- 【小日本】萌キャラ『日本鬼子』製作16【募集中】
256 :創る名無しに見る名無し[]:2010/11/11(木) 14:05:00 ID:ovMX7KiI - >>252
七面鳥とチチメンチョウを聞き間違えたんだってね
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- 【蔑称ではない】鬼子SSスレ【萌なのだ】
545 :創る名無しに見る名無し[]:2010/11/11(木) 20:36:55 ID:ovMX7KiI - >>514
>>513 です。 いや、こちらが邪魔をしてしまったようで、申し訳ありません。 ついでに……以下、投下します
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- 【蔑称ではない】鬼子SSスレ【萌なのだ】
546 :創る名無しに見る名無し[]:2010/11/11(木) 20:40:05 ID:ovMX7KiI - 「さて、久方ぶりの休みの日、なにをするかのう?」
「乳の話をしようじゃないか」 「腰の話をせねばなるまい」 何をするでもなく、日本家屋の廊下を歩く鬼子の前に、颯爽とうざったく台所と空から現れたのはストーカー×2。 乳の話をしたがるヒワイドリに、腰の話をすることに使命感を持っているヤイカガシ。 ヒワイドリは翼を、ヤイカガシは柊の腕を広げ、鬼子の道を遮るかのように。 対する鬼子の視線は絶対零度である。 「……酒を手土産に、先代の鬼子にでも会いに行くか」 くるり、と無視され残される二匹。 滅しても幾らでも沸いてくるが、実害は0なのでこうされている。 「さて、乳の話ができないじゃないか」 「ふむ、腰の話が出来ぬというか」 向き合う二匹。 彼らは終生のライバルである。 乳と腰、永遠に同じく出来ぬ二つの優劣を競い、日夜争いを繰り広げているのである。 鬼子のそれに理想を見出したこいつらは、鬼子に付き纏っているのだ。 だがこの二匹、相性が悪い。 というよりも、鬼子との話を邪魔してくる(と思っている)片方を、大いに敵視しているのである。 「乳こそ真理! 母なる慈愛の象徴たる乳を差し置いて、男にもある腰など邪道じゃないか!」 翼を広げ威嚇するヒワイドリ。 「腰こそ至高。 次代を担う生命の素の源泉を省みずして、たかが栄養補給の道具に現を抜かすか」 柊の手を構え、誘い込む姿勢のヤイカガシ。 顔面は間が抜けているので分からないが、少なくとも二匹はマジである。 寧ろ二匹だけマジである。 「断じて否それこそ否! 大平原の小さな丘には風の吹く草原のような、天をつく巨塔には雄大なる深き森のような、乳には多種多様な魅力がある!」 「未熟。 浅薄甚だしき。 無節操な脂肪の塊を崇敬し、無きことを誤魔化すなぞ片腹痛い。 その点、腰は最上を求めるには肉付きの多すぎも少なすぎも許されぬ美術品。 比べることなどできようものか」 「墓穴を掘ったかヤイカガシ! 理想通りのモノしか見えぬ貴様の死んだ魚の目では真理など解さぬと知れ!」 「妄言を吐くなヒワイドリ。 至高を求める道を進むことも出来ぬ貧弱な鳥頭に崇高な我が使命、測れると思うな」 このように、日毎に喧々諤々の議論を交わしているのである。 そして、毎回険悪へとなっていき…… 「「………………」」 距離をとり、向き合う二人。 両翼を刃状にして前面に固定し、そのままヤイカガシに吶喊するヒワイドリ。 くるりと攻撃に合わせて回転し、その鋭い柊の手でヒワイドリの首を狙うヤイカガシ! カカカッ! 「二百、六十三戦……」 「二百六十、三……引き分け」 「また、決着がつかないじゃ……ないか」 「未だ、我も未熟。 ……仕留められぬか」 「「ぐはっ」」 ダブルノックアウト。 「本当、毎日なにしてるんでしょう、この二匹」 呆れ顔でそれを見ていたのは小日本である。 掃除道具に身を包んだその姿は、実に生活感溢れたものだ。 そして手元のチリトリには二匹の姿が。 羽が邪魔だわ生臭いわと邪魔なので、屋外に捨てるためである。 外に集めておいた落ち葉の上に、静かに二匹を寝かせる。 柔らかい自然の布団は心地良さそうだ。 「着火」 「「……熱っっっっぢい!!!!!」」 「二匹とも、家の中で羽を散らかしたり匂いをつけるのは駄目ですよ?」 ぬめった体と鳥の羽。 家を取り仕切る身としては面倒なことこの上ない。 家の中に入るなと何度言っても聞かぬので、次第に過剰になっていく仕置きをされる二匹であった。
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