- 【からくりメイデン】〜La Pucelle de Karakuri〜
287 :【番宣】[]:2010/11/13(土) 17:59:55 ID:TBi584gB -
ブカブカ ドンドン 舞台は整い、役者は揃い、これより始まるは人形相手に死の舞踏!! 勝と雛苺の一行は新種のゾナハ病の情報を手に入れるため、ついに真夜中のサーカスのテントをくぐる。 そこで待ち受けるは幾多の敵と…………最強最大の『最古の四人』!! ご存知、超熱血骨董活劇、激戦開始の第3場でございます。
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288 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:01:59 ID:TBi584gB -
ドールズダンス〜人形達の舞踏〜 第3場〜ファンファーレ、そして初戦〜 バ ン ッ シーン…… 全員「…」 全員「……」 全員「…………」 ギイ「真っ暗だな」 しろがね「真っ暗ですね」 雛苺「真っ暗なの〜」 勝「音もしないし、嫌に静かだ……」 蒼星石「それが逆に無気味だね…」 真紅(ちょっと、真っ暗じゃない。何か灯りでも……) ボ シ ュ 真紅「〜〜ッッ!!」ビクッ! ボシュ、ボシュ、ボシュ!! 蒼星石「くっ、眩しい!この光は何なんだ!?」 勝(これはカメラのフラッシュ!?) 「うひひひひ」 「けひひひひ」 雛苺「敵…!?」ザッ!
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289 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:05:26 ID:TBi584gB -
アノス「ひへへ、フラッシュ・ジミーのカメラは良く撮れるゥ〜」カシャ… ケニス「ああ〜おかしいねぇ、どいつもこいつも似たような顔してブルっていなさる!」 ギイ「何だ、どんな敵が出て来ると思ったら、インチキジャグラー2人か」 金糸雀「そうかしら!!あなた達なんかギイさんにやっつけられると良いかしら!!」ビシッ! ケニス「なんだとォ!!ギイ、人形、てめえらぁぁぁ〜〜!!」 アノス「まずはギイの隣にいる人形。お前をぶっ殺してやる!!」 金糸雀「ぎゃぁぁぁぁぁ〜〜!!こっちに来るかしらぁぁぁぁ!!」 ケニス・アノス「イィヤアァッホオォ!!」ダッ! グ オ ォ ッ … ! 水銀燈「来なさい自動人形め。ジャンクにしてあげるわ!!」 アノス「弱いくせに邪魔すんな!」ドンッ!! 水銀燈「くっ!」 ケニス「おいアノス。そんな雑魚は後回しだ。しろがねの奴らを狙おうぜ」 水銀燈(アイツら……私なんか眼中にないってコト…!?) ケニス「ああ、雪華結晶様に頂いた力を見せてやるぅ!!」 アノス・ケニス「死ねえええ!!!!」 蒼星石「突っ込んで来るよ!」 勝「来い…ッ!!」
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290 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:07:29 ID:TBi584gB -
「まあ、待ちたまえ『しろがね』と『薔薇乙女』の諸君」ス… 水銀燈「早速出たわね……!!」 アノス・ケニス「ドットーレ様ッ!!」 鳴海「ドットーレッ!お前、よくもルシールを!!」ダッ!! フ ッ 鳴海「くっ!!何処へ行った!?」 しろがね「後ろですナルミ!!」 ガ シ イ ッ … 鳴海「なっ!?」 ドットーレ「自分は最古の四人に勝ったことがある、だから、また…勝てる…」 ドットーレ「…………ノン、ノン」 ドットーレ「己たちは雪華結晶様から『白い茨』を頂き、復活した。以前よりも強大な力を得てな…!!」 鳴海「ぐ…っ!!」 ドットーレ「これで2回だ……」ギリギリ…… 鳴海「がっ…!!」 真紅(ナルミ…首を絞められているせいで動けない!?) ドットーレ「テントに入る前と、そして今。己は君たちを全滅させることが出来た……」ぐぐぐ… 鳴海「ぐ……がぁっ……!!」 しろがね「ナルミィィィィイ!!!!」 ドットーレ「どうした。誰も助けに来ないのか?このままじゃぁ、こいつ……」 ドットーレ「 死 ん じ ゃ う ぜ ? 」 鳴海「ぐ……あああぁ……!!!!」
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291 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:09:28 ID:TBi584gB -
勝「う……」 鳴海「があああああああ!!!!」 ギ リ ギ リ… 勝「や、やめろ……」 勝「兄ちゃんを離せェェェェ!!」ギュッ!! ジャコ「イヒヒヒ!!」ギュンッ!! ギイ「待て!!勝!!」 勝「っ……!!」ピタッ ギイ「僕たちは『ゲェム』に来たんだ。ルールの説明も無く襲って来るのは無粋じゃないのか?」 ドットーレ「ああ、そういえばそうだったな」ニヤ… パッ… 鳴海「ぐっ!!」ぐら… 蒼星石「マスターッ!!」 鳴海「へ、平気だ……勝…カッコ悪いトコ…見せちまったな…」ゼエ…ゼエ…… 勝「う、ううん……」 しろがね(不意打ちとは言え、あのナルミが……) ドットーレ「と…言うわけで、だ……」 ドットーレ「真夜中のサーカスへようこそ。進行役はドットーレにお任せいただく」
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292 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:10:27 ID:TBi584gB -
ドットーレ「まずは己たちからのささやかな歓迎だ…」パッ!! 自動人形たち「オオオオオオオオォォォ!!!!!」 蒼星石「自動人形…!!暗闇に隠れていたんだ!!」 真紅「あら、現れたのはたったの数体?大層なお出迎えだけど、数が少し寂しいわね」クスッ… アノス「へっ!!言ってなさいな。こっちのメンバーは今までの奴らとは違うんだぜ!?」 ケニス「それに、自分の心配をすんだね。ゲェムはもう始まるんだからなァ!!」 雛苺「ついに始まるのね…!!」 水銀燈(ルシール、メグ…見ていて……) 金糸雀「ねぇ、ギイさん…」 ギイ「うん?」 金糸雀「ナルミって人はカナたちの中で一番強い人なんでしょ?」 ギイ「ああ、たぶんそうだ…」 金糸雀「その人より強い人形がいるなんて…」 金糸雀「カナたちは…この戦いに勝てるの!?」ガタガタ… ギイ「勝てるさ…きっと……」
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293 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:11:16 ID:TBi584gB - ドットーレ「それでは主なメンバーを紹介しよう!」パッ
ズルズル… 鳴海「何だ、急にツタが!?」 ズク…ズク… 勝「信じられない速度で成長してる……!これは……ッ!!」 ズズズズ…… 雛苺「白い薔薇に育ったの……!!」 ドットーレ「では紹介しよう!『しろがね』の諸君、『ローゼンメイデン』の諸君!!」 真紅「見て!!薔薇の中から何か出てくるわ…!」 「まずは良くやったと言わせて貰おう……」 ズ … … アルレッキーノ「僕たちが送って来た刺客を倒し、よく此処まで来た……」 「でも、悲しいね……」 ズ ズ … … コロンビーヌ「アナタたちの旅は此処で終わり……」 「お前たちは、もう帰ることは出来ない……」 ズ ズ ズ … … パンタローネ「なぜなら此処は……」 「「「「 真 夜 中 の サ ー カ ス 」!! 」」」 ビ リ ビ リ ビ リ …… 全員「 … … ッ ッ !! 」
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294 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:12:31 ID:TBi584gB -
真紅「何て…プレッシャー!!」 しろがね(アルレッキーノ…パンタローネ…) 金糸雀「勝てない…こんなの…絶対に勝てないかしら…!!」ブルブル… ギイ「落ち着け、金糸雀。僕が付いている」 蒼星石(立っているだけでも辛い…これが最古の四人…) 鳴海(倒す……!!) 雛苺「勝てるわよね、勝」 勝「……」 雛苺「ねぇ、勝?」 勝「コ……」 勝「 コ ロ ン ビ ー ヌ … !? 」 勝(どうしてコロンビーヌがここにいるの?)ドクッ…ドクッ 勝(コロンビーヌは僕を助けてくれたじゃないか…っ!!)ドッドッドッ… 勝(ぼくは……コロンビーヌと戦えるの……!?)ドク……ン……!
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303 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:19:22 ID:TBi584gB -
ドットーレ「おや…おやおやぁ〜」 ドットーレ「ルシールが見当たらないなぁ〜。なァ、あいつはどこにいるんだい?」ニヤニヤ 鳴海「テメェ…ッ!!」 ギイ「乗るな、下らない挑発だ」 パンタローネ「薔薇乙女の方も1体足りないな。恐れをなして逃げたか…」 蒼星石「翠星石は逃げてなんかない!!」 コロンビーヌ「ふぅ〜ん。でも、この人数の差はハンデにしてはおっきいよね。だからあたしたちから提案があるんだ」 アルレッキーノ「ゲェムのルールは総当たりの力比べとする。9回戦いを行い勝者の多い方が勝ちだ」 勝「総当たり…みんな必ず一回戦わなきゃいけないって事か…」 雛苺「1対1で戦えるのね。自動人形たちは人数が多いからヒナたちは助かるわ!」 しろがね「裏を返せば、今までのように戦いの中で助けが入ることはない。つまり個人の純粋な強さが重要になるということですか…」 金糸雀(無理無理無理!!そ、そ、そんなの恐すぎるかしら〜〜!)
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304 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:20:32 ID:TBi584gB - ドットーレ「では、戦う順番が決まったら己に教えてくれたまえ。すぐにゲェムを始めよう」
ドットーレ「進行役としては『しろがね』の皆さま用に特別な自動人形を用意してあるのでローゼンメイデンには先に戦って頂きたいがね……」 真紅「私たちは前座と言う事…?」ピクッ ドットーレ「なぁに、我ら最古の四人はまだ戦わん。安心して出場者を決めたまえ」にたぁ… 鳴海「で、どうするよ…?」 真紅「初戦は私が行くわ」 全員「えっ!?」 真紅「あの人形たち、完全に私たちを馬鹿にしてる。薔薇乙女の力を見せてあげるわ!!」 しろがね「勝てるのですか……?」 真紅「ふふ、私の契約者を誰だと思っているの?」 ドットーレ「どうやら決まったみたいだな」 ドットーレ「さァて、開始曲は華やかに参りましょう」パッ ドットーレ「 フ ァ ン フ ァ ー レ !!!! 」 自動人形たち「わああああああ!!」 パパパラ パパパラ パアァァァァアン !!!!!!!
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306 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:21:17 ID:TBi584gB -
真紅「さあ、相手はどんな子かしら」 薔薇乙女1番手 −第五ドール真紅− 雛苺「真紅〜あいと!あいと!!あいと〜!!」ブカブカ〜! 金糸雀「やるかしら〜!勝つかしら〜!!カナの分も敵を倒すかしら〜!!」ドンドン〜! 勝「緊張感のない応援だね…」 ギイ「本音が出ているぞ金糸雀」 蒼星石「まあ、2人のおかげでこの重苦しい空気がマシになったね」 水銀燈(真紅…以前の戦いで見た貴女の力はまだ完全ではなかった…。見せなさい!貴女の本気を!!) 真紅「ねぇ、相手はまだなの…?」 ドットーレ「…」にや… ヒュウウゥ… 勝「危ない真紅!!上から何か落ちて来る!」 真紅「くッ!!」ザザッッ! ド ス ン ッ! しろがね「無事ですか真紅ッ!?」 真紅「ええ、私は無事よ。しろがね」 真紅「こんな下らない罠は私に効かないわ。そんなことより早く私の対戦相手を出しなさい」 ドットーレ「あのなァ、いま来たじゃないか。ほら、そこに…」 真紅「まさか…ッ!!」 ガコン…ガコン…チンカラ…チンカラ… 自動人形「や…やあ…」 自動人形1番手 −メリーゴーラウンド・オルセン−
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309 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:22:05 ID:TBi584gB -
鳴海「オルセンッッ…!!こいつがもう出てきたのか!」 蒼星石「マスターはあの人形を知っているの?」 鳴海「ああ、奴は前の戦いで5人抜きをした唯一の自動人形だ。クソ!これなら俺が出てれば…ッ!」 しろがね「おかしい。そんなに強い人形が初戦から出るなんて……」 ギイ「まさか!?ドットーレ、お前……!!」 ドットーレ「くくく、ようやく気づいたか」 ドットーレ「ふっふっ。ゲェムはこのテントに入る前から始まっているのだよ」 パンタローネ「君らは、『ローゼンメイデン』の数と『契約者』の数に差がある事に気づいていないのかね?」 コロンビーヌ「うふふ、それって、ど〜いう意味かしらァ」 アルレッキーノ「そうさ、それは…どういうことだと思うかな?」 ドットーレ「ローゼンメイデン6体に対して契約者は5人。しかもその内1人は死んだ…」 アルレッキーノ「我々はローゼンメイデンの数だけ契約者がいると思い、その数だけ特別な人形を作らせた。その数は6体…」 コロンビーヌ「けど、ここに人間は4人しかいない。余った2体の内の1体はどこにいると思う?」 ドットーレ「それはなァ…」 ドットーレ「 真 紅 、 お 前 の 目 の 前 だ 」
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320 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:34:14 ID:TBi584gB -
蒼星石「くっ!選ばせておいて卑怯だ!!」 ギイ「棄権するんだ。特別な人形が相手では僕たちでも苦戦する」 雛苺「真紅ぅ……」 真紅「あら、私がこんなつまらないお人形に負けるとでも思っていて?」 オルセン「キミィ〜ボクのメリーゴーラウンドはつまらなくないよ。ボクのメリーゴーラウンドおなかペコペコ〜」 真紅「あら、その“つまらない”オモチャがどうかしたの?」クスッ オルセン「お…おまえ、コロス…!!」ギンッ!! ドットーレ「さあ、さあ、さァ!第1試合が始まるぞ!」 ドットーレ「薔薇乙女チーム、最初は真紅。メリーゴーラウンド・オルセンと激突だ〜!!」 自動人形たち「ワアアアアア…!!」
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321 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:35:00 ID:TBi584gB -
オルセン「は…ははァ……!!」ギュル… ギュルルルルル…!! しろがね「あの人形のメリーゴーラウンドが回り出した…?」 雛苺「面白そうなの。ヒナ、あれに乗ってみたいのよ〜」 オルセン「『ろうそくが来るぞ…♪』」ギュルンッ!! 真紅「あら、歌なんか歌って随分と余裕ね」テクテク 鳴海「真紅!!そいつに近づくなぁっ!!」 オルセン「『ホラ…おまえの首はねに…♪』」ピシ……クンッ!! 真紅「……」テクテク… オルセン「 首 切 り 人 く る ぞ ! 」 ズ バ ッ !!!!
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322 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:35:55 ID:TBi584gB -
勝「し…真紅は……!?」 オルセン「ふひゃひゃひゃ!メリーゴーラウンドは、おなかヘリヘリ〜!!」 「あら、そう…」 オルセン「え…!?」 雛苺「しぃ〜んく〜!!」ぴょんぴょん しろがね「無事ですか…」ほっ オルセン「な…何で…!?」 真紅「どうやら貴方は救いようのないぐらい頭が足りていないようね」 真紅「貴方たち『特別な人形』は『しろがね』つまり人間を相手にするために創られた。対人間用で私たち薔薇乙女と戦う事は想定されていなかった…」 真紅「しかも、貴方の体はこんなにも大きい。それに比べて私たちはこんなにも小さい……」 真紅「『想定外の相手』と『想定外の体格差』。貴方のほとんどの攻撃は私には届かないわよ。今の一撃だって私の頭上の遙か上を通っていったわ」 真紅「貴方は私には勝てない……。さあ、覚悟は良いかしら?」 オルセン「勝ったつもりになるのは早いよ〜」 オルセン「ボクのメリーゴーラウンドの台は何でできてると思う…?」ガチャン… 蒼星石「横になった……!?」 金糸雀(ぷくく、頭がおっきいから体が横になってないかしら) オルセン「なんと、何でも切れちゃう刃物でしたぁ〜!!」ジャキイッ!! 金糸雀「んなあッ!!」 ヒュインヒュイン……ッッ!!
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327 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:40:19 ID:TBi584gB -
真紅「これはマズいわね、距離をとらないと…」 オルセン「ざ〜んねんでしたあ!」ぐぐぐ…… グ イ ン オルセン「ボクのおもちゃ、それだけじゃないも〜ん!!」ヒュツ!! ギイ「手が伸びた!真紅、大型なだけあってギミックが多いぞ!!」 ガシイッ!! 真紅「くっ!」 オルセン「つかまえたぁ〜!!」 勝「このまま回転してる刃の中に放り込まれちゃったら……」 オルセン「お前はこれでおしまい、バーラバラ!!カンタンだったねぇぇ!!」 真紅「全く…いきなりレディの体に触れるなんて……あなた達自動人形は人間のオス以上に下劣ね」 真紅「お仕置きするわよホーリエ!」 ホーリエ「……」カチカチッ!! カ ッ !! しろがね「っ!?」ビキ… しろがね「指輪が……熱い…!?」 真紅「蹴散らしなさい…」ス… 真紅「 ロ ー ズ テ イ ル !! 」 ボ ン ッ !!!
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330 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:41:22 ID:TBi584gB -
オルセン「あ゛っ!!」 ズ ザ ザ ザ ザ …… 鳴海「アッパーの要領で出しやがった!!」 蒼星石「前より格段に大きい…!」 水銀燈(そして、強くなっている……!!) オルセン「な……あァ……!?」ゴギャギャッ!! ふわっ…… ギイ「あの巨体を浮かせた…!?」 金糸雀「な、な、な……えええ〜!?」 真紅「行きなさい」 ド ゴ ン ッ ッ !! 勝「まだ攻撃は終わってないんだ…!!」 雛苺「真紅〜〜あいとあいとあいとあいとぉ〜〜〜!!」 オルセン「あががががががががががが……」 ギュラララララララ……ッッ!! アルレッキーノ「ッ!!」 パンタローネ「強い…!!」 コロンビーヌ「恐らくアタシたちと同じ。いや、それ以上…!」 オルセン「ががががががががががががががががががが……」 バキッ!!ベキベキベキィッ!! オルセン「や…」 オルセン「やられちゃうの…や〜だ〜」ギ…… オルセン「まだ…まだぁ…」ギギ… オルセン「 ま あ 〜 だ 〜 !! 」ガギギギッ!! 真紅「いいえ。貴方は終わりよ、オルセン」パチンッ フッ… オルセン「が…あぁ……」グラ… ド ス … … ン
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333 :【第3場】[sage]:2010/11/13(土) 18:42:15 ID:TBi584gB - 鳴海「た…倒しやがった……」
雛苺「あんなにおっきな人形を……」 勝「しかも一撃で……!!」 ドットーレ「ブラヴォー、真紅!!」パチパチパチ… ドットーレ「第一試合の勝者は、メリーゴーラウンド・オルセンを倒した『薔薇乙女』真紅だ〜!!」 真紅「ふう…っ」 真紅「7割って所ね…」 自動人形たち「ッッ!!」 コロンビーヌ「あれだけの力を出してもまだ余裕があるの…!?」 パンタローネ「ローゼンメイデン。侮れぬな…」 アルレッキーノ「雪華結晶様以外の人形は遙か格下と思っていたが、これでは…」 ドットーレ「まあ、気にするのは辞めにしようじゃないか。もしかしたら奴らも我々と同じように力のある者を初戦に送っただけかもしれないだろう?」 ギイ「まさか…勝つとは…。見事だったよ」 鳴海「すげぇな真紅!!」 蒼星石「お疲れ様」 真紅「ええ、ありがとう。しろがね。勝ったわよ」 しろがね「は、はい。おめでとうございます。あの、真紅。指輪について少し聞きたい事が……」 「 わ あ あ あ あ あ 」 真紅「五月蝿くて仕方ないわ。後にしてもらっても良いかしら?」 しろがね「はい……」 ドットーレ「では第2試合を始めようか」 宴は続く…… 〜一時閉幕〜
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