- ゲームキャラ・バトルロワイアル Part2
175 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:44:01 ID:4Lpy1liW -
【十六夜咲夜@東方project 死b―――――――――――――――マハガルダイン】 ……え? また、あの衝撃波が来る。 どうやら、足立はピカチュウのボルテッカーに自分の人形が出す衝撃波を被せ、漆黒の騎士の戦いに終止符を打とうとしたらしい。 その衝撃波は手榴弾に刺さった剣を少し進めさせた。 勿論その先に待つのは爆発である。 「なんだとっ!?小娘っ!!まさかこれが狙いだったかのかっ!」 「……ほう。戦場そのままひっくり返すとは。」 「おいおいおい!勘弁してくれよっ!どうなっちまうんだ!?」 そのまま、屋根は崩れる。私達はそれに覆いかぶされられた。
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176 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:44:59 ID:4Lpy1liW -
☆ ☆ ☆ 「………っ、っ、っ、……っ」 意識を取り戻す。咽るが音がしない。声を出そうとするが声がでない。 どうやらスネークのお陰で声帯が潰れたらしい。何てことだ。 しかし、自分は生きている。不思議な気持ちだ。これは現実なのか。 「………っ!!ひゅ、ひゅ、」 腹部と肺の痛みが私を突き刺す。やはり現実らしい。声は出ず、風が喉を通るだけである。 ここは瓦礫の中だった。しかし私のいる所は奇跡的に空洞になってた。他の三人は巻き込まれて死んだのだろうか? 自分だけ生き残ってるなんてなんて運がいいのだろうか。あの時、足立があの技を使わないかぎり死んでいただろう。 しかしよく見ると所どころ火がついている。このままでは火消しでもこない限り炎上確実だろう。100%パーセントこないだろうが。 ここを急いで出なければならない。 「ピカ、ピカピカ?」 「…?」 ふと横を見るとあの足立に仕えていたピカチュウがいた。 不思議な表情でこちらを見ていた。申し訳なさそうに、また心配そうに。 ピカチュウは、あの紅白の玉を持っていた。 「ピカ、ピカピカチュウ、ピカ?」 どうやら、連れて行ってくれ、と言っているらしい。 いいわ、どうせ足立にも無理やりやらされたのでしょう。心の中で許可を出す。 その紅白の玉を持つと、その紅白の玉は赤い光を出し、ピカチュウを吸い込んだ。 どうやらこの玉は、召喚魔法の様なものらしい。幻想卿で召喚魔法は見たことがないが。 さて、これからどうすればいいのか。 正直、ぐっすりと眠りたい。それかあの温泉にもまた入って、体力を回復させたい。 それが出来ないのが凄く悔しい。早く、主に、知り合いにも会いたい。 「……っっっっ!」 へっくしゅん。そう声が出る筈だったが声帯が潰れてるのでそれはでなかった。どうやら風邪をぶり返したらしい。 せっかく温泉に入って体を温めたのに。またお風呂に入りたい。しかしそう我儘言ってる場合でもない。 自分のすべきことは、町への移動だ。風邪を弾こうが襲われようがすべきことはしなければならないのだ。 瓦礫を慎重に片付ける。下手すれば崩れ下敷きだ。せっかく拾った命だ。つまらないことをして死ぬことはしたくない。 やがて自分は外の光を浴びれた。 太陽が出ている。どうやらもう朝らしい。つまり、もう少しで放送だ。知り合いの名前が呼ばれないことを祈ろう。
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177 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:45:45 ID:4Lpy1liW - ……ここは幻想卿ではない。ここは戦場だ。そう心の中に刻む。
よく考えたら幻想卿は平和すぎたのではないのだろうか? ここはどうなっている?老人がくだらない理想を掲げ、絶滅寸前の騎士道精神をまだ持っている騎士に、分かりやすい芝居をする警察官。 彼らが幻想卿にいれば笑いものになるだろう。だが、ここは戦場だ。彼等にとってそれが当たり前。 私が異常なのだ。彼らの方がここでは有利だし、きっと彼らは心のどこかで私を笑いものにしているだろう。 油断はしていては駄目だ。幻想卿の常識は捨ててしまえ。 「………ひゅ、」 声に出して、それを決意しようと思ったが、声はでなかった。風が虚しく喉を通過する。 私はそれが馬鹿らしくなり、それをやめて歩むことにした。 目指すは町。放送は移動中でも聴けるだろう。急がなければ私の命が危ないから。 私は、得体の知れない武器で襲われ、川に落ちようが、鼻の骨が折れてそれを無理やり治療されようが、電撃を浴びて体が麻痺しようが、屋根が落ちてきて下敷きにされようが、まだ生きているのだ。次は確実に死ぬだろう。 先ほどまでは自分が運が良いのか悪いのかわからなかったが、確実に今は言い切れる。私は運が悪い。 【E-2/半壊したクツロギ温泉/早朝】 【十六夜咲夜@東方project】 [状態]疲労大、胸骨にヒビ、風邪、鼻の骨の陥没(治療済み、衝撃を与えるとまた陥没する恐れあり)腹部に痣、吐き気、 まひ(痛覚や触覚が鈍っている、体が上手く動かない)、声帯の潰れ(声が出せない)、下 着 を つ け て い な い [装備]和服、防弾チョッキ [道具]支給品一式(食糧はなし)、ピカチュウ@ポケモンシリーズ、自分の衣服(濡れている)、 [思考・状況]基本方針;ピエロを倒して異変解決。油断はしない。幻想卿の常識は捨てる。 0:……………ひゅ、 1:知り合いを探す為に町へ向かう。放送は移動しながら聴く。 2:ソリッド・スネークに報復する ※リボルバー・オセロットを視認しました。また、リボルバー・オセロットのことをソリッド・スネークだと思っています ※漆黒の騎士の名前を聞きました。 ※FE世界の事を聞きましたが、信じてません。 ※漆黒の騎士、ソリッド・スネーク(リボルバー・オセロット)、足立透は死んだと思ってます ☆ ☆ ☆
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178 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:46:31 ID:4Lpy1liW - 十六夜咲夜がこの旅館から脱出して数分後。
瓦礫の中から、勢いよく誰かの片手が飛び出した。 そして今度は体全体が出てきた。リボルバー・オセロットその人であった。 「ふ、ハハハハハっ!面白いじゃないかっ!小娘よっ!負け犬に相応しい死に方だっ!他を巻き込み自爆とはっ!」 そう瓦礫の中に向かって叫ぶ。リボルバー・オセロットもまた瓦礫の空洞に身を潜めていたのだ。 面白い。面白い。面白い!この緊張は、なんだいったいっ!?どの闘争よりも、また拷問をしている時よりもこの快感は、緊張は、焦燥は味わえないっ! それに、『サイボーグ忍者』、グレイフォックスだと!?死人がこの会場に呼ばれている!? どうなっている!?まさかVR(バーチャル)か!?いやVRでもこの緊張は生みだせん。 では、あのマルクは言った『願いを叶える』というのは、本当だったのか。 どうせ嘘だろうと思いこの遊戯で一人になったらマルク諸共拷問にかけて殺してやろうと思ったが、嬉しい誤算だ。 面白いっ!新しい世界、新しい秩序、自分の思い描く世界が滝の様に出てくる。 ロシア再建だとっ!?馬鹿馬鹿しい!私の夢は、理想は――――――――――――――― その為には一人になるしかないのだ! そうと決まればこの銃に変わる武器を見つけなければ。 先ほどの戦いでは、あの騎士、漆黒の騎士に苦戦した。このデザートイーグルを喰らって尚、立っていたのだ。 何者だあの男は?弾のリロードの暇も無い戦いだ。 あの超能力者も、あの遺伝子操作された生物も自分にとっては初めての物だ。 弾の無い銃ほど役に立たないものは無い。脅すぐらいはできるが、それも餓鬼の考え。脅しで勝利などつかめない。 刃物は趣味ではないが、それがあれば有利になるだろう。それに弾にも限りがある。 「む?これは……皮肉か?くっくっく」 右手に木片が刺さっていた。それは引き抜くことができない。しっかりと刺さっていたのだ。 皮肉。この右手は、あのリキッドの手を移植したもの、だった筈だがここに来て自分の手だと気付く。 あのマルクが再生させたのかは知らんが。やはり最初から無かった物は使えなくなる運命なのか? 面白いじゃないか。この右手を守りきって優勝すればあの忌々しいリキッドに意識を乗っ取られずに済む。 この右手の木片を抜ける物を探さなければならない。 さぁ、ここからが本当の戦い。楽しもう。この緊張を。 ………そういえば、またソリッド・スネークの名を騙ったが、また無意味になってしまった。まぁいい、か。 【リボルバー・オセロット@メタルギアシリーズ】 [状態]疲労大、右手に木片が刺さっている [装備]デザートイーグル(0/7)@メタルギアソリッド ステルス迷彩服@メタルギアソリッド [道具]支給品一式 マガジン×2(残り13発) [思考・状況]基本方針;緊張を楽しみながら優勝し、ビックボスを開放する 0:死人が歩く、か。面白いじゃないか 1:弾の切れない武器(刃物)を探す 2:右手の木片が抜ける物を探す ※十六夜咲夜、漆黒の騎士、足立透は死んだと思っています。 ※咲夜の能力を瞬間移動またはそれに類する何かだと思っています。 ※参戦時期は少なくともリキッドの腕を移植した後ですが、右腕は本人の腕です。 ☆ ☆ ☆
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179 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:47:27 ID:4Lpy1liW -
さらに数十分後。 「糞!糞!く、そ!」 地団駄を踏む。瓦礫の中から出てきたのは足立透だった。スーツが酷く汚れて、脚からは木片が刺さり血が滲み出ていた。 苛々する。あの餓鬼はなんだ!?それにあの騎士にあのジジイだ! 自分が望む事に限って全て斜め上の方向に進むのだ。あの餓鬼も騙していい様に使って殺してやろうとおもったが、あちらの方が上手だったらしい。 くそ!くそ!なんだってんだ一体!糞、糞糞糞!!!!それにピカチュウはどこ行った!? 糞!使えない奴め!こういう肝心なときに消えやがって! どうせあのジジイも騎士も古い考えしかもっていないのだろう?少しは新しい物を取り入れろ。 ……しかしだ。この瓦礫の中じゃあ、まず助からないだろう。はは、ざまあみろだ! だがそれでも苛々は止まらない。それは脚の痛みと重なってある理由がある。 それは自分のペルソナについてだ。威力が弱まっているだと? なんだマルクは?何をしたいんだ?自分も楽しみたいのだろう?なのに力の制限だ、と!? 俺を玩具に、コケにしているのか?!……自分が楽しもうと思ってる、のに、どうやら自分は楽しませてた方らしい。 「なんだよ…!お前もかっ!みんなで俺のことを笑ってなにが楽しいんだっ!?」 手品を使う少女に、謎の剣士、そして透明になる老人。そしてペルソナ使いの自分。 これはまるで映画のワンシーンだ。そしてマルクはその映画の鑑賞者。 これではもう、駄目だ。この殺し合いは楽しむ必要は無い。自分も、マルクもだ。最高に楽しくない展開でこの殺し合いで一人になってやる。 そして一人になったらマルク、お前も利用して、殺してやろう。 足立は血が滲む脚で歩き始めた。どこへかは足立にしかわからない。 【足立透@ペルソナ4】 [状態]:疲労大、右足に木片が刺さっている、SP消費、苛々(判断力低下) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×2(確認済み)、タケシのデイパック(基本支給品一式、魔剣グルグラント、穴が開いている) [思考] 基本方針:苛々するんだよっ!(冷静になれば本来の目的に修正します) ※十六夜咲夜、漆黒の騎士、リボルバー・オセロットは死んだと思っています。 ※作品からの参戦時期は真ENDルート突入前、ペルソナはマガツイザナギ固定です。 ※どこに向かうかは次の書き手さんに任せます ☆ ☆ ☆
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180 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:48:18 ID:4Lpy1liW -
「遂に兜も凹んでしまった。これはもう使い物にもならん。」 一方、ここは浴場。実は誰よりも早く漆黒の騎士はこの瓦礫の中から脱出していたのだ。 クツロギ温泉は完全には崩れてはいなかった。ただし火がついてしまっているので時間が立てばここにも火が回り崩壊するだろう。 温泉はまだ丁度いい温度を保っている。もう一度ここでゆっくりと過ごしたいが、それが出来ないのが惜しい。 しかし、それが当たり前だ。戦場で寛ぐ馬鹿がどこにいるというのだ? ……先ほどは理由があるにせよあの行動は愚の骨頂だった。しかし、それは自分の騎士道精神を守る為だ、と理由をつける。 もしスネーク殿がもうすこし早くこちらにきていたら私は死んでいたのかもしれない。 自分が戦ったあの三人は、もう死んだのかもしれない。あれほどの崩壊だ。生きていたとしてもなにかの下敷きにでもなってるだろう。 助ける義理はない。奇襲の様に怪我させた咲夜殿でもだ。 この戦いで学んだことがある。自分の知らない戦法や武器の存在だ。 あの速度で打ち出される鉛玉。そして人形に雷を操るラグズもどき。 もしかしたらこの後の戦いでもお目にかかれるかもしれない。 漆黒の兜を浴槽の入れる。使えないのだから捨てる。投擲に使えるかもしれないが自分の戦法にそれは合わない。 それにすぐに戦う気にはなれない。両手両足は貫通傷で上手く動かない。スキル『治癒』で治療中だが、それでも痛みは癒えない。 しかももうすぐ放送だ。自分の知っている名が呼ばれることはないと思うが、放送ぐらい静かな所で聞きたい。 そうと決まれば静かな場所に移動しよう。ここはすこし騒々しい。 【漆黒の騎士@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】 [状態]:疲労大、四肢に貫通傷(スキルで治癒中)、(^∀^) [装備]:神剣エタルド [道具]:基本支給品一式神剣エタルド@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 [思考] 基本方針:強者と戦いたい 0:良い戦いだった。 1:休む場所を探す。 2:ガウェインの息子(アイク)と決着を付ける 3:アシュナードは…どうしようか ※名簿確認しました。 ※参戦時期はナドゥス城の戦い後です。 ※鎧は兜しかつけてません。 ※サイボーグ忍者(グレイ・フォックス)の正式名称は知りません。 またリボルバー・オセロットの名前をソリッド・スネークだと思ってます。 ☆ ☆ ☆
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181 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:49:46 ID:4Lpy1liW -
ここはどこなんだろうか。 僕がそう思っていると、僕が呼び出された。 知らないお兄さんが二人。 そのお兄さんはもう一人のお兄さんに「かみなり」をさせようとした。 僕はしたくなかったけど、命令を背こうとすると吐き気に似た嫌悪感を催し、 『「かみなり」をしなければならない』と思って、僕はかみなりをしたんだ。 そのお兄さんは丸焦げになって、僕は凄く嫌な気持ちになったんだ。 それからも、凄く嫌な命令をされた。 だけど、背けなかったんだ。このまま命令を背くと、死んでしまうのかもしれない、と思ったから。 だけど、今、僕の持ち主は綺麗そうなお姉さん。だめもとで連れてってと頼んだんだ。 そしたら僕が傷をつけたのに連れて行ってくれた。この人はやさしいかもしれない。でも、この人も死にそうなんだ。 僕は今、ここがどこで、どういう状況なのか理解できないんだ。 早く、元の持ち主に帰りたいなぁ。確か僕の最後の記憶はあのシロガネ山で知らない誰かのポケモンとバトルしてたんだ。 だけど、意識が消えて、気がついたらここにいたんだ。 凄い心配だよ。レッド。君はいまどこでなにをしているの?会いたいよ。 【ピカチュウ】 [状態]PP消費、精神的不安 [思考] 0:このお姉さんは良い人そう 1: レッドに会いたい ※レッドのピカチュウです。覚えてる技は「かみなり」「十万ボルト」「ボルテッカー」とあと一つです ※レッドと同じ時期につれてこられてます。 ※クツロギ温泉が半壊してます。火が付いているので時間が立てば完全に火がまわるでしょう。 ※ボートが突っ込んでます。もしかしたらガソリンに引火するかもしれません。 ※宝剣ギャラクシアは行方不明です。もしかしたら壊れてるかもしれません。 ※B-1からD-2のライン上にタケシが落とした支給品が一つ落ちてるかもしれません。
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182 :代理投下[sage]:2010/11/16(火) 13:50:27 ID:4Lpy1liW - 以上代理投下終了
投下乙です! 二転三転する戦い!楽しませていただきました!
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