミはこのドールたちを手懐けてしまったみたいですね) ギイ「このまがまがしい感じ…ヤツも特別な人形か」 蒼星石「戦うのを止めるんだ水銀燈!!契約をしていない今の君は僕たちの中で一番弱い。それは君自身が一番知ってるはずだ!」 水銀燈「……」カツ…カツ… 勝「ダメだ…あの自動人形と戦うつもりだよ。こうなったら無理にでも止めないと、取り返しのつかないことに…」 真紅「……」 真紅「お願い。蒼星石、マサル…」 真紅「水銀燈を…信じてあげて……」
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396 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 21:46:05 ID:nU1UeDyu -
水銀燈「……」 ジェーン「その刺し殺すみたいな視線。たまんないねェ〜」 ジェーン「アタイ、あンたに目をつけてたンだ。あンたはあの甘ちゃん人形たちの中でイチバン艶っぽそうだからねぇぇ〜」 水銀燈「それで…?」 ジェーン「あはははぁ、お喋りはニガテかい?まあ良いよ。アタイはジェーン。ライフルの得意な、ワイルド・ウエスト・ジェーンだよ」 ジェーン「でもさ、もっと上手いのは『ナイフ投げ』と…アメリカにゾナハ病をバラまくコトだったがね」ジャキ…!! 水銀燈「アメリカに…ゾナハ病……」ピクッ ジェーン「そうよ、雪華結晶サマにお願いしてアメリカに行かせてもらったンだ。もしかして、アメリカにあンたの知り合いでも居たのかい?」 水銀燈「……」 『あなたは天使よ、スイギントー』 『ぜひっ、ぜひっ!!』 水銀燈「さあね……」 ジェーン「くふふ。アンタ面白いねぇ、最高さ!ますます気に入ったよ!!」 水銀燈「ねえ……」 ジェーン「あン!?」 水銀燈「貴女は…ゾナハ病を広めていた時、どんな気持ちだった…?」 ジェーン「アタイかい?アタイは使命感でイッパイさ!人形にとって造物主の命令は絶対だからね」 ジェーン「ああ、楽しかったねぇ……。ただ、ガキ相手は別だよ…」 水銀燈「……」 ジェーン「右のガキも左のガキも、ナミダとハナミズで顔をぐしゃぐしゃにして、壊れた人形みたいに『タスケテ、タスケテ〜』ってさァ!!」 ジェーン「まァ〜ったく。壊れちゃったヤツはガラクタらしく、コッケーに苦しんでればアタイも笑えるのにさァ」ゲラゲラ 鳴海「ゲスが…っ!!」 しろがね「許せない…!!」 ジェーン「あははァ、アンタにも見せてあげたかったよ!!あのガキ共の −シュッ− ド ゴ オ ッ !!!! ジェーン「が…っ!?」ぎし…ッ 水銀燈「さっきから五月蝿いわよ、貴女…」
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397 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 21:48:08 ID:nU1UeDyu - ジェーン「あはァ!!やっとヤル気に
水銀燈「黙りなさいって…」ドガっ! ジェーン「ぁぁ…!?」ぐら… 水銀燈「言ってるのよ…っ!!」ドガガガガガガガガガ…ッ 水銀燈「このっ…おばかさん…ッッ!!」ドゴンッ!! ジェーン「く……ッ!!」ドサァ… 雛苺「水銀燈…本気の本気なの」ゴクリ… 勝「すごい…。息もつかせない攻撃だ」 きり…… 「おやまァ、驚いた。契約してないドールの力はこんなもんかい」 きりきりきりきり…… しろがね「全く…効いていない…!?」 ジェーン「いヤ、ちょっとは痛かったさ。けど、はははは…!!アタイよりもこっちの方が痛そうだね〜!」 水銀燈「……っ」みし…ぃ 鳴海「酷ぇ!手の外装が剥げてやがる!!」 ギイ「あの自動人形はギミックよりも体の頑強さに特化しているのか。あの堅さはやっかいだぞ」 蒼星石「水銀燈!お父様から頂いた体に何てことをしてるんだ!!」 水銀燈「まだ……」ぐ… ド ゴ ッ ッ ッ !!! ミシッ……ピシピシ…… 水銀燈「……つっ!!」ギ…ィ…… 金糸雀「ひぃぃぃ〜ボロボロの手でまた…」 勝「水銀燈から、怒りが…まるで何かに取り憑かれたかのような、激しい怒りを感じるよ…」 ギイ「しかし、怒りだけでは…心だけでは奴らには勝てない……」 しろがね「そう、水銀燈には…自動人形を倒すだけの力がありません……」 真紅(水銀燈……)
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398 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 21:56:26 ID:nU1UeDyu -
水銀燈(あの子の苦しみはこんなものじゃなかった……)ゴギィ!!ギャリィッ!! ズ キ ッ 水銀燈「く……っ」 水銀燈(ルシールの痛みはこんなものではなかった……!!)ぎり… ズドォォッ!!!! 鳴海「あいつ、このまま攻めきるつもりだ!!」 水銀燈「これで……っ」ドゴッッ!!ゴガァァァッ!!! ジェーン「く……」 水銀燈「くたばっときなさい……っ」ドガガガガガガガガガガ…ッ 水銀燈「トドメっっ!!」ブンッ!! ジェーン「……」ニヤ ザス…ッ 水銀燈「つっっっ!!」 ジェーン「く…ふふふ…」 ジェーン「ヒット<当たり>〜」 水銀燈「く……っ!!」ダラン ジェーン「はははぁ!!どうだい!アタイのナイフは!!飛びっきりでしょぉ〜」 勝「マズい!右腕が…あの様子だと動きそうにないよ!!」 雛苺「マサル、ほんとうの問題はそんな事じゃないわ…」 金糸雀「水銀燈は…『お父さまから頂いた体』に傷を付けたかしら!!」 蒼星石「ドールにとって、お父さまから頂いた物は掛け替えのない、大切な物…」 真紅「それを傷つけられるのは、薔薇乙女にとって本当に…本当に辛いことなの……」 鳴海「……っ!」
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399 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 21:57:42 ID:nU1UeDyu - ディアボロ・ウイリー「ジェーンのヤツ遊ぶつもりだ。流石にあの人形が気の毒になってきたよ」ゲラゲラ
マッスル・フランキー「見せ物の試合とはいえ、闘いの最中だ。寝首をかかれても知らんぞ」 フラフープ・ワイズ「けどさァ。不意打ち喰らっても、あの弱ぁぁい人形だぜ?やったにしても、せいぜい体にキズ付けられるくらいだろ」 スネーク・チャーマー「確かに…契約者さえいなければローゼンメイデンはカスだ。強さは武装した人間と変わらない。どうやらお前はお預けだなルディ」 ハイコード・ルディ「オアズケ…ガマン……ガマン…」ブツブツ… ジェーン「あっははは!!キレイな服とステキな体にキズが付けられちゃったねェェェ!!」グリグリ 水銀燈「っつ!!ああぁっ!!!!」 しろがね「ジェーン…何てことを…!!」 ハイコード・ルディ「あ……ああ…ガ…ガマンしないと…ガマン…ガ…ガ…ガ…マン……ガガ…ガガガ…」ガタガタ… ギイ(あの人形…まさか!?) ハイコード・ルディ「ウヒヒヒヒィ!!ガマンできるかよォォ!!」ダンッ… アルレッキーノ「ゲェムに割り込むとは愚かな奴だ」 パンタローネ「どうするドットーレ?」スッ ドットーレ「進行役は己だ。己がやろう」 コロンビーヌ「ルディのバカ…ドットーレに壊されちゃうよ」 勝「メチャクチャだ!!舞台へ上がるなんて!!」 鳴海「気をつけろ水銀燈!!後ろから自動人形が!!」 水銀燈「チッ…」くる… ハイコード・ルディ「どけエ!!ジェーン!!その人形はオレがバラすぅぅぅ!! ジェーン「ジャマだよ、ルディ」カチャ ズ ド ン ッ !! ハイコード・ルディ「アハハハあぁ…ハハ……ハ…ハ………」ドシャッ…!!
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400 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 21:58:49 ID:nU1UeDyu -
真紅「自動人形を一撃で!?ナイフだけでも強いのに、あんなライフルまで使われたら…」 自動人形「ジェーン!!何であのドールを助けた!?放っておけばルディがぶっ壊してたんだぜ!!」 ジェーン「アタイの楽しみをジャマしたからさ!!お次はアンタがジャマするかい!?」カチャッ!! 自動人形「う……」 アルレッキーノ「ジェーンが始末を付けたか…パンタローネ、コロンビーヌよ。この試合をどう見る?」 パンタローネ「『特別な人形』と『契約者のいないドール』…勝敗は明らかだろうアルレッキーノ」 パンタローネ「だが、あのローゼンメイデンの目は他のドールとはどこかが違う。深い絶望と激しい憎しみを抱いている…」 コロンビーヌ「昔、そんな『しろがね』がいたわね。そして、そのしろがねは最古の四人の一人を倒した…」 アルレッキーノ「ルシール…か……」
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401 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:00:45 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「ほらほらほらァ!!ショウの時間だよッ!!アンタはいくつよけらるかなァ〜?」ヒュヒュ…ヒュンッ!! 水銀燈「……!!」 金糸雀(カナならギリギリ当たりそうかしら。でも水銀燈ならラクラク避けて…) ドスッ!!ドスススス……!! 金糸雀「え……!?」 水銀燈「ぐ……あぁっ!!」 自動人形「くひゃひゃ、まさか全部当たるなんてよぉ、一本ぐらいオレでも避けれるぜ〜!!」 自動人形「こいつはとんだガラクタだぜ。ゼンマイがサビついてんじゃないかぁ!?」ゲラゲラ 鳴海「水銀燈の動きが悪いぞ!!一体どうしたってんだよ」 ギイ「先ほど帽子のお嬢さんが言った通り、水銀燈は契約をしていないからだろう。違いますかな?」 蒼星石「その通りさ。僕たちの強さは契約者の力で増減するんだよ。僕たちが自動人形とまともに戦えているのは契約者から力を貰ってるからなんだ」 勝(真紅は特別な自動人形を一撃で倒したから、しろがねは一番良い契約者っていうことか…) 雛苺「見て!!また攻撃が!」 ジェーン「続きましてはァ……」ス… ジェーン「 第 2 波 ァ ァ ァ !! 」ヒュヒュッ!!
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402 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:03:08 ID:nU1UeDyu -
バアアアアアアアアアアアア……!!! 真紅「もう一本も当たってはダメよ水銀燈!!これ以上当たったらまともに動けなくなるわ!」 水銀燈「く…っ!わかってるわよ……!!」バサァッ!! 金糸雀「やったわ!!上に逃げたかしら!」 鳴海「あいつに空を飛べるギミックは無え!!チャンスだ水銀と……」 ジェーン「うふん、フェイントォ……」 蒼星石「投げるフリを…!!」 ジェーン「上に逃げるのはわかってたンだよ!」ガコ…ッ!! ギイ「読まれていた…ナイフは囮で、本命はライフル…!!」 ジェーン「あっははぁ!!上じゃぁそんなにスピードは出せないよねぇぇぇえ!!!!」 勝(あの威力のライフルが当たる…!?)ドクン… 勝(当たったら無事で済むわけ……)ドクン…ドクン…ッ!! 真紅「逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」 ジェーン「逃がさないよ」カチャッ ド ン ッ !!!!! 水銀燈「ッッッッッ!!!!!」 バ ス ッ !!!!
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403 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:05:04 ID:nU1UeDyu -
水銀燈「か……っ!!」 水銀燈「……」ふら… ドサアッ…! 金糸雀「ギ…ギイさん…水銀燈は…無事よね……?大丈夫よね……!?」 ギイ「……っ」 真紅「酷い…っ!!」 しろがね「水銀燈の胸に……穴が…!!」 ドットーレ「くくく、ジェーンは本当に良い仕事をしてくれる」 雛苺「水銀燈!!!!」ダッ コロンビーヌ「舞台には通せないよ」ザッ!! 雛苺「邪魔しないで!!」シュルルル…!! スパンッ!! ……パラ…………… アルレッキーノ「娘よ。もう一度言おう。ここから先は通せない」 鳴海「うるせえ、力づくでも通させて貰うぜ…!!」 パンタローネ「ならば死ね…」カキッ… 「う……るさ…いわね……」 真紅「水銀燈!!!!!!」 水銀燈「試合は……まだ…終わってない…わ……」
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404 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:05:48 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「わァお!!まだやる気なンだ?」 水銀燈「当然…よ…私は…まだ戦える…わ……」ゼェ…ゼェ… 自動人形「きひひひひ。強がってやがる!死にかけのくせに強がってやがるぅ!!」 金糸雀「戦えるって、その体じゃ…」 アルレッキーノ「あのドールは戦いを続けるそうだ。どけ、ゲェムの邪魔になる」 ギイ「……」 ギイ「引くぞ。この場には、最古の四人だけでなく、やっかいな自動人形たちがいる。ここで奴らと戦うのは得策ではないぞ」 鳴海「そんなのわかってら。だけどよ…アイツ、フラフラじゃねぇか…」 水銀燈「ハァ……ハァ……ッ!!」 真紅(肩で息をしている…限界はとっくに通り越しているわよ!こんな状況でも貴女は戦うというの!?)
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405 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:07:17 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「ほらァ〜もっと楽しもうよォ〜。アタイはアンタと刺し合いをしたいんだよ」 水銀燈「ひとりで…やってなさい……おばか…さん……」ペッ ジェーン「あははは!!残念〜」ガンッ!! 水銀燈「が……っ!!」 ドシャアッ!! 雛苺「う……っ」 雛苺(水銀燈、あんなにボロボロに…もう見ていられないの…っ!!) しろがね「目を背けてはいけません雛苺。辛くても、彼女を信じているなら見続けるべきです」 雛苺「……」 雛苺「……」こくり 勝(だけど、どうするの?あの自動人形が本気を出せば水銀燈は……) 水銀燈「ぐうぅ…っ!!」ぐぐ… 金糸雀「その調子よ。立つかしら水銀燈〜!!」 水銀燈「あぁっ!!」ドサッ!! 蒼星石「もう立ち上がることもできないのか…っ!!」 コロンビーヌ「さっきからやけに足が震えてたけど本当に限界だったんだァ…。結局あたし達が感じた不安はムダみたいだよ」 パンタローネ(しかし何か引っかかる…) パンタローネ「……!!」 パンタローネ(何故…ルディはあのドールから『血の匂い』を感じとったのだ!?) パンタローネ(ローゼンメイデンと言う人形は我々のように有機化合された血管などを内蔵しているのか!?) パンタローネ(いや、違う。雪華結晶様はそのような事は仰ってはいなかった……!!) パンタローネ(私たちは何か重大な事を見落としている気がする……)
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406 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:13:18 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「あははは!!ほらガンバって〜」 水銀燈「ぐ…っ!!」ズル… 水銀燈「ゲホッ、ゲホォッ!!」ガクッ ジェーン「……」 ジェーン「あらァ〜。こりゃダメか……」 ジェーン「最初見た時は艶っぽかったのに、もう見る影もないねェ…」 ジェーン「まあ良いや。あンた、なかなか楽しめたよ。お礼に頭におっきな穴あけてアゲる」ガコ… 真紅「またあのライフルを…っ!!」 鳴海「くそっ!!今度こそ俺は助けにいくぞ!!」 しろがね「もう間に合いませんナルミっ……!!私たちが助けに行くよりも、あの自動人形がライフルの引き金をひくのが早い…っ!!」 ジェーン「うふふふ。くたばっちゃう前に言いたいコトはあるかい?」 水銀燈「……」 水銀燈「……たわ…」ボソ ジェーン「あぁン?」 水銀燈「私にも居た…わ……大切な人が……」 ジェーン「はははっ!!何の話かと思えばそんな話かい!!やっぱりいたんだ『大切なヒト』ってヤツが。そりゃあそうだろうねぇ、そうじゃなきゃそんな暗いカオにならないもんねェ!!!!」 アルレッキーノ(時間を稼ぐつもりか?壊れる覚悟が出来たのか?どちらにしてもジェーンの勝ちは決まっている) アルレッキーノ(余程な切り札が無い限りは、な……)
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407 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:14:24 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「そうかい、そうかい。じゃあ、その『大切なヒト』をゾナハ病にしたアタイが憎いってことか」 水銀燈「いいえ…」 水銀燈「その子を…メグをゾナハ病にしたのは私なのよ…」 勝(メグ…?ゾナハ病に…?) 真紅「……」 ジェーン「あっははははははは!!!!何だい、何だい!!それじゃ、あンたはアタイ達と変わらないじゃないか!!」 水銀燈「そうね……私は貴女たち自動人形と変わらないわね……」 ジェーン「ははははは!!おっかし〜〜!!オカしいよ!!スイギント〜。あンたどっか壊れてるんじゃないのォ!?」 水銀燈「……」ズキッ ジェーン「くふふっ!!そういうオカしい人形をあンたらは『ジャンク』って言ってるみたいだね。ジャンク!!あははは!!」 ジェーン「今のアんたにピッタリじゃないか。壊れたジャンク!!ゾナハ病をバラまくジャンクっ!!壊れちゃったお人形にはピッタリの名前さ!!」 ジェーン「はははははははは!!病気にさせた『ジャンク』が病気になった『ジャンク』の仇を討とうとしてたのかい」 ジェーン「あははははははははぁ〜!!バカみたい!!あはははははははははははははははははははははははは!!!!」 水銀燈「……」ぎり…っ ジェーン「残念だけど、もう時間さ。せいぜいキレイにくたばりなァ……ジャンクゥゥ!!」ゴリッ 水銀燈「……」 水銀燈「……」キッ!! 水銀燈(この距離なら、いくらあなたでも避けきれないわよね…!?) 水銀燈(やるなら……今っ!!)ギラッ
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408 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:15:07 ID:nU1UeDyu -
ドットーレ(ん…?) ドットーレ「ジェーン。スイギントウは何かするつもりだ。気をつけておけ。一応な」 ジェーン「了〜解っ」ニヤッ パンタローネ(だが、何が出来る…!?) コロンビーヌ(ジェーンの体はかなり頑丈になってる。真紅ってドールぐらいの攻撃じゃなきゃ、かすり傷しか付かないよ) アルレッキーノ(いずれにしても、あのドールは切り札を出すつもりだ…!!) 水銀燈(メグ、ルシール…見てて…)ぐ… 水銀燈(私がこのサーカスを…この下らないパーティーを…っ)ぐぐぐ…っ 水銀燈(メチャクチャにしてあげるからっ!!) ド バ ァ ッ !!!
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409 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 22:17:03 ID:nU1UeDyu -
勝「な…これはっ!?」 真紅「羽を飛ばしただけ…!?」 ジェーン「ざぁ〜んねん。そんなチンケな羽は刺さってもイミ無いよっ!!」カンッ…カンッ 水銀燈(もっと羽を…力を出しなさいメイメイ!!)ぐっ メイメイ「……」カチッカチッ!! 水銀燈「あああああああああ!!!!!!!!!」 ドババババババババ…ッッ!!!! 雛苺「水銀燈、まだ羽を飛ばす気なのっ!!」 ギイ(羽の量が多い。多すぎる。不利な状態から相手に少しでも攻撃を当てる為の苦肉の策か?) ヒュン、ヒュン、ヒュンッ サクッ 金糸雀「ぎゃぁ〜っ!!痛いかしら!!」 金糸雀「水銀燈っ!相手を良く見て羽を飛ばして欲しいかしら〜!」 しろがね(敵も味方も関係なく、無差別な攻撃。確かに意表を突いている。現に他の自動人形たちにも水銀燈の羽が刺さっている…) 自動人形たち「……」ザクッ!!ザクク… しろがね(だが…) フラフープ・ワイズ「うわっ、刺さっちまった。でも全然効かないぜ」 ディアボロ・ウイリー「あはは、イタい、イタいよ〜」ゲラゲラ −ザクッ− しろがね(人間の私の体に刺さっても、軽く血を流すだけの威力…。自動人形には…まして特別な人形であるジェーンには効果は無いはず…)ジワ…
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410 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:05:15 ID:nU1UeDyu -
ジェーン「はァ…とうとう中身もジャンクになったのかい…」カン…カンッ… スネーク・チャーマー「あの人形、こわれてる……」 マッスル・フランキー「まさか仲間にまで羽を飛ばすとは…ジェーンの攻撃で思考回路に欠陥が生じたか…」 水銀燈「ああああああああああああ!!」ドババババババッ!! グサッ…グサササッ!! 鳴海「羽の数がまた増えた…」 金糸雀「もう刺さるのはイヤかしら〜」 ギイ「おいで金糸雀。僕の後ろに隠れると良い」 金糸雀「ギ…ギイさ〜ん」 真紅「水銀燈の様子が明らかにおかしいわ…」 蒼星石「うん。ドールの中で最もプライドのあの水銀燈が、あんな姿になっても戦おうとするなんて…」 蒼星石「水銀燈。君は一体どうしてしまったんだ…」 雛苺「……」 雛苺「そういえば…あの時、水銀燈が笑っていたの…」 勝「あの時?」 雛苺「ジェット機でここに来る間…」 【−ブゥ……ン−】 フウ《おや?最初にこのモニターに気がつくのは雛苺さんや金糸雀さんだと思っていたが、まさか君とはね…》 フウ《水銀燈さん》 水銀燈『……』
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411 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:06:24 ID:nU1UeDyu -
水銀燈『…偶然見つけただけよ……』 フウ《偶然ついでに、あたしから君に頼み事があるんだが…》 水銀燈『真紅たちを呼んでくれば良いの……?』 フウ《ああ、それもあるが…。あたしはキミに質問をいくつかしたいんだ。答えてはくれないかな?》 水銀燈『イヤよ。メイメイ、真紅たちを呼んできなさい』 ブウ《やれやれ、素直に答えてはくれないか…》 フウ《ルシールがドットーレに殺されたあと……君はその血を飲んだそうだね》 水銀燈『……』ピクッ!! 水銀燈『……』 水銀燈『ええ……そうよ。それがどうかしたのかしら…!?』 フウ《どうにもしないさ。ただ、あたしがキミに聞きたい事に関係していてね》 水銀燈『……』 水銀燈『言ってみなさい。答えてあげるわ』 フウ《では,質問をさせてもらうよ》ニヤ フウ《君は“あの夜”ルシールの血を飲んだらしいが、ルシールの血は“しろがねの血”だ。君の体に変化はあったかな?》 水銀燈『沢山の声が聞こえたわ…』 フウ《生命の水の“呪い”か…》 水銀燈『そう。そして私がその声に呑まれそうになった時、ルシールの声が聞こえたわ。そして、ルシールの記憶も私に流れて来た…』 水銀燈『“あいつ”がルシールに何をしたか…ルシールがどうやって“あいつ”を倒したか…』 水銀燈『ルシールの怒り、ルシールの悲しみ、ルシールの絶望、ルシールの全てが私に流れ込んできたわ…』 フウ《体の方の変化はあったかい?》 水銀燈『全然……』 水銀燈『私は人形だからゾナハ病にならないし、年もとらないい。それに、もとから銀髪だから…』 フウ《そうか…》
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412 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:07:17 ID:nU1UeDyu -
水銀燈『次の質問は…?』 フウ《雛苺さんや金糸雀さんが勝君たちと食事を楽しんでいるのを見て思ったんだが…》 フウ《君たち薔薇乙女が食べたりしたもの。つまり、体に取り込んだ物は君たちの原動力として使われるのかな?》 水銀燈『それが…次の質問…?』 フウ《そうだが、何か不満かね?》 水銀燈『いいえ…』 水銀燈『私たちは錬金術の力で動いてるわ。だから食事を摂取しなくても動けるの。ついでに言うと他のドールもね…』 フウ《ほお、原動力を使わないで動く事ができるのか。それは興味深い!!》 フウ《だが錬金術の力だけでは難しい…他の何か特別な力があるに違いない。いや、そもそも永久機関が…》ぶつぶつ… 水銀燈『質問はこれで終わり?』イラッ フウ《おっとすまない。面白そうなテーマがあって、ついついのめり込んでしまったよ》 フウ《ローゼンメイデンが動作するにいたって、老廃物が体から出る事はあるかい?》 水銀燈『……』ピキッ フウ《ん?質問が少し難しかったかな。老廃物、つまり糞尿や涙、血液などの体液のこと… 水銀燈『……じゃないわよ…』ボソ… 水銀燈『 ふ ざ け ん じ ゃ な い わ よ !! 』
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413 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:08:59 ID:nU1UeDyu -
水銀燈『私が答えるのはルシールに関わりを持つ質問だけよ!!あなたの下らない研究に付き合ってなんかいられないわ!!』 水銀燈『こうして貴方と呑気に話をしてる間もゾナハ病にかかった子達は…メグは…っ!!生きたまま地獄を味わっているのよ!?』 水銀燈『貴方はそれを何とも思わないの!?ルシールは自動人形に殺されたのよっ!?自動人形どもが好き放題やってても、そんな所で研究をしてるつもり!?』 フウ《あたしに自動人形へのを憎しみを期待するのはお門違いさ》 水銀燈『貴方は最高におばかさんよ。私は今、自動人形の次に貴方が憎いわ…!!』ギリ…っ!! フウ《いいトコロをつくなァ、水銀燈さん》 フウ《他の者が汗水流して苦労している時に、それを高みの見物。あげくに愉快な歌まで歌いだす……》 フウ《それが、F・o・U、馬鹿(フウ)》 フウ《転じて【道化】。つまりはあたしなのさ》 フウ《そして、素直にあたしの質問に答えるか、あるいはそうしないか…》 フウ《どちらが賢い選択かは、馬鹿でもわかる》ニヤッ 水銀燈『く……っ!!』ぎりっ 水銀燈『薔薇乙女は…老廃物を排出したりなんかしないわ……』 水銀燈『ただ、涙や涎…血液意外の体液は出るわよ。もしかしたら、そういった液体を出す装置が私たちに内蔵されているかもしれないわね…』 フウ《なるほど、“体液は出るが、老廃物は出ない”と…》 フウ《ありがとう水銀燈さん。質問はこれで終わりだよ》
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414 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:10:09 ID:nU1UeDyu -
水銀燈『で、何が言いたいワケ!?』 フウ《君たちローゼンメイデンは実に興味深い構造をしている》 水銀燈『……?』 フウ《ローゼンメイデンは物を食べるが、食べた物は排出されない…。そして、食べた物は動く為の原動力にはならない。つまり、消化もされない》 水銀燈『それがどうしたって…』 水銀燈『…!!』 フウ『そう。君はルシールの血を飲んだ』 フウ『君が飲んだその血は今、どこにあるだろうね』ニヤ… 水銀燈『まさか…っ!!』 フウ《クローグ村の数少ない生き残りであり、自動人形の復讐に人生を捧げた淑女。最古の『しろがね』ルシール・ベルヌイユ…》 フウ《彼女の意志は…その誇り高い血は…》 フウ《 君 の 中 で 生 き て い る 》 水銀燈『……!!』 フウ《どうだい、驚いたろう?》 水銀燈『悪いわね、全然驚けないわ』クスッ フウ《ほう…?》 だって、誓ったもの… 「病める時も健やかなる時も…」 「私ゃ病みっぱなしだったけどね」 「死が二人を別つまで?」 い い え −死んでも一緒だわ−
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- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
415 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:13:31 ID:nU1UeDyu -
水銀燈「あああああぁ…!!」ビシュシュッ!! ジェーン「この羽うざったいったらァ。狙いが付けにくくてしょうがないよ」カンッ アノス「くひひひ、あの黒いローゼンメイデンがくたばっちまうのも時間の問題ですぜ、ドットーレ様ァ」カンッ ケニス「けひひひ、いくら羽が当たっても雪華結晶様に頂いたこの体はビクともしないぜェ」カンッ ドットーレ「ふむ……」ス…ッ ババババババ… 勝「すごい羽の数だ。多すぎて舞台が見えないや…」 鳴海「しろがね。腕から血が出てるぞ!!」 しろがね「大丈夫、ただのかすり傷です。しかし、水銀燈の方は…」 蒼星石(仮にこの戦いを生き延びても、体に穴を空けた水銀燈は…) パキ… 雛苺「うゆ?」 雛苺「何かヘンな音が水銀燈から聞こえるの…」 水銀燈「……」パキ…パキパキ…… 勝(この音は“しろがね”の傷が癒える音…!) 金糸雀「なぁっ!?水銀燈のお腹の穴が少しずつ塞がってるかしら〜!!」 真紅「まさか水銀燈がしろがねに!?」 ギイ「いや、“なりかけ”だ。力が足りなかったかは分からないが、僕たちよりも回復が遅い」 ギイ(そもそもドールがしろがねの血を飲んだらどうなるか…この僕でも分からない!! )
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- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
416 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:15:55 ID:nU1UeDyu -
ディアボロ・ウィリ−「ジェーンは何もたついてんだよォ。ライフルで壊すコトにこだわらなかったらスグ倒せるだろ〜」 フラフープ・ワイズ「おっ、やるみたいだね」 ジェーン「いい加減に…」ぐん…っ ジェーン「その目障りな羽を出すのをやめなァっ!!」ゴッ!! 水銀燈「くっ!!」 ビューグル・ハーレー「やっと終わりそうだぜ。とっとと殴り殺しちまえ」 水銀燈「ぜ…はぁ…っ」キッ 水銀燈「……っ!!」シュバババッ ジェーン「まぁだ羽を出すのかい、あっきれた〜。別にいいけどさ。あンたはもう壊れるから」 水銀燈(あの道化が言っていた事が本当なら、私にも勝機が……あるっ!!) フウ《どうだい。面白い話だったろう》 水銀燈『まあね。お礼を言うわ。一応だけど』 フウ《一応…か。君らしいな》ニヤリ フウ《ああ、そういえばね水銀燈さん…》 水銀燈『何よ?』 フウ《君の中に溶けているであろう“ルシールの血”は、自動人形にとって【猛毒】なのさ》ニヤ…
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417 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:18:30 ID:nU1UeDyu -
カンカンカンッ!! ジェーン「効かない効かない、効かないんだよォォオッ!!」ゴッ!! 水銀燈「がふっ!!」 バ キ ィ ッ !! 蒼星石(水銀燈の顔にヒビが…っ!)ぎりっ ジェーン「あはははは、ローゼンメイデンなンてこの程度かい。あははははははははは!!」 ジェーン「あは…あは……」 ビューグル・ハーレー「ジェーン!!自分の体を良く見ろ!!」 ジェーン「え?」 フラフープ・ワイズ「漏れてるんだよォ…」 フラフープ・ワイズ「オレたちの原動力…疑似体液がっ!!」 ゴプ…ッ ジェーン「げええええええ!!!!」ドパアッ!! マッスル・フランキー「ジェーン!!ジェーンッッ!!おのれェ!!ローゼンメイデンっ!!」 水銀燈「……」パキパキ…ッ ディアボロ・ウィリー「この人形!!体の傷が直ってきてやがる!!」ドプ… フラフープ・ワイズ「おい!ディアボロ・ウィリー。おまえ、疑似体液が出てる!!」ゴプ… スネーク・チャーマー「お、おまえもだ…!そんな……オレ…もっ!?」ゴバァッ ビューグル・ハーレ「まさか、この人形…まさかッッ!!」 マッスル・フランキー「その羽に『生命の水』を仕込んでいたのかぁぁ〜ッッ!!」
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418 :【第6場】[sage]:2010/11/24(水) 23:19:58 ID:nU1UeDyu -
ゴブ…… 自動人形「ぐえええぇ〜」ドサッ!! カカカン……!! 自動人形「うぎゃぁぁぁあぁぁ」ドプ…ッ!! ビューグル・ハーレー「ちくしょう!!やりやがったなぁ〜!!」 マッスル・フランキー「その羽を出すのをやめろォォォォォォ!!!!!!」 ザクッ マッスル・フランキー「が…が……」ドパパ… 勝「すご…い。これだけの自動人形を一気に倒すなんて…」 ギイ「威力はないが、数は出せる水銀燈の羽と生命の水の組み合わせか…。『しろがねの羽』と言ったところか…」 しろがね「安心するのはまだ早いですよギイ先生。奴らは特別に創られた自動人形。ああなってもまだ動きます!!」 鳴海「ああ。来るぞ…っ!!」 自動人形たち「くそ…くそォ…っ」ギ…ギギ…… 自動人形たち「調子に乗ってんじゃねぇ〜〜!!」 ダ ッ !! 自動人形たち「死ねぇぇえぇぇぇえ!!ジャンクゥゥゥウ!!」
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