- だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ5
87 :00病[]:2010/11/13(土) 09:25:31 ID:cbZxYk7l - 「!?」
ハンマーを思わぬ方向から来た粒子ビームで破壊された レナードは、その方向へとカメラを向ける。 『大丈夫か?』 「誰・・・だ?」 『詳しい話は後だ。破壊を撃破する。』 しかし、レナードは2対1の不利を察してか、すでに撤退していた。 『ちっ・・トランザム使いやがったな・・』 『君・・は・・?』 有視界通信をオープンにして聞く。 『俺は、トレミー3のガンダムマイスター。ジノーヴィー・ アルフォード。まあジノとでも呼んでくれ』 そして彼と共に、輸送船へと向かった。 ーープトレマオイオス3ブリーティングルームーー 「物資はとどけたぜ。」 「ありがとう。ジンさん。」 「・・・・」 エルは、考えていた。 (あの男・・・なぜ俺にとどめを刺さずに去った?)
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88 :00病[]:2010/11/13(土) 12:27:19 ID:cbZxYk7l - 「なぜ・・・?」
「おーい?」 エルは、考えに耽っていてジンが話しかけていたことに 気づいてなかった。 「あ、はい」 「アレルヤさんから暗号メッセージだ。」 アレルヤ・ハプティズム。 CBの初期武力介入時にガンダムマイスターとして武力介入をした。 現在はCBの実質的な指導者。 「お前はトレミーに残れってよ」 「へ?」 エルはその衝撃的な言葉に、硬直した。 「な、なんでいきなりとっ、トレミーにっ?」 「今トレミーは、戦力のガンダムマイスターが不足している。」 ジンが呆れるように言う。 「まったく、訓練もロクにしてない新人をなぁ、上はなに考えてんだか」 ジンがそばにいる女性に話しかける。 「お願いしますわ、フェルトさん」 フェルト、と呼ばれた女性が答える。 「任せてください!」 「じゃあな、エクシアは置いてくからな。」 「輸送船、トランザムで無事移動中。」 エルは、まだ先程のことが信じられなかった。 (俺が・・トレミーに?) しかし、その考えはすぐに中断せざるをおえなかった。 『敵部隊接近中ですぅ!』 エルの脳裏にあのMSが浮かぶ。 (奴が・・また来る気がする・・) そして、格納庫へとエルは行った。
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89 :00病[]:2010/11/13(土) 13:18:37 ID:cbZxYk7l - 『射出タイミングをジノーヴィー・アルフォードに譲渡しますです!』
『ガンダムヴァード、ジノーヴィー・アルフォード行く!』 ジノが宇宙へと飛翔する。 『続いて、ガンダムエクシアR2の発進です。』 『緊張しないで。いつもどうりにしていいから。』 フェルトが言う。 『了解。ガンダムエクシアR2、エル・グラードいきます。』 2機が星の海へと飛び立っていった。 『敵スペースシップより2機のMSが発進しました。』 『ふふふ・・次こそは・・破壊させてもらおう・・』 ジンクス5が3機と、レナードの乗る“コロッセウム”の四機が ジノと、エルに粒子ビームの雨を降らせる。 『喰らえっ!』 エルが、ビームサーベルを引き抜こうとすると、 『独断で動くなっ!』 エルは、少し頭に来たが放って置くことにした。 『今は耐えろ。こっちは2機なんだ』 『・・・了解』 次の瞬間、死角からハンマービットが襲う。 エルは、とっさに両手のGNバルカンをハンマービットに向ける。 『あいつか!』 『ふふふ・・・前回からどうなったか・・見極めさせてもらう!』 レナードの両目が 金色 に光った。
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90 :00病[]:2010/11/13(土) 13:39:36 ID:cbZxYk7l - キャラクター
【レナード・ロイ】 出生不明 コロニー連合遊撃部隊小佐。 顔は仮面によりあまりよく見えないが、声の高さなどから推定年齢は20歳弱と思われる。 本人は自覚していないが、実は普通の人間に紛れ込まされている イノベイドの一人。 愛機は“コロッセウム” 【ジノーヴィー・アルフォード】 西暦2311年生まれ。 CBのガンダムマイスター。 自己中心的な性格をしている。 参加理由は、自分に従う世界を作りたいから。 エルスの襲来時に、片腕を浸食されたことがある。 愛機はガンダムヴァード。
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91 :00病[]:2010/11/13(土) 15:10:47 ID:cbZxYk7l - メカニック
GN-012 ガンダムヴァード キュリオス系の後継機。可変機構を持つ。 本機体はツインドライブが採用されている。 パイロットは登録制で、ヴェーダの許可なしに登録を取り消せないようになっている。 武装:GNビームアサルトガン GNビームキャノン(可変時のみ) GNミサイルコンテナ GNシザーソード GNシザービット GNX-806 ジンクス(GN-X)5 ジンクスシリーズの最新鋭機。 装甲にはエルスアーマーと呼ばれるエルスを使った装甲が使用されている。 特徴は、多少のダメージならまた回復できる。(自己再生) また、自機の武装を変化させることができる。(自己進化) 武装:GNビームライフル GNビームサブマシンガン GNビームサーベル GNフィールド エルスバルカン
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92 :00病[]:2010/11/13(土) 15:36:05 ID:cbZxYk7l - メカニック2
GNC-02 コロッセウム 破壊のレナードことレナード・ロイの乗機。 遠隔操作可能なGNハンマービットを6基搭載しているがその分手持ち武器は少ない。 GNハンマービットはビーム刃を纏ったり、グリップを持つことでGNハンマーにもなる。 デザインはコロッセオの闘士をモチーフにしている。 武装:GNハンマービット GNハンマー(ハンマービット) GNビームダガー GNショートキャノン
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93 :00病[]:2010/11/13(土) 19:24:13 ID:cbZxYk7l - 『もらったぁっ!』
GNハンマービットがGNバルカンを無視してエクシアにつっこむ。 「何をっ!」 トランザムを発動し、火力を上げてGNバルカンを発射する。 ハンマービットを爆砕させ、コロッセウムに近づく。 GNソード改をソードモードにして振り落とす。 コロッセウムもビームダガーを両手に持ち受け止める。 両機の剣から激しいスパークが散る。 『トランザムに耐性ができたか・・・!』 「・・!?」 自分でもトランザムにいつの間にか慣れていたことに気づいていなかった。 (一体・・いつ?) ジリジリとトランザムのエクシアが、ノーマルのコロッセウムを押していく。 『うっ・・・このままでは・・・』 このままではいずれ押し切られGNソードの直撃を受けてしまう。 そしてダメージを負ってしまうだろう。 しかし、ダメージを受ける前に破壊すればいいことだ。 『隙だらけだぞ!』 レナードの脳量子波がハンマービットに信号を伝えると、 ハンマービットがエクシアの背後に迫る。 「しまった!」 『その首、もらった!』 ハンマービットにビーム刃が現れる。 しかしやすやすと喰らう訳にもいかない。
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94 :00病[]:2010/11/13(土) 20:36:36 ID:cbZxYk7l - GNソードをライフルモードへと変え、牽制しながらトランザムのスピードで
ハンマービットを抜いて離脱してゆく。 『・・・逃したか。』 レナードは呟いた。しかし、彼はむしろ逃げたほうが良かった。 また、さらに強くなれば破壊のしがいかあると言うものだ。 『次の戦いまで私も破壊の腕を上げておこう・・・』 一方、三機のジンクス5と戦闘中のジノは、粒子ビームの波に 得意の高機動戦闘ができないでいた。 『あの野郎・・・勝手に行動しやがって・・なんで俺の言うとおりに 動かないんだよ・・・』 ジノは、なぜか昔のことを思い出していた。 当時二歳のジノは、母親に抱かれて散歩していた。 その時浅緑色の青年ーーリボンズタイプのイノベイドーーに襲われたことを思い出していた。 「・・・俺の思い通りにいかない奴は・・失せろ!」 今まで防戦一方だったヴァードは、腰のアタッチメントの GNビームアサルトライフルを取り出し、ジンクス三機へと放った。 光弾は敵に当たる直前に散弾となり、三機にダメージを負わせる。 その時粒子ビームが一旦止む。 その隙を逃さず飛行形態へと可変し、GNミサイルコンテナから飢えた肉食魚のごとく
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95 :00病[]:2010/11/13(土) 21:07:43 ID:cbZxYk7l - GNミサイルがGN粒子の尾を引きジンクスに襲いかかった。
三機が三機もろとも機体から、GN粒子を泡立たせ爆発する。 「俺に逆らうからこうなるんだ」 そしてジノの次の標的は エルだった。 「くっ、粒子残量が尽きるな・・ジノ・・!」 帰還しよう と言いかけたその時粒子ビームが横を通り抜ける。 『・・・何のつもりだ!』 ジノが有視界通信を開き、怒りに歪んだ顔で言う。 『・・独断で動くなと言った!』 その言葉にエルもとうとう反抗心に火がついた。 『何で俺がお前のことばっか聞かなきゃならないんだ!』 それにジノが答える。 『俺がお前より上だからだ。』
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96 :00病[]:2010/11/13(土) 22:10:08 ID:cbZxYk7l - その傲慢な態度にエルは、
『黙ってろ!』 と言い、GNビームサーベルを投擲する。そして避ける前にビームサーベルを撃つ。 『うあああっ!』 ジノが爆発に巻き込まれる。 しかし、すぐ煙から飛び出し、GNシザービットを展開する。 『うおおおっ!』 『うああああっ!』 両機は、それぞれ突進する。 その間を極太の粒子ビームが通過していく。 『止めなさい。でないと次は当てるわよ。』 見かねたフェルトが砲撃手に撃つよういったのだ。 『・・・了解。』 ジノがバツの悪そうに帰還していく。 同じようにエルも帰還した。
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