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◆CMd1jz6iP2
ジャスティスバトルロワイアル Part2

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ジャスティスバトルロワイアル Part2
346 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:15:04 ID:3k1545Vw
テンマ、藤村大河、ポイズン・アイビー、相沢たける
空条承太郎、松田桃太、パンドラ
またもやこんな時間ですが投下します。
ジャスティスバトルロワイアル Part2
347 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:16:59 ID:3k1545Vw
――――――――――――――――――――――――

テンマと大河が去った後、森は更に生い茂りを見せていた。
熱帯地方にありそうな植物、ラフレシアを倍近くあるハエトリソウらしき植物。
その中心部分近くで、たけるは植物の繭の中でのんびりとしていた。

「あーあ、テンマ兄ちゃんたちと遊べたら良かったのになぁ」
未だ殺人ゲームにいる実感が少ないたけるは、そんなことを呑気に考えていた。
「アイビー姉ちゃんは、植物育てるのに夢中で遊んでくれないし……」
ポイズンアイビーは、更に植物の領域を広げに回っている。
初めは見たこともない植物に、カッコイイと喜んでいたたけるだが、少し飽き始めていた。
「やっぱりあのDVD見ようかな……でも、嫌がってたし、すごく怒りそう」
テンマと戦闘中のアイビーを見て、たけるは姉の千鶴を思い出していた。
「まぁ、千鶴姉ちゃんの方が怖いけどさ」
サラッと凄いことを言いつつ、ふと何かを思いつく。
「そうだ。何か面白い物入ってないかな」
自分に支給された物の中に、何か暇つぶしのゲームでもないか。
そう考えたたけるは、自分の支給品を確かめる。
「……これって?」
そこに入っていたものとは――――

――――――――――――――――――――――――

「ねぇ、テンマくん? テンマくんってば!」
「え? あ、ああ……な、何かあった、タイガ?」
アイビーの領地である森を抜けようという頃、大河は物思いにふけるテンマに声をかける。
「どうしたの? 何か、考え込んでるみたいだけど」
「ごめん、ちょっとさ……たけるとアイビーと、もっと話ができたら良かったのにって思って。
でも、それが出来なかったのは、俺のせいだし……」
もう少し出会いが違えば、険悪にならずに話し合えたかもしれない。
そんな「もし」を考えても仕方ないが、短慮さが招いた事態への後悔は消えない。

「こーら! あれはお互い様だったんだから仕方がないの。人間同士、初対面じゃこういうこともあるって」
「そう……かな」
「そうよ! 私だって、生徒とうまくいかない時もたまにあるもの。いや、結構、かな、あーたくさん……かも、ううう、いつもかも……?」
ドーンと胸を張っていた大河が、何故か自分で喋る内に、どんどん元気がなくなっていく。
「タ、タイガ? そ、そうだよな。次の会えたら、きっと仲良くできるよな!」
「……ハッ!? あ、うん、そうそう! 落ち込む暇があったら、ガクガク植物ランドを抜けて、人を探しに行きましょ!」
森を抜け、川が見える。
「森を抜けたのはいいけど……今どの辺りなんだ?」
森を抜ける。そのために、二人は現在地を大きく見失っていた。
本来ならまっすぐ進めば良いところを、アイビーに配慮し、植物を傷つけないよう進んだ。
その結果、曲がりくねり進むことになり、時間と方向を失ってしまったのだった。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
348 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:19:11 ID:3k1545Vw
地図を開き、現在地を確認するテンマ。
「あ、ほらほら。まだ東の方はずっと森が続いているみたい。たしか、ここをまっすぐ進めば、建物があるんじゃなかった?」
「ああ、確かにそうみたいだ。ええと、この建物は―――」

「アーカムアサイラム……収容所か、避難所か何かなのかは、見てみないことにはわからないがな」

「そうそう、アサイラムって色んな意味があるからー……あれ?テンマくん、声変わりした?」
「下がって、タイガ!」
テンマでも、タイガでもない人物の声。
テンマはタイガの前の立ち、二人とは別の方角から現れた影に身構える。
「(なんだ……背中に見えるのは……霊体、なのか……?)」

「やれやれ……俺が話しかけて、スムーズに事が済んだ試しがねぇぜ」

現れた男……空条承太郎は、テンマの警戒心など気にせぬかのように、帽子の鍔を下げた。


――――――――――――――――――――――――

その出会いより、しばらく遡る。

「……とりあえず、僕の知っている参加者はそれで全部だ。会ったことのない人物も含めて」
承太郎にアイビーの協力をしてもらうことにした松田。
その見返りと、信頼を得るために、自身の知る参加者の情報を話していた。
「なるほど……で、アイビーって女が、ガキを助ける力を集めている、だったか?」
「そうだ! アイビーは心優しい、子どもを愛する女性なんだ! 残念ながら、僕は銃の腕に多少覚えがある程度……承太郎……さん、みたいな特別な力はない」
僅かに無能じゃない、とアピールしながら、松田は承太郎に協力を仰ぐ。
「で、俺にその女の手助けをしろってわけだ……まぁ、力の弱い弱者を守ることに、反対はしねぇぜ」
「な、なら!」

「だが断る」

「別にNOと断ることが好きな訳じゃねぇが……こっちもやることが山積みなんでな」
仗助との合流、殺人者かもしれない金髪の女の捜索、DIO、吉良、主催者に数ページ分のオラオララッシュを叩き込むこと。
その全てを並行して行わなければならないのが、ジョースターの血統の辛いところだ。

「アイビーを助けること以上に、大事なことなんて……なぁ、考えなおしてくれないか!?」
「……俺は、俺同様にスタンドが使える、DIOと吉良吉影を倒さないとならない。どっちも、その能力で途方も無い犠牲者を出している……ついでに、子どもに容赦する奴らじゃないぜ」
「そ、そんな危険な奴が!?……ま、まさか、吉良って奴のスタンド……とかいうのは、人間を自由に殺せる……なんてことはない、よな?」
怒りすら見せていた松田の表情が、驚愕に変わる。
更に言えば、吉良、という名前からキラを連想したこともあるのだが。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
349 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:21:16 ID:3k1545Vw
「?……いや、触れた物を爆弾に変える能力だが……なにか心当たりでもあるのか?」
「あ、あはは!じ、冗談冗談!たまたま漫画で似た内容を見た気がしてね!」
キラが自在に人を殺せることを、民間人に話すわけにはいかない。

「そ、それにしても爆弾に変えるって……お、恐ろしい能力だね!」
たとえ、この場にキラが関係していなくても、それは変わらないと松田は話をごまかす。
実際、驚いてもいるわけだが。
「アンタが倒してくれるって言うなら、話は変わるんだがな、刑事さんよ」
「ぼ、僕にそんな力は……」
不可能を承知で言われた言葉に、松田は俯き言葉を濁す。
「まぁ、そういうわけだ。だが、アイビーとあんたの邪魔はしないし、Lに夜神月……バットマンって野郎にも会えれば、その話はしといてやるぜ」
「あ、ああ……頼むよ」
搾り出したような松田の言葉が終わるよりも先に、承太郎は歩き出していた。

「おっと……ひとつ聞いていいか」
思い出したように振り返る承太郎。
「アンタ、アイビーって女と付き合いは長いのか? やたらと心酔してるみたいだが……」
「えっ? いや、この森で初めて会って……でも、彼女は素晴らしい女性なんだ! 君も会えばわかるよ」
松田の言葉に、やれやれと首を振る承太郎。
「まぁ、俺が口出すことじゃないんだが……いいのか、夜神粧裕って女は?」
「………えっ?」
とんでもない事を口にされたかのように、表情を凍らせる松田。

「どうして、粧裕ちゃんの名前が出るんだ?」
「別に深い意味は無いが……さっき、知り合いの紹介を聞いていた時に、説明に熱が篭っていた気がしてな。
下衆の勘ぐりって奴かもしれねーが、恋人か何かかと思ってな」
松田は、アイビーの説明に合わせ、自身の知り合いと、アイビーに聞いたバットマン、ジョーカーについても語っていた。
その際、夜神粧裕について説明するとき「夜神月の妹」と言えば済むことなのに、容姿や人柄、人間性まで詳細に語っていたのだ。
『ちょっと気持ち悪い』と思われる程度に詳しい内容だったため、承太郎は二人が……もしくは一方的に、特別な関係だと思ったのだ。

「ま、まだ粧裕ちゃんは中学生なんだから、そ、それじゃあロリコンじゃないか!」
「(好意があることは否定しねーんだな……だが、少し疑いすぎ、か)
勘違いなら悪かった。……そういえば、銃に自信があるとか言ってたな。」
深い興味はなかった承太郎は、思考内で結論付けると、懐から拳銃を取り出す。
「な、なんだ、拳銃なんて取り出して!」
「早合点するな。あんた、刑事なら拳銃くらい使えるんだろう?
スタンド使いには無駄かもしれないが、身を守る武器くらい持っておいたほうがいい。
実際、もう死人が出てるしな。」
「そ、そうだな……ん、待て、死人!? な、なんだ、聞いてないぞ!?」
死体、という言葉に松田はまたもや驚く。
思えば、松田は承太郎に情報を提供したが、承太郎からはDIOと吉良について聞いたのが初めてだった。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
350 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:23:47 ID:3k1545Vw
「そういや、言ってなかったな。地図で言えば、511キンダーハイム……そこで、自殺らしい女の死体があった。
だが、どうにも「自殺させられた」ように見えてならない。さっき、自由に人を殺せるスタンド、なんて話をアンタがした時は、何か知っていると思ったんだがな」
「そ、そうか。悪かった、変に期待させて……」
「いや、大して期待はしてなかったぜ。……ま、拳銃があるからって、無茶するなよ」
そういうと、承太郎は今度こそ、森の奥に消えていった。

そして、そのまま森へ……そして直線に抜け(もちろん邪魔なツタや木はへし折った)、テンマたちと出会うのだった。

――――――――――――――――――――――――

「なるほどな。松田の野郎の話じゃ、どうにも怪しかったが……少なくとも、それほど危険性はないらしいな」
「そうよ、彼女は良い人なんだから! 確かに全身緑色だし、セクシーさムンムン放ってるし、ちょっとツンデレさん過ぎるなーと思うけど」
「それは褒めてんのかな……?」
出会った直後は緊張を走らせていた両者だが、テンマもアイビーとの失敗の反省を踏まえ、お互いに対話することが出来ていた。
話をしていく内に、アイビーと出会っていたことがわかり、承太郎は内容の統合性から、松田の話に嘘がなかったと判断した。

「スタンドか……小宇宙以外に、そんな力があるんだな」
「小宇宙……ジジイの使っていた波紋法に近いのかもしれねぇな……」
「うむむ……私にはジャ○プかチャンピ○ンな話にしか聞こえないけど……アイビーさん見た後だと、なんでもありよね」
スタンドがやはり他人にも見えることを確認した承太郎。
その話を聞き、テンマも自分の能力、小宇宙について話した。
一般人である大河は、正直何がなにやらサッパリだったが、アイビーの植物を操る姿、テンマの戦う姿を見ていたために、そういう力の存在を否定せず、受け止めることにしたのだった。
今後出会った時のことを考え、仗助、DIO、吉良の力について承太郎は語り、テンマもまたパンドラについて注意を促した。
「士郎のことも、会ったら伝えて……というか、うーん……」
衛宮士郎について話していた大河は、途中で何かを考え出し、違う内容を口にした。

「ねぇ、承太郎さん。どうかしら、迷惑じゃなければ……一緒に行動しない?」
「……いや、遠慮しておこう」
大河からの同行の誘いを、やんわりと断る。
「どうしてだ? 俺達は殺し合いに乗ってない仲間だ。それなら、一緒に行動した方がいいんじゃないか?」
「いいや、違うな。俺とあんたたちでは、行動パターンに違いが出てくる」

ジャスティスバトルロワイアル Part2
351 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:25:35 ID:3k1545Vw
どう言葉にすべきか、承太郎はしばらく考え……結局、ストレートに言葉に出すことにした。

「俺は、フザけた悪党を見つけたらぶっ飛ばしに行く。その時には、当然どっちも命の危険が伴う。
悪いが、藤村先生……アンタを連れていくわけにはいかないな」
「うう……もしかして、「タイガーは置いてきた。修行はしたが、はっきり言ってこの闘いにはついて行けない!」ってやつですか?」
「いや、修行してないし」
「……まぁ、それもあるが、わざわざ危険に飛び込む必要はないってことだ。
どんなゲス野郎を相手にするとしても、俺は、主催者の野郎のルールに接触している。
そいつが、どの陣営にいるかもわからない。結果として、主催者の思惑の上だ」

自分がどの陣営であれ、相手がどの陣営であれ、承太郎自身が悪と感じたならぶっ飛ばす。
DIO、吉良のような悪を野放しにすれば、犠牲が増える。故に、闘い……主催者の掌から出られない。
「だが、最後の最後まで殴り合いを続ける気もない。悪党にも、死ななきゃ治らない奴と、一発殴られりゃ落ち着く奴もいる。
俺が殴り飽きた頃に、どうにか首の辺りが軽くなってれば助かるんだがな」
承太郎の言葉に、大河とテンマも何が言いたいのか理解できた。

俺が戦っている間に、首輪を解除できる人間を探してくれ、と。

「でも、いいのか? それなら、俺も……!」
「オメーがもう一人いるなら手を借りるがな。黙って、藤村先生の手助けでもしてな」
一緒に闘う、そう言おうとしたテンマを、承太郎が止める。
「(……たしかに、タイガを一人になんて出来ない、か)
……わかった。でも、ジョータローも気をつけてくれよ。」
それ以上、テンマも無理は言わず、承太郎に従うことにしたのだった。

「で、お前たちはこれからどこに行くんだ?」
「そうねー。決めてはいないんだけど……アーカムアサイラムが近いし、とりあえず行ってみたいのよね」
「そうだな。……でも、橋も船も見当たらないし、川を泳ぐのは最後の手段にしたいんだけど……」
同行しない、と行った承太郎も川を渡ることには同意見だった。
川を渡らなければ、森を抜け、山間を進みアーカムアサイラムの裏手に出るか、戻るしかない。
どちらも大きなタイムロス。あまり取りたい方法ではない。

「んっふっふ……どうやら私の出番のようね」
なにやら自身あり気に笑う大河が、二人の視線を集める。
「タイガ、なにか手が?」
「もっちろん! 今こそ、支給品の使いどころよ!」
そう言うと、自分の荷物に突っ込んだ手を、勢いよく引きぬいた。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
352 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:27:32 ID:3k1545Vw
ガバッ!
「ジャーン!! スーパーマンのコスチューム!! 宇宙を駆けるスーパーヒーローのトレードマーク!!」

「……で、それで飛べるの?」
「えへへ、大体こういうのって、ヒーロー自体に能力あるみたい。うん、これは前振り前振り」
そう言うと、自分の荷物に突っ込んだ手を、勢いよく引きぬいた。

ガバッ!
「ジャーン!! Pちゃん・改!!なんと宇宙空間まで航行可能なスーパーロボット!!」

「なるほど、それなら川ぐらい問題じゃねぇだろうな。……で、オチは?」
「あははー……充電切れみたい」
そう言うと、自分の荷物に突っ込み……

「あとはー、変なスイッチしか無いや。ポチッとな」
「えー!?」
「おい、何してやがる!!」
二人の抗議の声も既に遅し。
なにやら、周囲には風を切り裂くような甲高い音が響き出していた。

「な、なんの音だ?」
「嫌な予感がするぜ……ジョースター家は乗り物運が半端じゃなく悪い……飛行機が落ちてきてもおかしくねぇぜ」

余談ではあるが、ジョナサン=船で死去、ジョセフ=墜落王、承太郎=祖父と共に陸海空制覇、仗助=重体時に雪で車が止まる。
本気で呪われている事故率であり、ついでに言えば、肉体的にジョジョの血統であるDIOの息子、ジョルノにもそれは引き継がれている。

「上から来るぞ!!」
飛来音と共に徐々に大きくなる影。
テンマは小宇宙を高め、承太郎はスタープラチナを出現させ迎撃の体勢をとる。
だが、しかし。

「ちょっと待ってーーー!!」
それを押し留めたのは、騒ぎの原因である藤村大河だった。

それに呼応するかのように、空から飛来する影も速度を緩める。
「こ、これを呼んだみたい……さっきのスイッチ」
空中で静止したそれは、機械仕掛けのクワガタのような姿。
『カー・ムー・ソーサディ・ター』

その名を「ゴウラム」。戦士クウガを助ける、古代リントの遺産であった。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
353 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:29:15 ID:3k1545Vw
「……よっと。ほら、言ったとおり渡れたでしょ」
三人は、ゴウラムに捕まることで無事に川を渡れた。
実際は、ゴウラムの背に大河、両側の足をテンマと承太郎が掴んで渡った際、ゴウラムがふらついた為、二人の足回りが濡れてはいたが。

「ま、まぁそれくらいすぐ乾くって。きっと、ゴウラムちゃんの調子が悪かったのよ」
「……調子が悪い、か。それって、この地に原因があるのかもな……」
「……スタープラチナが他人に見えることを考えると、そうかも知れねぇな」
何故かうまく力を出し切れないというテンマ。
承太郎は、試しに時を止めてみる――コマ送り程度の静止が起きただけだった。
「(――マズイな。まだ体調も万全だっていうのに一秒程度か……だが、戦闘になる前に気づけて良かったぜ)」
テンマの小宇宙も、承太郎のスタンド能力も、精神的な力が作用している力。
どちらも、体調が最悪なら出力も下がるが、まさにそんな感じと言っていいだろう。
「――さて、ここで別れることになるな」
「そうね。お互い、まだ無事に会いましょ」
こうして、三人は軽く挨拶をして別れた。
また会えることが、当然であると信じているかのように。

テンマ、大河は川沿いに北へと進む。
避難所、聖域とも意味も持つ言葉、アサイラム。
しかし、その実態は精神病院、収容所であるアーカムアサイラム。
そこは、二人にとってどちらの意味を指すのであろうか。

【B-9/川沿い:早朝】

【天馬星座のテンマ@聖闘士星矢 冥王神話】
 [属性]:正義(Hor)
 [状態]:健康
 [装備]:なし
 [道具]:基本支給品、未確認支給品1〜3
 [思考・状況]
 基本行動方針:聖衣を取り戻し、この場から脱出する
 1:タイガを守る
 2:パンドラを探す
 3:バットマンとマッティーに会ったら協力を頼む
 4:アーカムアサイラムを探索
ジャスティスバトルロワイアル Part2
354 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:31:13 ID:3k1545Vw
【藤村大河@Fate/stay night】
 [属性]:一般人(Isi)
 [状態]:健康
 [装備]:なし
 [道具]:基本支給品、スーパーマンのコスチューム、Pちゃん・改@天体戦士サンレッド、装甲機ゴウラム@仮面ライダークウガ
 [思考・状況]
 基本行動方針:みんなと一緒に生きて帰る
 1:士郎を探す
 2:テンマが心配
 3:バットマンとマッティーに会ったら協力を頼む
 4:アーカムアサイラムを探索

※承太郎から、吉良、DIOについて聞きました。

※装甲機ゴウラム
クウガの支援のために作られた、古代の兵器。自律飛行が可能。
最高時速500km/hを超えるが、本ロワにおいては、性能が大きく制限されている。
また、バイクと融合することでその性能を大きく向上させるが、ビートチェイサー2000以外と融合した場合
融合解除後に金属部分を失い、化石化してしまう。(金属を補充出来れば再生可能)
一度呼び出した後は、呼び出した人物の付近を飛行し、命令がなくとも自由意志で支援する。
その人物が死亡した場合は、最も近くにいる聖なる心を持つ人物に自動で委譲される。
もしくは支援対象本人による委譲宣言により、支援対象を変更可能。

※スーパーマンのコスチューム
バットマンの友人、クラーク・ケントがスーパーマンとして活躍するとき着るコスチューム。
スーパーマンのチート的能力は、全て本人の能力のため、服に特殊効果はない。

※Pちゃん・改
フロシャイムのヌイグルミ怪人チーム「アニマルソルジャー」の一員。
ヒヨコ型の怪人で、自身の改造のしすぎにより、会話もほとんど出来ない。
宇宙空間、深海を航行可能、液体金属のボディ、ビーム砲、核兵器など、フロシャイム最強クラスの能力を誇る。
ただし、すぐに充電が切れてしまうため、長時間は戦えず、サンレッドを倒すには至らない。
充電に成功しても、上記の能力は大きく制限されているものと思われる。


ジャスティスバトルロワイアル Part2
355 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 01:34:05 ID:3k1545Vw
二人を見送り、承太郎は参加者名簿を取り出していた。
「相沢たける……か」
承太郎が、情報交換の際に誰にも結局伝えなかったこと。
今の荷物の中にある首輪の持ち主……相沢栄子。
彼女の名前を、けっして承太郎が語ることはなかった。

死を軽んじるつもりはない。
平穏なときならば、死を悼むことも必要だ。
しかし、今はその時間に、新たな死が生まれる状況。
どうせ、主催者がその死を伝えてくるというのなら、あえて伝える必要もないと考えた。
幼い子どもに、二度も現実を叩きつけることも。
死因も犯人もわからぬなら、他人に無駄に不安を与えることさえも。
今は、死を減らすために動くときだ。

「だが、あの金髪の女……少なくとも、死の原因ぐらいは教えてもらうぜ……」
墓地の方角へと向かい進む承太郎。
しかし、承太郎は失念していた。
その、よく知る者の「死」が、すでに起きている可能性を。
東方承太郎の死を知ったとき、彼は……

【C-8/川沿い:早朝】
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
 [属性]:正義(Hor)
 [状態]:健康
 [装備]:なし
 [持物]:基本支給品、不明支給品1?3、511キンダーハイムの資料、首輪(相沢栄子)
 [方針/目的]
  基本方針:許せぬ「悪」をブチのめす
  1:仗助を見つけて合流する
  2:吉良吉影、DIOは見つけ次第殺す
  3:金髪の少女を警戒
 [備考]
  参戦時期は原作四部、少なくとも吉良吉影が殺人鬼だと知った以降。

ジャスティスバトルロワイアル Part2
369 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 17:49:50 ID:3k1545Vw
三連星の一人、マッシュです(ぇ

>>379-380
正義漢にすり替えて。→正義感にすり替えて。
【D-9 森(火災)/一日目・深夜】→【D-9 森(火災)/一日目・早朝】

このように修正願います。
ジャスティスバトルロワイアル Part2
372 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 20:16:11 ID:3k1545Vw
したらばにて、「承太郎、栄子の事を埋めてるんじゃなイカ?」、と大きな矛盾を指摘していただきました。
したらば投下スレに修正案を投下しておいたので、ご検討ください。
把握が足らず申し訳ないです。
ジャスティスバトルロワイアル Part2
374 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 21:31:24 ID:3k1545Vw
>>373
馬鹿野郎ォー!松井ィーッ!誰だお前!?ふざけるなァーッ!!
もう誤字ってレベルじゃなくて別人ですね
しかも結構松井さんになってる箇所が多いorz 

他にもあったら、どんどん修正してくれると助かります。すまぬ……すまぬ……
ジャスティスバトルロワイアル Part2
378 : ◆CMd1jz6iP2 [sage]:2010/11/22(月) 22:01:04 ID:3k1545Vw
説明不足な点を投下スレに再修正。

そして>>376ェ……見直しはしたんですが、もう俺の目はフシアナサンですね。
松井さんの件も含めて、どうしよう……誤字関連は自分がwikiに登録して直せば良いですかね?


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