トップページ > 創作発表 > 2010年11月12日 > Z8N8Hvt3

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kroud ◆UWqdsNQmoM
僕らが創る物語 構想・議論スレ

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僕らが創る物語 構想・議論スレ
45 :kroud ◆UWqdsNQmoM [sage]:2010/11/12(金) 13:07:38 ID:Z8N8Hvt3
「必ず完結させる」「あらすじを議論する」「トリップを付ける」
これらを削ぎ落とすと、初期設定だけを決めたリレー小説スレになりますね。
やるだけやってみますか?例えばこんな感じで↓

【初期設定】
音楽家の青年アダンが世界各地に存在する神が創りし曲(神曲)を探す為に吟遊詩人として旅に出る
【終了期限レス】
>>145
【その他ルール等】
エロ・グロ禁止。新設定は控えめに。

100レスに達したら完結しなくても強制終了にしましょう。
終了後は再び上のテンプレから書いていく感じで。
僕らが創る物語 構想・議論スレ
47 :kroud ◆UWqdsNQmoM [sage]:2010/11/12(金) 20:09:20 ID:Z8N8Hvt3
これでやってみましょう。では私から。

―世界中のあらゆる技術・学問が集まる街「ザースフェイ」。
そんな大都会から山二つほど離れた場所に「セリカ」と言う名の小さな村があった。
その村で生まれた若者たちの大半は、年の頃18歳になると都会の優れた大学で学ぶ為にザースフェイへと移り住む。
ザースフェイに移住したセリカの若者たちは例外無く、生まれ故郷とのあまりにも大きな環境の違いを知る事になる。
そしてそこの住人たちと触れ合う中で自分たちが小村の生まれである事を恥じ、都会で家庭を持つなどして生涯自らの生まれ故郷に帰らなくなる者が殆どであった。

セリカは今や老人が人口の大半を占める村となってしまった。そんな村に一人の青年がやって来たのは、雪が溶けてまだ間もない時期の事だった。
青年の名はアダン。ザースフェイの音楽大学に通い、4年ぶりに自らの故郷へ帰って来たのだ。
彼が都会での暮らしを捨て、山二つを越えてまでセリカに帰って来たのにはある理由があった。
僕らが創る物語 構想・議論スレ
49 :kroud ◆UWqdsNQmoM [sage]:2010/11/12(金) 21:04:13 ID:Z8N8Hvt3
ええと、初期設定を意見を出し合って決める、と言う事ですか?
それともレス数制限リレー小説形式自体の是非をまだ話し合いたいのですか?

一応>>47の続きです↓

セリカ村の看板を通り過ぎる時、アダンは一人の年老いた男を見つけ声をかけた。
「やあ、ヤンさんじゃないか!4年ぶり!」
青年の声は氷の割れるような繊細さと、波が岩礁に打ち付けられるような力強さを併せ持っている。
ヤンと呼ばれた老人は目を丸くした。村を出て行った若者が帰ってくる事など、これまでに例の無い事であったからだ。
「アダン…。お前さん、何をしに来たんじゃ」
青年はその端正な顔に穏やかな笑みを浮かべながら答える。
「『何をしに』って、帰って来たのさ。大学はちゃんと卒業したよ。なんなら証書も見せようか」
「そういう意味で訊いてはおらん。セリカから出た若者はどいつもこいつも4年経とうが10年経とうが帰って来やせん。お前さんとて若者じゃろう。体でも壊したか」
ヤンは愚痴をこぼすようにぼそぼそと話した。その声はセリカの現状を表すかのようにしゃがれている。
「ふふふ。変わって無いなあ、ヤンさん。覚えてる?最後に会った時の事。僕はあの時のヤンさんを唄にして大学の仲間に何度も聴かせたんだよ。あまり受けは良くなかったけれど…僕にとっては最高の唄さ」
「なんじゃ、忘れたのう、そんな事。村を捨てる若者の見送りなど、覚えるだけ無駄じゃ」
相変わらずふてくされた口調で話す老人だったが、アダンは大道芸人を見ているような輝いた目でヤンを見つめていた。
「そうだな…ザースフェイには何でもある。帰って来ない人たちの気持ちもわかるよ」
そう話すアダンの顔からは開放感に近い感情が見て取れる。まるで大都会で過ごした4年間が息苦しかったかのように。


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