- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
337 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 14:59:12 ID:KAvbXEAw -
人形達の舞踏〜ドールズダンス〜 第4場〜二回戦、そして三回戦〜 オルセン「ロンドンば〜しお〜ちた……」キリキリ… オルセン「おちた…おち…た…」キリ…リ… オルセン「ロンドンば〜し……」キィィ オルセン「お…ち…た」キィ…… オルセン「………」 真紅「おやすみなさい。オルセン」 ドットーレ「初戦はローゼンメイデンの真紅が勝利した」 ドットーレ「何と!我らがオルセンが倒されてしまった!!これは波乱の幕開けだ〜!!」 自動人形「オルセンの仇を伐てぇぇ!!」 自動人形「オルセンを倒した人形を殺せ〜!!」 自動人形たち「殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!」 自動人形たち「オオオオオオオオオオ!!!」 勝「特別な人形がやられたせいか、自動人形たちの方が盛り上がってきてる…」 雛苺「ヒナ達も負けずに盛り上げるのよ〜!!」 雛苺「ふおおおおおお〜〜!!!!みんなぁぁぁぁあいと〜〜!!!!!!!!!!!」ジタバタジタバタ!!!! 真紅「うるさい」ビシッ 雛苺「あうっ!!」 勝(これが兄ちゃんの言ってた巻き毛ウイップか)
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338 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:01:09 ID:KAvbXEAw -
蒼星石「マスター。体は大丈夫!?」 鳴海「お、おう。平気だぜ!この通り…」 ギイ「嘘をつくな」バシッ 金糸雀「かしら!」ゲシッ 鳴海「……」 鳴海「……っ!!」プルプル… 鳴海「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ!!」 しろがね「見たところ、首と喉…。先ほどドットーレに襲われた時のダメージが抜けていないのですね」 鳴海「こん…なの…問題…ねえやい…。ほっとけば…治るさ……」ゼイ…ゼイ… 水銀燈「奴をあまり舐めない方が良いわ。いくら紺碧の手を使っていないとは言え、あなたのダメージはそう簡単には抜けないはずよ」 鳴海「いや…俺はまだまだ…」 ギイ「シェイクスピア曰わく、『どんな毒舌も馬鹿者には効果なし!』」 ギイ「その状態で最古の四人と戦えるのか?体調が不十分なせいで負けたらどうするつもりだ?誰が責任をとるんだ?お前1人の問題ではないぞ」 鳴海「う……」 ギイ「やれやれ、これだからサル人間マンは…」はぁ… 金糸雀「ギイさん曰わく、『どんなどくぜつもバカものには効果なし!』…かしら!!」 金糸雀「意味はよくわからないけど……ともかくともかく〜」 金糸雀「あなたはバカかしら!!」ビシッ!
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339 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:06:24 ID:KAvbXEAw -
鳴海「ちくしょう、言い返せねぇ…」 金糸雀「ギイさん、ギイさん!!バカがここにいるかしら〜!!」 ギイ「ダメだ、目を合わせるな金糸雀。お前もチョンマゲザルになってしまうぞ」 金糸雀「えええ!?それはイヤかしら〜!!」 ギイ「ははは、大丈夫さ。何と言ったって金糸雀は『薔薇乙女1の才女』だからな」キラキラ 雛苺「金糸雀とギイさんは息がピッタリなの〜」 鳴海「どうせ俺は馬鹿だよ!!」 蒼星石(く…っ!!笑っちゃダメだ)プルプル しろがね「ふふふ、ナルミ。どうやら今は体力を回復させるのが私たちの仕事らしいですよ」 鳴海「はいはいはいはい、わかったよ」 ギイ「『はい』は一回だ、おたんこなす」 金糸雀「『はい』は一回かしら、おたんこな〜す」 鳴海「……はい」 真紅(全く、何て賑やかなメンバーなのかしら) 真紅(ここが戦場であることも忘れてしまうじゃない)クスッ
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340 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:08:22 ID:KAvbXEAw -
ドットーレ「一回戦は終わった……」 ドットーレ「では、次の試合を始めようか!!」 勝「もう二回戦が始まるのか。このペースで戦ってたら、あっという間に最古の四人の出番が来そうだ…」 真紅「ええ、そうね。体力を温存する為にも、今はともかく時間が欲しいわね」 自動人形「……」 自動人形「なあ、オルセンを倒した紅いドールのじょ〜ちゃん。お前に用がある」 真紅「どんな用かしら?この試合は総当たり戦だから私の出番は終わりよ。まあ、どうしても仲間の敵を伐ちたいというのなら…」 真紅「特別に戦ってあげるわ…!!」ゴゴゴゴゴ…!! カアァ… しろがね「うっ!!」 しろがね(指輪がさっきよりも熱く…!?) 自動人形「いや、遠慮しとくぜ。お前の強さは十分すぎる程わかった。オレはおろか、他の特別な人形だって目じゃねェだろうよ」 蒼星石(もしかして真紅は、今このメンバーの中で一番強いんじゃ…) 自動人形「なァ……」 自動人形「オレとギャンブルしようぜ」 真紅「ギャンブル…!?」
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341 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:10:22 ID:KAvbXEAw -
自動人形「簡単なコイントスさ。もしも、お前がオレに勝ったら1時間の休憩をやるよ」 水銀燈「ふん、あなたたち自動人形の言うコトなんて信用できるワケないわ!」 自動人形「言える立場かよ。時間、欲しいんだろ?」 鳴海「ぐ……」 真紅「賭け…と言ったわね。貴方は時間を賭けた。では、私は何を賭けたら良いのかしら?」 ジョーンズ「対戦相手の指名権…」ニヤ ジョーンズ「賭けでオレが勝ったら二回戦の相手はオレが選ぶ。おまえら、どうせ順番は決めてなかったんだろ?」 勝(悔しいけど図星だ。本当は真紅が戦ってる間に決める予定だったけど……。決着があまりにも早すぎたんだ) しろがね「お前は本当に約束を守るのか…!?」 自動人形「おいおい、オレもギャンブラーだ。嘘もチーティング<イカサマ>もしないぜ!!」 自動人形「まぁ、負けるのが怖いんなら別に良いんだけどよ」 真紅「負けるのが怖いですって…?」ピクッ 真紅「人を乗せるのが上手いわね。良いわ、そのギャンブル受けてあげる!!」 自動人形「よ〜し、そうこなくちゃな!!」ニヤ… 自動人形「コインはオレが弾かせてもらう。表になるか、裏かになるか、選びな」 真紅「……」 真紅「表よ」 自動人形「じゃあ、オレは裏か」キィン… パ シ ッ 自動人形「コインは、裏…」 「オレの勝ちィ…!!」 自動人形二番手 −ギャンブラー・ジョーンズ−
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342 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:11:33 ID:KAvbXEAw - ジョーンズ「自動人形側の二番手は、このギャンブラー・ジョーンズが受け持ったぜ……」
ギイ「今回は特別な人形ではなさそうだな」 蒼星石「どうやらそのようだね。でも、あの雪華結晶の率いている人形たちの中の一体なんだ。油断は禁物だよ」 ジョーンズ「じゃあ、相手を選ぶとするかなァ」 ジョーンズ「さァてと……」チラ 蒼星石「僕とやる気かい?」 ジョーンズ(こいつは…違う) 雛苺「ヒ、ヒナだって戦えるのよ!」 ジョーンズ(こいつも、違う…) 水銀燈「……」 ジョーンズ(こいつにするかな…) ジョーンズ(いや…)チラッ 金糸雀「ひうっ!!」ビクッ!! ジョーンズ(『カモ』<サカー>、見ぃつけたぁぁぁ…)ニヤッ 金糸雀(ままままマズいかしら〜目が合っちゃったかしら〜!!) ジョーンズ「相手が決まったぜ」
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343 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:12:37 ID:KAvbXEAw -
金糸雀「あわわわわ……」 ジョーンズ「オレが指名した奴は出てこい」 ジョーンズ「ただし、ここに来たら、決着が付くまで舞台から降りらんねぇ。勝負が終わるまではどんな状態になろうと闘わなきゃいけないのさ」 ジョーンズ「例え体がバラバラのゴミみたいになったってなァ…!!」 金糸雀「ひぃぃっ!!」ビクッ! ジョーンズ「言っておくが、オレの取り立ては厳しいぜェ…。どんな手を使っても取り立ててやるんだ!!」 金糸雀「あ…あうぅ……」 ジョーンズ(くくく、ビビっていやがる。仕込みはこれで十分だ…) ギイ「……」 金糸雀「う…ううう…っ」ガタガタ ジョーンズ「オレの相手はそこの黄…」 「キレイな男。つまり僕のことか」 金糸雀「え…?」 ジョーンズ「な…っ!?」 ギイ「さあ、出番だオリンピア」タンッ! 薔薇乙女側二番手 −ギイ・クリストフ・レッシュ−
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344 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:14:33 ID:KAvbXEAw -
水銀燈「あの男。金糸雀が狙われてる事に気付いて…」 ジョーンズ「お、おい!対戦相手はオレが選ぶって…」 ギイ「お前はついさっき『決着が着くまで舞台からは降りられない』…と言ったな。僕は舞台に上がってしまったぞ」 ギイ「それなら、決着を着けないとここから降りられないなぁ…」キュッ オリンピア「……」キリキリキリ ジョーンズ「き、汚ねぇぞ!!オレはギャンブルに勝って相手を指名する権利を手に入れたんだ!!」 ギイ「汚いのはお互い様だ。何故コインを真紅に投げさせなかった?どうせお前が向きを操作したんだろう」 ジョーンズ(チッ!!バレてたか…) しろがね「あの〜ギイ先生。金糸雀の代わりに試合に出たのは素晴らしい事なのですが…」 しろがね「このままでは金糸雀は特別な人形と戦うのでは…」 金糸雀「あ…」 鳴海「へへへ、お前もバカじゃねぇかよ」 ギイ「うるさいぞおたんこなす。お前は始まりから終わりまで奴らの言いなりになるつもりか?」 鳴海「……っ」 鳴海「ならねぇよっ!!」 水銀燈(ええ、そうよ。こんな下らない戦いなんか……) 水銀燈(私がメチャクチャにしてやる……!!) 金糸雀「ギ…ギイさん…」 ギイ「心配するな金糸雀。どんな事があっても僕が守るさ。だから安心して見ているんだ」 金糸雀「うんっ!!」ぱああ… ギイ(我ながら甘いな…)フッ 蒼星石「ねえ、勝君。あの男の人は強いの?」 勝「うん、とっても」 勝「ギイさんは…ぼくに戦い方を教えてくれた人なんだ」
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345 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:15:14 ID:KAvbXEAw -
ドットーレ「さあ、少し揉めたが第2試合の始まりだ〜!!」 自動人形たち「わあああああああ!!」 ギイ「踊れ…愛しのオリンピア!!」キュッ オリンピア「……」キリキリ… ジョーンズ「これが噂に聞いたオリンピアの恋人か。とんでもない大勝負になりそうだぜ…」 ジョーンズ(だがぁ…。オレはオレ自身にオールべッド<全賭け>だ!) ジョーンズ(何故ならギイよ、お前はこれから絶対に勝ち目のないギャンブルをするんだからなぁ…!!)ニヤリ ジョーンズ「まあ待てよ、オリンピアの恋人」 ギイ「……」 ジョーンズ「オレとギャンブルしようぜ……!!」 ギイ「……」 ジョーンズ「良いか?ルールは…」 ギイ「レ・ザア・マシオウ<戦いのアート>」 オリンピア「……」キリキリキリ… ジョーンズ「え…!?」 ジョーンズ「なっ!!お、おい!待てよ。ルールはまだ言って…」 ギイ「『ラ・サントビエルジュダンブラスマン』<聖母の包容>っ!!」 オリンピア「……」グアッ… ズ ブ … ッ !!
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346 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:18:15 ID:KAvbXEAw -
ジョーンズ「ぎゃあああああああ!!」ブシヤアアアアッ!! ギイ「……」キュキュキュッ ジョーンズ「ああああ!!」ブシュアアア…ッ!! ジョーンズ「あ……あ…あ………」シュアアア… ジョーンズ「あ……」シュア……… ギイ「待つ…?ルール…?」 ギイ「『あの時』僕が待てと言っていたらお前たちは待っていたのか?」 ギイ「『あの時』の戦いにルールなんてものは無かった。お前たちは僕の大切な人を奪ったんだ…」 勝(ギイさん…) ギイ「僕等しろがねが、お前たち自動人形と繰り広げて来た戦いはそんなに甘いものではなかったよ、ギャンブラー・ジョーンズ」くんっ オリンピア「……」ズポッ!! ド サ ア ア …… ッ !!!! ジョーンズ「……」ガギギ…… 金糸雀「さっすがギイさん〜〜!!」 金糸雀「ねぇ見た雛苺?今のギイさんとってもかっこよかったかしら!」 雛苺「ごめんなさいなの金糸雀。ヒナたちは見てなかったのよ」 金糸雀「え?どうしてかしら」 水銀燈「あの男が戦ってる間に私たちは戦う順番を決めてたのよ。貴女は試合に夢中だったみたいだけどね」 金糸雀「いつの間に!?」 蒼星石「ちなみに金糸雀はドールの中で最後に戦うことになったよ」 金糸雀「しかも大トリ!?」 真紅「頑張るのよ金糸雀。貴女なら勝てるわ」 金糸雀「根拠は!?」 真紅「無いわね」 金糸雀「うわ〜〜ん!!」
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347 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 15:19:28 ID:KAvbXEAw -
アルレッキーノ(ジョーンズは特別な人形ではないが、通常の人形の中では上の中ほどの実力を持っていたはず…) アルレッキーノ(ギイ・クリストフ・レッシュ。奴は少しやっかいだ) アルレッキーノ(だが、今の戦いで穴を見つけた。ギイ・クリストフ・レッシュ唯一の弱点…それは奴のドール!) 金糸雀「っ!?」ゾクッ 自動人形「おい、これで2連勝されちまったぞ」 自動人形「そんなことより、どっちも一発でやられちまった事が大変だろ!!」 ドットーレ「ふ〜む、せっかく創り直してやったのに不甲斐ないなぁ〜」 自動人形「ドットーレ様ァ…オレ『たち』に出番をください…」 ドットーレ「ほう、お前たちは…」 ドットーレ「良いだろう。ショウに余興はつきものだ…」ニヤ… 金糸雀「ギイさんお疲れ〜っ」ぴょん ギイ「ああ、ありがとう金糸雀」くしゃくしゃ… 金糸雀「むふふ〜」 ギイ「ところで、次は誰が出るか決めたのかい?」 真紅「ええ、もう六番手まで決めてあるわ」 蒼星石「金糸雀は六番手、ちなみにじゃんけんで決めたんだ」 水銀燈「三番手は…」 雛苺「 ヒ ナ よ !! 」 ち〜ん… 鳴海(ちっちぇえ…) しろがね(幼い…) 雛苺「うゆ?」 鳴海・しろがね(ふ、不安だ……)
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348 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:02:06 ID:KAvbXEAw -
勝「自動人形側の三番手はいったい…?」 ドットーレ「やあやあ、三番手のお嬢さん。我々の三番手と戦うなら、パートナーを呼ぶべきだと己は思うね」 雛苺「ぱあとなぁ?」 ドットーレ「なぜなら、君の相手は…」 「「オレ(ボク)達だからね〜!!」」 自動人形側三番手 −アクロバット・ブラザーズ− オラーツィオ「ふぅぅ〜〜。ぼくらは二人一組で戦うのさああ…。だからお前も、もう一人よびな〜。でないと〜」くね…くね… ペドロリーノ「オレらがズルになっちゃうだろうう?」べろおおお…… オラーツィオ「そうそう、言っておくけどボクたちは特別な人形だよ〜」 ペドロリーノ「そんなガキなんかじゃあなくて、強いしろがね達を呼んできなよ〜」 自動人形たち「ガキは帰れェェェ…!!」 自動人形たち「ガキは下がってろォォォ…!!」 雛苺「う……っ」 鳴海「観客の奴らも敵みたいなもんじゃねぇか!!」 しろがね「この試合は雛苺に荷が重いのではないでしょうか…」 自動人形たち「帰れ!!帰れ!!帰れ!!帰れ!!」 雛苺「う…うぅ……」 「うるさいぞ自動人形!!」 自動人形たち「ああん?誰だぁ…?」 雛苺「あ…」ぱああ 勝「雛苺。ぼくも一緒に戦うよ!」にっ 雛苺「マサル!!」にこっ 薔薇乙女側三番手 −雛苺&才賀勝−
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349 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:03:38 ID:KAvbXEAw -
ドットーレ「まずはこの試合は人数は2人だが、回数は1試合分として数えるとだけ言っておこう」 ドットーレ「では、第3試合の始まりだ〜!!」 「わあああああああ…!!」 自動人形たち「あのムカつくガキたちをブチ殺せ!!アクロバット・ブラザーズ!!」 オラーツィオ「ああ、わかってるよぉォ。何てったって…」 ペドロリーノ「オレらはガキについて知ってるだからねェェェ、兄キィ」 オラーツィオ「ああ、戦うコトがとオっても苦手なコトをねえ」 オラーツィオ「じゃあさっそく試してみようよォ、ペドロリーノォ〜」 ペドロリーノ「わかったよォ、オラーツィオ兄キィ」ガパァア… 雛苺(おっきな方が口を開けたの!) 勝(何をするつもりだ!?) ペドロリーノ「……」スウーッ… ペドロリーノ「……ッ」ピタッ! ペドロリーノ「 コ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ !!!! 」 雛苺・勝「ッ!!!!」ビリビリ… 勝「ぐっ!!何て大声だ!」 雛苺「もう一体の人形は!?」 フ ッ 「ガキの弱点その1〜」スチャ… オラーツィオ「大きな音にビックリしやすい〜」ジャキ…!! 雛苺「あ…っ!!」 オラーツィオ「だから簡単にスキができるぅ」ズババババッ!! 勝「雛苺!危ないッ!!」ドンッ!! オラーツィオ「ひひひひひ、自分から切られに来たのか〜」ズババババッ!! 勝「ぐうっ!!」ブシュッ!!
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350 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:05:08 ID:KAvbXEAw -
勝「う…あああっ!!」ブシュッ… オラーツィオ「ほっほ〜人形を庇うなんてなぁ〜」 雛苺「マサルぅぅぅ!!」 オラーツィオ「よそ見はイヤよォォお嬢ちゃん〜」 オラーツィオ「キミの後ろのペドロリーノがヒマしてるじゃない〜」 雛苺「えっ!?」 「ガキの弱点その2〜」ダダダ… ペドロリーノ「仲間がやられるとすぐに取り乱す〜」ブン…ッ!! ド ゴ ォ ォ ッ !!!! 雛苺「うっっ!!」 ペドロリーノ「へへへ。大当たり〜」ニヤ 雛苺「う…ぐ…っっ!!」ぐら… 雛苺「っ……く!!」ガク…ッ 勝「雛苺ッッ!!」 真紅(耐えるのよ、雛苺…!!) 鳴海「まともには当たらなかったみたいだが、あの小さい体じゃ…」 蒼星石「体の方は大丈夫だと思う。僕たちはお父さまの手によって作られたから…」 しろがね「しかし雛苺は今の一撃のせいで痛みに対する恐れを抱いたはず。厳しい戦いになりそうですね」 コロンビーヌ「……」 コロンビーヌ(あの人形『痛み』を感じる事ができてる…) コロンビーヌ(『ローゼンメイデン』…私たち自動人形とは違う人形…)
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351 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:06:28 ID:KAvbXEAw -
オラーツィオ「あははは、痛い?ねえ痛い?ペドロリーノの力はスゴいでしよォ〜」 ペドロリーノ「へへへへ、一回で壊れちゃうとつまんないから優しくしてやったんだぜェェ」 雛苺「あ…あぅ……う………」 勝「おまえぇぇぇぇ!!」 ギイ「馬鹿か、安い挑発に乗るな!!それは罠だ!!」 しろがね「冷静になって下さいおぼっちゃま!!闇雲に突っ込んでしまっては…っ」 勝「いけぇぇぇえ!ジャコッ!!」ぐんっ ジャコ「イヒヒヒヒ…!!」だんっ!! ギ ュ ン ッ !! オラーツィオ「ひひひひ、マリオネットが来るよ〜。ペドロリーノ」 ペドロリーノ「ああ、狙い通りだね兄貴〜」 オラーツィオ「子供の弱点その3〜」 ペドロリーノ「頭に血が登りやすい〜。それで…」 アクロバット・ブラザーズ「「 オ レ た ち に 殺 さ れ る 〜 」」ザザザザ…ッ 勝「ぼくの方へ!?」 鳴海「勝、今すぐ攻撃を止めろ!!あいつらマリオネットがお前から離れるのを待ってたんだ!!」 真紅「無理よ!攻撃に加速が付いてしまってる。軽いマリオネットの弱点が出たんだわ…」
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352 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:07:19 ID:KAvbXEAw -
勝「しまった……っ!」 勝「止まれぇぇ!!」ギギ…ッ ジャコ「ヒヒヒ…」ギュ…ン オラーツィオ「あはは、今からじゃぁマリオネットは止まらないよ〜」 ペドロリーノ「オレたちのコンビネーションを見せてやる〜」 勝「く…っ!!」 ドットーレ「終わりか…」 水銀燈「終わるにはまだ早いんじゃなくって?」 シュルル… パ シ ッ !! ペドロリーノ「あれぇ、腕が重くなったァ?」ぐぐぐ… 雛苺「マサルには…ゆびいっぽんさわらせないんだから!!」ギチッ!! 金糸雀「雛苺…」 金糸雀(雛苺はあんなに頑張ってるのにカナは…) ギイ「慌てるな金糸雀。ゆっくり強くなれば良いさ…」ぽんっ 金糸雀「うん…」 オラーツィオ「何だ、人形の方のガキの仕業だよ。今すぐこのツタを切ってやるからね、ペドロリーノ」ジャキッ… ブチブチブチッ!! 蒼星石「ダメだ、雛苺の苺轍じゃ力が足りない……」 ペドロリーノ「さああてと、悪いコトした子供にはお仕置きしないとね〜」ギロッ 雛苺「う…っ」 鳴海「ヤベェ!!勝の方に力を使ったから雛苺が無防備だ…!!」 オラーツィオ「思いっきりやっちゃいなぁ、ペドロリーノォ…」ニヤ… ペドロリーノ「わかったよぉ、兄貴ィ…」ニヤ… 勝「やめろ!!やめてよっ!!」 ペドロリーノ「イヤに決まってるだろォ?これだからガキは嫌いなんだ」 ブ ン ッ
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353 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:08:51 ID:KAvbXEAw -
ゴ ッ !!! 雛苺「う……っっ!!」メキメキ… 雛苺「………っ!!」 ミ シ ッ …… 雛苺「あぐ…っ!!」 ド ゴ ン ッ ッ !! 雛苺「げ……っほ………」 ズル…ズル…… 真紅「雛苺…っ。これはマズいわ!!」 しろがね「あの人形のコンビネーションは完璧すぎる…!!」 オラーツィオ「あははは。やっぱりガキはバカだなぁ〜!!ペドロリーノに手を出さなきゃお前は殴られなかったのにねぇぇぇぇ!!」 勝「ひ…雛苺ォォォッ!!」 ギイ「雛苺に気を取られるな勝!!」 オラーツィオ「後ろォ〜いただきィ〜!!」 勝「しま…っ!!」 オラーツィオ「本っ当にガキは馬鹿だねぇ〜」ザクッ… 勝「がふっ!!」 オラーツィオ「ほ〜らぁ!!」ゲシィッ!! 勝「がぁぁっ!!」ズザザザザ… オラーツィオ「ほっほ〜ちょうど小さいガキの方に向かったか」 勝「ぐ…あぁ…っ!!」ザザァ…ッ!! 勝「ぐ……っ!!」 雛苺「う…うぅ…」 ペドロリーノ「あははは!!弱い奴らが仲良く隣同士で寝転んでやがるぅ〜」 オラーツィオ「良い〜コト考えちゃった」 オラーツィオ「なあ、最後は二人仲良くクビを飛ばすってのはどうだい、ペドロリーノ?」 ペドロリーノ「さすが兄貴、面白い見せ物になりそうだぁ〜」 オラーツィオ「でしょう、でしょう〜!?」
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354 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:10:37 ID:KAvbXEAw -
蒼星石「ここまで一方的になるなんて…」 しろがね「お願いです、後は私たちに任せて棄権して下さい!!雛苺、おぼっちゃま!!」 ギイ「心配は無用だ。いったい誰が戦い方を教えたと思う?」 鳴海「ああ、勝たちの目は…まだ死んじゃいない…!!」 勝「……」 勝「……」ゲホッ!! 勝「雛苺……大丈夫……!?」 雛苺「……」 雛苺「……」ケホッッ!! 雛苺「大丈夫じゃ…ないわ……。けど、平気よ…」 勝「どうして…さっきぼくをかばったの…!?そのせいで…雛苺は殴られちゃったんだよ…?」 雛苺「だって、勝は…いっつもヒナのせいでボロボロになってるんだもん……」 雛苺「自分はボロボロになってもヒナを守ってくれてたんだもん……」 雛苺「だから…ちょっと怖いけど…ヒナだって勝を守ってあげたいの……!!」 勝「雛苺…」
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355 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:12:55 ID:KAvbXEAw -
「わあああああああ!!」 オラーツィオ「まあぁ〜ったくつまらない戦いだったなぁ〜。けど、これから楽しいショウをやるから見てね〜!!」 自動人形たち「いいぞ〜!!アクロバット・ブラザーズ〜!!」 ペドロリーノ「どうしてコイツらはこんなに弱い〜?」 自動人形たち「ガキだから〜!!」ゲラゲラ 「ガキ!!ガキ!!ガキ!!」 「 ガ 〜 キ ! ガ 〜 キ ! 」 勝「……」 勝「ねえ…雛苺…」 勝「ぼくら、なんで子供なのかなァ……って思ったコトない?」 雛苺「え…?」 勝「なんで大人は子供のコトを『ガキ』なんて呼んで……なんでも言うコトを聞くと思ってて、いつも威張ってるのかな…」 勝「雛苺、大人より子供が弱いなんて誰が決めたんだろう?」 勝「いつだって大人になろうとしてる……」 勝「子供の血のほうが熱いのに…!!」 雛苺「そうね……」 雛苺「そうよねマサル…!!」 勝「雛苺、立てる?」 雛苺「平気よ。マサルは!?」 勝「もちろん…っ」 雛苺「ジャコは!?」 ジャコ「イヒヒヒ……」カタカタ… 勝「バッチリ!!」 勝「 い く よ 、 雛 苺 ッ !! 」 雛苺「 え え !! マ サ ル ッ !! 」
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356 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 16:14:14 ID:KAvbXEAw -
オラーツィオ「いっせ〜のぉ〜で切り落とすよ〜」チャキッ…!! ペドロリーノ「オレはひねり潰すよ〜」ミキミキ…ッ!! オラーツィオ「いっせぇ〜」 ペドロリーノ「のぉ〜」 「「で…… 雛苺「 苺 轍 ぃ ぃ !!!! 」 シュルルルルルルル…… オラーツィオ「あははは!!意表を付いたみたいだけど、ボクらには効かないよッ!!」ズバババハ!! ペドロリーノ「ガキはやっぱりバカだな〜。無駄だよ、そんな攻撃」 しろがね(無駄ではない、雛苺は一瞬だが時間を稼いだ。そしてその一瞬は…) 勝「ジャック・オー・ランターンッ!!」キリキリ… ジャコ「イヒヒヒヒ!!」 しろがね(おぼっちゃまが活かす!!) 勝「『バブル・ザ・スカーレット』」ぐんっ!! ジャコ「ヒヒヒ……ッ!!」ぷくぅぅ… ドン!ドン!!ドンッ!!!!
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357 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 21:49:27 ID:KAvbXEAw -
ベチャッ… ペドロリーノ「あ……」 真紅「やった!大きい方に当たったわ!」 ペドロリーノ「なんだコレぇ…?」ベチョー オラーツィオ「硫酸か変な薬品かもしれないよペドロリーノ」 ペドロリーノ「でも、オレのカラダは何ともないよぉ兄貴」 ピキ…ピキキ…ッ!! 勝(良しっ!!)ニヤっ ペドロリーノ「おいガキ、この液体は何だァ!?」 勝「バブル・ザ・スカーレットは速乾性の粘着液だ!!ペドロリーノ、これでお前は動けない!」 金糸雀「ええ!?ジャコにあんな機能あったかしら?」 ギイ(平馬の仕業か…) 鳴海「よしっ!!これで奴らのやっかいなコンビネーションを封じた!」 蒼星石「でも、相手は特別な人形だよ。これだけで終わりなはずは…」 オラーツィオ「はっはあ、よ〜くわかってるじゃないか。ペドロリーノ!自慢のパワーを見せたげなぁっ!!」 ペドロリーノ「うえへ、うえへへへ…」ミシッミシッ… 水銀燈「ま…まさか…」 ペドロリーノ「オオオオ…」ペキ…パキキ… しろがね「今まで誰にも破られたことのなかった…おぼっちゃまのバブル・ザ・スカーレットが…っ!!」 ペドロリーノ「があああああっ!!」メキョメキョメキョッッッ!!!! バ キ イ ン ッ !! 真紅「な…何て力なの!!?」
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- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
358 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 22:05:44 ID:KAvbXEAw -
オラーツィオ「ははは〜!せっかくの隠し芸も大失敗だね〜」 自動人形たち「殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!」 オラーツィオ「わかってるよぉ、せっかちだなァ」ニヤっ ペドロリーノ「どうだい、オレらの強さは!!さっさと諦めて…」 勝「バブル・ザ…」キュッ… 勝「スカーレットッ!!」 ドン!ドン!! ペドロリーノ「兄貴、またアレが来た!!」 オラーツィオ「えっ?」くるっ ベチャッ!! ペドロリーノ「だいじょうぶ兄貴!?」 オラーツィオ「平気さ、どうやらボクの頭の刃を固めるために狙ったみたいだけど、残念〜当たったのは顔でした〜!」 蒼星石「万事休す…か…」 オラーツィオ「しかもしかもォォォ、ペドロリーノのパワーでならひっぺがせるもんねぇぇぇぇ!!」 ペドロリーノ「こんなの簡単だよ兄貴ィ」ぐいっ ぐにぃぃ… オラーツィオ「ん?接着剤が伸びた?」 勝「知らなかった?バブル・ザ・スカーレットの粘性と硬化速度は変えられるんだ」 勝「例えば、ゴムぐらいに…」 ペドロリーノ「それがどうしたぁ!!さっきみたいにオレのパワーで…っ」ぐぐっ ペドロリーノ「く…っ、この…っ!!」ぐぐ… ペドロリーノ「オオオオ…ッ!!」ぐぐぐぐ… ペドロリーノ「このゴム、オレのパワーでも引きちぎれないだと〜!?」 勝「単純な力ならお前の方が上だよ。だけど…」 雛苺「もっと…もっと瞬いてベリーベル!!!!」 パキ…パキキ… オラーツィオ「な…中から苺轍がぁ〜!?」 ペドロリーノ「あのガキ、どうりでさっきから静かだと…っ!!」
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- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
359 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 22:08:17 ID:KAvbXEAw - 雛苺「う…っ!!」ズキッ…!!
真紅「雛苺…ダメージが溜まってるのに複雑に苺轍を使うから…」 しろがね(雛苺。よく頑張りました。後はおぼっちゃまに任せて下さい…) ピキピキ… ペドロリーノ「オレの拳に付いた接着剤が固まってきたよ!!」 オラーツィオ「ボクの顔に付いたのも固まってきたけど、心配するなよペドロリーノ。何てったって相手はガキなんだからね!」 勝「アクロバット・ブラザーズ。お前たちは子供の事を知ってるみたいだけど、これは知ってる?」 ぐにぃ…… 勝「ゴムは伸びたあと…」 ぐにぃぃぃ… 勝「縮むんだ」 ぐ ん っ !! ペドロリーノ「うわぁ!!オレの手についたゴムが縮むぅぅ!?」グンッ!! オラーツィオ「ペドロリーノ手を止めろぉぉ!!そのゴムの先にはぁ!!ぼくの顔があるぅぅ〜!!」 ペドロリーノ「無理だぁ!!固まって動かせない!!避けて兄貴〜〜!!」ギュンッ!! オラーツィオ「ちくしょう〜〜!!」 ゴ ギ ィ ィ ィ ン !!
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360 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 22:09:50 ID:KAvbXEAw -
オラーツィオ「かああああ!!」ドシャシャシャシャッ… オラーツィオ「あああああっ!!」ドガァッ!! オラーツィオ「くうっ、衝撃で体が…」ギィ… ペドロリーノ「兄貴ィィィイ!!ごめん〜!!」 オラーツィオ「ぐ…前だ…ペドロリーノ…」 ペドロリーノ「えっ!?」 勝「今のは雛苺を笑った分…」 勝「次は…」キリキリ… 勝「 殴 ら た 雛 苺 の 分 だ !! 」ギュイッ!! ジャコ「イヒヒヒヒヒヒ!!」ドンッ!! ギ ュ オ オ …… !!!! ペドロリーノ「兄貴〜あのマリオネットが来るよ〜!!」 オラーツィオ「手だ!!ペドロリーノ!!あのマリオネットの手に石を投げるんだぁ〜!」 ペドロリーノ「う…」 ペドロリーノ「うわぁぁぁぁぁ!!」ブンッ ジャコ「イヒ…ッ!!」ガインッ!! グラ… 勝「しまっ…!!」 ペドロリーノ「やったよ兄貴!!あのマリオネットが武器を落とすよ!」 オラーツィオ「あっはは〜!!最後のツメが甘かったね〜!!ガキィィィ!!」 勝(グリムリーパが…落ちる…っ!!) ジャコ「イヒ…」ポロ…… シュル… ギ チ ッ !! ペドロリーノ「なぁ…っ!?ツタがマリオネットの手を縛った〜!?」 オラーツィオ「これは…このツタはあいつの…ッ!!」 雛苺「今度こそ…ヒナがマサルを守るのよ…っ!!」ぐぐ…っ
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- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
361 :【第4場】[sage]:2010/11/18(木) 22:12:14 ID:KAvbXEAw -
勝「雛苺っ!?」 水銀燈(よく立っていたわ雛苺…!!) 雛苺「行くのよジャコ!!」 雛苺「これが…」 雛苺「 マ サ ル の ぶ ん よ っ !! 」 ジャコ「イヒヒヒヒヒヒ!!」 ジャコ「 イ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ ヒ !!!! 」 ギ ュ ン ッ !! 鳴海「奴らのコンビネーションは完璧だった…」 水銀燈「あなたたちの敗因は…雛苺と勝君を子供だと判断し、油断したこと…」 ギイ「このジャコのスピード…奴らは付いていけない」 ペドロリーノ「クソ、クソォ〜!!」 オラーツィオ「ガキ!ガキ!!ガキのくせに〜!!」 勝「教えてあげるよアクロバット・ブラザーズ!!!その4…」 雛苺「子供は怒らせるとコワいのよ!!!」 ザ ン ッ ! ! ! ! ! 〜一時閉幕〜
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