トップページ > 創作発表 > 2010年11月19日 > zrxlocni

書き込み順位&時間帯一覧

4 位/182 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数000000000000000000000014014



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
【第5場】
創る名無しに見る名無し
【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜

書き込みレス一覧

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
362 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:15:44 ID:zrxlocni

          人形達の舞踏〜ドールズダンス〜
 
           第5場〜第四試合、そして〜
 

ペドロリーノ「うわあああ〜!!」

オラーツィオ「ちくしょう〜っ!!」

ジャコ「イヒヒヒ…」ギャンッ…


  ザ  ン  ッ  !!!!!


ガシャシャシャン……


鳴海「よっしゃぁ!!良くやったぜ雛苺!!」

雛苺「いっちょうあがりなのよ!!」

ゆら…

水銀燈「……!!」

水銀燈「まだよ、雛苺!!」

雛苺「え…?」

ペドロリーノ「かああ、一緒に行こうよォォ、チビガキィィ〜!!」ダッ!!

金糸雀「うそ…!?ジャコにやられたのにまだ動けるなんてっ!!」

ペドロリーノ「オ、オ、オレの執念をあ、あ、侮っていたなァ〜!!」ギシィ…ギシッ…

しろがね「雛苺!!あの人形は弱っています。今ならあなたの苺轍で捕らえられるはずです!」

雛苺(無理よ…。もう…からっぽなの…)

ペドロリーノ「死ねぇ!!!!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねェェェェェェェェェェ!!!!!」

真紅「雛苺ぉぉッ!!」


  チ  ュ  イ  ン  ッ  !!


ペドロリーノ「なぁ…っ!?」キシ…ッ…

勝「分解…っ!!」

ペドロリーノ「げええええ〜!!」ガシャ…バキョ…

バララっ!……カランッ…

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
364 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:22:35 ID:zrxlocni
真紅「ふう、これで今度こそ決着ね。2人ともお疲れ様」

鳴海「おう、あんな強い奴ら相手によくやったな勝!!」

しろがね「申し訳ありません雛苺。私はこの試合が、あなたにとって荷が重いと思っていました。しかし!!機転を利かせた戦法、追い詰められても諦めない強い意志。さすがローゼンメイデンです!」

雛苺「えへへ。しろがね、それはちょっとホメすぎなのよ」

金糸雀「な…な…雛苺のくせに、この薔薇乙女一の才女である、この金糸雀を差し置いて誉められるなんて…」

蒼星石(でも、あの2人は本当に強いなぁ…。今の人形、僕だって勝てたかどうか…)チラ…

雛苺「うにゅ〜潰れちゃったの…」ベチョ

勝「ポッケに入れてたの!?」

雛苺「お腹が減ったら食べるつもりだったの…」しゅん…

勝「後でフウさんに頼んで持って来てもらうから元気出してよ」

雛苺「ホント!?マサルありがとう〜」ぎゅうっ〜

水銀燈(あの人間と雛苺…お互いがお互いを支え合って、どんどん強くなっていってる。きっと、此処にいる誰よりも深く結びついてる…)

水銀燈(私は…)

『あなた、スイギントーって言うんでしょ?あたしはメグ。よろしくね』

『泣くのはおよし…水銀燈……』

ズキッ!!


水銀燈(私は、独りだ……)

水銀燈「……」



【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
367 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:23:54 ID:zrxlocni

ギイ「勝よ、よくやった…と言いたいところだが……」

ギイ「あれほど言っていた左の隙がまだまだ改善されていなかったぞ。雛苺の援護と平馬がバブル・ザ・スカーレットを装備させていなかったらどうなっていたか…」くどくど

勝「うう…」

雛苺「ギイさん。マサルはと〜っても頑張ってるからイジメちゃ、めっ、めっ、めっ!!なの…よ…?」くらっ

雛苺「あれぇ…?」ふら〜

ガシッ

勝「わっ!雛苺、大丈夫?」ぎゅっ

雛苺「マ、マサル!?」

勝「ごめんね、雛苺はたくさん傷を受けたんだもんね…。痛いところはない?壊れたところはない?」

雛苺「う、うん……」かあ…

真紅(雛苺にはまだ早いと思っていたけれど…あらあらこれは…)

蒼星石(わああ…勝君、以外と大胆…)

しろがね(まるでギイ先生のような…それでいて本人に自覚がないとは、末恐ろしい…)

勝「?」

雛苺(嬉しいけど、恥ずかしいの…)ドキッ…ドキッ…

金糸雀「……」じ〜

金糸雀(後でギイさんに頼んでみようかしら)

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
368 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:24:42 ID:zrxlocni

ドットーレ「いやあ、素晴らしかったよ!!サイガマサル君、雛苺嬢!!」パチパチ

ドットーレ「ふうむ、これで我々は3連敗か…」

ドットーレ「……」

ドットーレ「……」にたぁ…

ドットーレ「薔薇乙女側の4番手、出てきたまえ…」

水銀燈(ドットーレ…何を企んでる!?)

勝「気を付けてね蒼星石」

鳴海「ああ、勝の言う通りだ。いいか?絶対に油断するなよ」

蒼星石「大丈夫だよ勝くん、マスター。僕にはレンピカと翠星石のスィドリームがあるから」

蒼星石「あんな奴らに負けるもんか……!!」

薔薇乙女4番手

−第四ドール蒼星石−

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
369 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:25:23 ID:zrxlocni

ドットーレ「では、我々の4番手に来て貰おうか」スッ

ズン…ズン…

ギイ「来るぞ…!!」


ズン…ッズン…ッ


「こ〜んや〜の相手〜は…」

金糸雀「歌も聞こえてきたかしら…!」

ランバージェイコブ「弱ぁぁぁい人形にし〜よう♪」



  ズ  ン  ッ  !!



自動人形4番手

−ランバージェイコブ−

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
370 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:27:04 ID:zrxlocni

ランバージェイコブ「こ〜んや〜のランバージェイコブ様の相手は〜小さく弱い人形〜♪」ズンッズンッ…

蒼星石「……」チャキッ!!

ランバージェイコブ「もうォダメだよ〜誰も助けはこない〜♪」ズン…ッ

ランバージェイコブ「お前のハサミはァ〜今日からオレのモノ〜そのハサミで子供の耳をそぐ〜♪」カシャカシャ…

ランバージェイコブ「どれ拝借〜♪」グオ…

蒼星石「で…?」

チョキン!!


カシャン…


ランバージェイコブ「え…!?オレのハサミが…っ」

蒼星石「…」チョキン!!

ボトッ…

ランバージェイコブ「オ、オレのカラダが紙みたいに〜!?」

蒼星石「自動人形…君に、一言だけ口を聞いてあげる…」

蒼星石「レンピカと、マスター。そして、スィドリームがある限り…この『庭仕の鋏』に切れないものは…」

蒼星石「 な い っ っ !! 」


   ザ   ン  ッ   ッ ! ! ! ! ! ! !




【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
377 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:28:21 ID:zrxlocni

ランバージェイコブ「た、助け…」

蒼星石「聞こえないね」タンッ…


 ヂ ョ キ ッ !!


ランバージェイコブ「が……っ!!」バキョッ!!

蒼星石「言い忘れてたから、もう一言…」

蒼星石「僕の鋏にそんな下劣なことはさせないよ」

鳴海「ひゃあ〜意外とやるんだな、蒼星石も」

金糸雀「意外とは何かしら、このゴリラ!!蒼星石はカナと同じ薔薇乙女なんだから当然かしら…!!」

鳴海「ゴリ…」

しろがね「そうですよ、失礼ですよナルミ」

しろがね「真紅、雛苺、蒼星石…いずれのドールも誇り高く、華やかな戦いでした」

しろがね「そして金糸雀も、これから薔薇乙女の名に恥じない戦いを繰り広げてくれるはずです!」

金糸雀「そ、そうかしら!」

金糸雀「ここからは薔薇乙女一の策士にして才女!泣く子も黙る乙女番長、ローゼンメイデン第二ドール金糸雀が…」

金糸雀「楽してズルしていただきかしら〜!!」

全員「……」じ〜

金糸雀「…た……たぶん……」

【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
378 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:29:36 ID:zrxlocni

パンタローネ「……」

パンタローネ(鋭い太刀筋だ…。通常の人形では手も足も出ないだろう)

パンタローネ(ローゼンメイデン。実力は本物か…)

ドットーレ「いやあ、ブラヴォー、ブラヴォー」パチパチ…

ドットーレ「実に良い。実に良い勝負だった……が」

ドットーレ「我々自動人形側からは、いささか不満があるそうだ」

ギイ「試合に公平なのが進行役の仕事じゃないのか、ドットーレよ」

ドットーレ「観客を楽しませるのが進行役の仕事だよ、伝説のしろがね…」ギンッ!!

ギイ「……」

ドットーレ「では、観客席の声を聞いてみようじゃないか」ニィ…

自動人形「ガキにやられるなんてだらしないぞ!!アクロバット・ブラザーズ!!」

自動人形「オレたちはこんなつまんないのを見たいんじゃねぇ!!」

自動人形「オレらにやられて泣き顔見せろ!!」

自動人形「ドクドク流れる血を見せろ!!」

自動人形「マズい血流すしろがね殺せ!!」

自動人形「奴らの味方のオンボロ人形ぶっ壊せ!!」

自動人形「殺せ、殺せ…」

自動人形たち「殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!」

自動人形たち「殺せェェェェェェ〜!!!」オオオオォ…!!





ドットーレ「   も   う   、   い   い   」



  き  し  …  ぃ




自動人形たち「……っ!!!!」ビクッ


  シ  …  …  ン



【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
381 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:30:44 ID:zrxlocni

ドットーレ「…と、このように君たちの連勝に不満があるそうだ」

ドットーレ「分かるかい?己たちが欲しているのは君たちの勝利などではなく…」

ドットーレ「恐れ、苦しみ、怒り、痛み、そして絶望…」ゴゴゴゴ…

ドットーレ「人間の持つ、『負の感情』!!それこそが己たちの欲するモノ!!」

ドットーレ「己たちは、貴様らのその笑顔が恐怖と絶望で塗り潰される様が見たいのさ!!」

ドットーレ「一分でも…っ!!」

ドットーレ「一秒でも早くなァっ!!」

全員「っっ!!」ぞわ…っ!!


ドットーレ「ふ…」




ドットーレ「    ふ    は    は    は    〜    〜    !  !  !  !    」





【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
382 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:31:23 ID:zrxlocni

ドットーレ「それだよ、その顔こそが、己の!!雪華結晶様の!!求めているものなのだよ!!」

ドットーレ「命にかえても己たちを破壊しようとする君たちが…!!人類を救うという誇り高い使命を背負った君たちがっ…!!」

ドットーレ「敵である己たち前に恐怖し、そしてすぐさま自分が目をそらした事に気づき、自らの恥辱に沈黙した瞬間がなァァァ〜!!!!!!」

自動人形たち「わああああああああ!!」

ドットーレ「ふうむ…」

ドットーレ「では、次の試合の代表を出したまえ」ニヤリ

雛苺「せっかく連勝してるのに、一気に盛り返されちゃったの…」

真紅「全てはあの人形のせいね…」

勝「真紅の圧倒的な力を見てもたいして驚かないし、やっかいな相手になりそうだ…」

蒼星石「うん。だけど、ここから戦うのは…」

鳴海「よくやった蒼星石。後は俺たちに任せな」

しろがね「私たちの出番も近づいてきましたね」キュイッ…

ギイ「ああ、ローゼンメイデンの淑女たちが作ってくれたこの流れを断ち切らないようにしないとな」キリキリ…

金糸雀(も、もうカナの出る幕はないのかしら…)

水銀燈「……」


【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
385 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:32:12 ID:zrxlocni

ドットーレ「さァさァ大変なコトになってきた。我々は仲間を五体もやられてしまったぞ。しかも相手は華奢な人形だ」

ドットーレ「しろがねの連中が出てこない内にこの様なら、雪華結晶様は我々に絶望するだろう。恥だ!恥だよ、恥ずかしい〜」

ドットーレ「そんな時は誰を出す〜?誰が我々の恥をすすいでくれる〜?」

ディアボロ・ウィリー「ドットーレ様ァ!!オレに出番を下さいぃ〜」

自動人形たち「おおお、『特別な人形』のウィリーが出てきたぞぉ〜!」

フラフープ・ワイズ「いいや、あたしに任せな」

自動人形たち「フラフープ・ワイズ!!こいつのフラフープは上手すぎる〜!!」

スネーク・チャーマー「……」きりきり…

自動人形たち「スネーク・チャーマーもやる気だぜェェェェ!!」

マッスル・フランキー「けえええ、オレ達が出てきたからには楽に死ねぬぞ、人間ン〜!!」

自動人形たち「フランキー!!コイツには『気』も打撃も効かないぜ〜!」

ハイコード・ルディ「血…ニンゲンの血……血ィィィィィ!!」

自動人形たち「血の禁断症状が出てやがる!!今のルディは止めらんねェェェェ〜!!」

自動人形「ひやひや!!人間共にローゼンメイデン。お前たちはもう終わりさ!!」

自動人形「今出てきたのは、よりすぐりのヤツらだ!!どいつもコイツも段違いだぜぇ〜」

自動人形「しろがね共を血祭りにあげろ〜〜!!」

ドットーレ「さァ、ショウはここからが本番だ!!楽しませてくれよ、人間とローゼンメイデン共……!?」



自動人形たち「わあああああああああああ〜」


自動人形「 わ あ あ あ あ あ あ あ あ 」




自動人形たち「  わ  あ  あ  あ  あ  あ  〜  〜  !!!!  」



「くっだらないわね、反吐が出るわ…」



【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
386 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:33:44 ID:zrxlocni

ディアボロ・ウィリー「なんだとォ〜!?」ピクッ

「下らないって言ったのよ……貴方たちの『感覚機関』は満足に音声も拾えないの?」

フラフープ・ワイズ「へえええ…やる気かい。いいよ、相手を選びな。パーティーを始めようぜぇぇ」


「誰が来たって…良いわよ……なんなら全員でかかってきても……」


  た  ん  …  っ


水銀燈「こんな下らないパーティーなんか…メチャクチャにしてあげる……!!」

薔薇乙女5番手

−第一ドール水銀燈−


【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
390 :【第5場】[sage]:2010/11/19(金) 22:37:18 ID:zrxlocni

ドットーレ「ほう、どこかで見たような顔だと思ったら、スイギントウじゃあないか」

ドットーレ「舞台に立ったからには只では降りれないぞ?せいぜい、面白可笑しく飛び跳ねてくれよ」ニヤニヤ

水銀燈「……」

ドットーレ「ふん、つれない奴め」

ドットーレ「さあ、さあ、さア!!」

ドットーレ「厳選された特別な自動人形の諸君!!」くるっ

ドットーレ「今、舞台に上がった人形は誰とも契約をしていない!!」

ドットーレ「知っているか?薔薇乙女と言う人形は契約者と契約をしないと全力で戦えないのさ!!」

自動人形「契約なんてメンド〜な事しないと戦えねぇのかよ、ガラクタみたいなもんだな」

水銀燈「……」

ドットーレ「我々からは誰が出る〜!?」

ハイコード・ルディ「この…人形……血の匂いが…する………」ブルブル…

ハイコード・ルディ「もうガマンできねェェ!血の匂いがオレを呼ぶんだよォォォォォォ」

スネーク・チャーマー「ルディが出るか…」

「残念だったね、ルディ」タッ

マッスル・フランキー「誰だ?」

「このワイルド・ウエスト・ジェーンは、いつでも弾丸のように一番乗りさ」ガコ…ッ!

自動人形側5番手

−ワイルド・ウエスト・ジェーン


   からくりメイデン〜La Pucelle de Karakuri〜


  【人形達の舞踏〜ドールズダンス〜】編



【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
393 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/19(金) 22:40:41 ID:zrxlocni
今日はここまで。
いつもいつもありがとうございます!!
あと一話でようやく追いつける……

ああ、二話と半分しか書き溜まってないや……がんばります!!



※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。