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プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2
魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6

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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
149 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:02:36 ID:YTSNN8ah


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                  【第八話:決戦、海の星小学校屋上】

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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
151 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:04:43 ID:YTSNN8ah


「砂沙美ちゃん・・・」

 そんな二人の遣り取りを屋上の入口から覗き見ている少女がいた。
 砂沙美の大親友であり、薄幸の美少女でもある美紗緒だ。

 キィィィィィィィ・・・。

 そんな薄幸の美少女に近づく鳥が一羽。
 鳥に変身した留魅耶だ。

(何をやっているんだ、美紗緒! ここは危険だから早く教室に戻るんだ!)

 と言いたかったが、鳥が喋ると不味いので、必死のジェスチャーを慣行する。

「と、鳥さん・・・慰めに来てくれたの?」

 鳥は、違っーーーーう!! とジャスチャーしたが、通じなかった。

「砂沙美ちゃん・・・あんなに転校生の女の子と仲良さそうに・・・」

 留魅耶の鳥目には、二人は激しく言い争っている様にしか見えなかった。
 砂沙美の事になると、美紗緒は著しく判断能力が低下する。

「もう、砂沙美ちゃんは私なんかとは・・・あの転校生の女の子と・・・」

 転校生の女の子は、砂沙美に跳び蹴りを放った。
 間一髪でかわす砂沙美。

「二人とも、楽しそう・・・」
「・・・・・・」

 留魅耶は両方の羽を大きく広げた。
 お手上げのジェスチャーだった。

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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
153 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:08:15 ID:YTSNN8ah


「危ない、美紗緒!」

 留魅耶はとっさに、その両眼から魔法の光を発した。
 美紗緒の心のベクトルが180度引っ繰り返り、悪しき魔法少女が現れる!

 チュドーン!

 爆音と共に、砂煙が巻き起こる。
 そして、その粉塵が風に流された時、黒い影がそこに立っていた。

「ハッローー!! 授業をエスケープぶっこいちゃって、屋上でバトルってるマジカルガールズ!!」

 頭の悪そうな出鱈目な英語を駆使して登場したのは、悪の魔法少女ピクシィミサだ。

「ヘイ! そこのハリケーン少女! サミーを倒すのはあたーしのワークなのよん! 邪魔はしないでくれるかしーら?」

 ビシッと樋香里を指さすミサ。
 サミーはあたーしの獲物だと言わんばかりの宣戦布告だった。

「何よ! 邪魔をするんならアンタから先にやっつけちゃうんだから!」
「ああ、ありがとうミサ! 今日だけはミサが天使に見えるよ!」

 激昂する樋香里と、感動する砂沙美。
 チチチッ、とミサは人差し指を振った。

「そこのハリケーン少女を倒したら、次は砂沙美ちゅぁんを虐めまくって泣かすんだから!」
「何なのよ、それって!?」

 砂沙美は、少しでも感謝した自分がバカらしくなった。
 やはりミサはミサだった。

「うっさいわね! あたーしが受けたハートブレイクは、こんなモンじゃなかったもんね!」
「何の事だかさっぱりわかんないよ!」

 樋香里をほっぽいて言い争いを始める二人。
 ・・と見えたが。

「隙あり! マジカル・シュート!」

 ミサのバトンが変形し、マジカル・カノンと化し樋香里を狙撃した。

「うげ!? 何て汚い!!」
「にょほほほほほ♪ 卑怯でケッコー、コケコッコー! あたしゃ、悪の魔法少女だもーん♪」

 汚い、流石ミサ汚い。
 ・・・が。

「バリアーッ!」

 樋香里の秘密能力・・・マジック・ミラーが発動した。
 これは樋香里が持つ特有の能力で、神官長クラスの攻撃魔法でも跳ね返すという、リフレクな魔法だった。

「ほげげげげげげげげげげげげ!!??」

 ミサのマジカル・カノンから放たれたマジカルなビームが、そっくりそのままミサにお見舞いされる。
 お陰でミサは、へにょへにょのぷーになってしまった。

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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
154 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:09:34 ID:YTSNN8ah


「ミサ!」

 へにょへにょのぷーになってしまったミサを庇おうと、留魅耶が急降下して樋香里の前に立ち塞がる。
 その鋭い視線が、目の前のマジカルガールに注がれる。
 風が殺意を呼んだ・・・。

「あれれ? 貴方、留魅耶君?」
「どわわわわわわわわ!!??」

 いきなり正体がバレた。
 まあ、留魅耶も魎皇鬼と同じく、樋香里の幼馴染で古い付き合いだったので無理もないが。

「地球なんかで何を・・・ハハーン、わかった!」
(不味い!)

 裸魅亜が悪しき魔法を使って、地球の少女を悪い魔法少女にしているなどとバレたら・・・。
 お家再興どころか、魔法の国の牢獄に永久に幽閉されるかもしれない・・・。
 そうなったら、もう美紗緒とも・・・。

「留魅耶君、その子の事が好きになっちゃったんでしょう!」

 コケッ、と留魅耶はコケた。
 この様な時だけ、樋香里は恐ろしく察しが良かった。

「ふーん、そうなんだ・・・リョー君に言ってもいい?」

 悪戯っぽい笑顔を貼り付けながら、樋香里は尋ねた。
 ちなみに二人は念話で話しているので、砂沙美には会話の内容は聞こえてなかった。

「そ、それは勘弁して・・・」

 しどろもどろになりながら、留魅耶は懇願する。
 樋香里はフットワークは軽いが口は堅い性質なので、バレる心配はなさそうだが。

「でも意外ねー。留魅耶君って、絶対お姉さんと正反対の性格の子が好きになると思ってたのに」
「・・・ハハハ」

 留魅耶の口からは、もう渇いた笑いしか出ない。

「・・・留魅耶君って、やっぱりシスコンなの?」
「・・・・・・」

 チーンと翠色の鳥が灰色になった。
 演出の効果とはいえ、見事な灰色っぷりだった。

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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
155 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:10:55 ID:YTSNN8ah


「ミサ!! 大丈夫!?」

 へにょへにょのぷーになってしまったミサを、砂沙美が介抱する。
 何故か砂沙美を目の敵にする悪い魔法少女とはいえ、庇ってくれた相手に対する礼儀であった。

「砂沙美ちゅぁん・・・ソ、ソーリーね・・・弱っちいミサを許して・・・」
「ミサ・・・! いいよ・・・! もういいの・・・」

 二人の目が潤む。
 それは、心が通じ合った証拠であった。
 人は分かり合える・・・それさえ理解できれば、この世界から哀しい争いごとを無くす事だってできる・・・。

「あのハリケーン少女をダウンさせて、砂沙美ちゅぁんをイジメ倒せなくて・・・」
「てい」

 砂沙美のチョップがミサの額にクリティカルヒットする。
 ポクンとミサの首が折れる。
 見事な止めであった。


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 ガクンッ!
 ジュミニの天秤が善の方に傾いた。


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[|[||  To Be Continued....!    >
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魔女っ子&変身ヒロイン創作スレ6
156 :プリティサミー・懸隔の庭 ◆Qm5TZesUl2 []:2010/11/03(水) 00:12:20 ID:YTSNN8ah


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