トップページ > 創作発表 > 2010年11月03日 > 16us8LAD

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創る名無しに見る名無し
◆BY8IRunOLE
『能面』 ◆BY8IRunOLE
『能面』
初心者指南所
●○●○● スレ立て依頼所2 ●○●○●
和風な創作スレ 弐
都道府県擬人化スレ
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ23

書き込みレス一覧

初心者指南所
890 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 00:08:09 ID:16us8LAD
>>886
EROIさんはそうだなー 某スレでお世話になりました
あと、Magic The Monaringのセノ氏かな ↑に同じく
青森さんは土下座して謝るレベルorz

神と崇める◆69氏
多作な◆91氏
守備範囲広すぎ◆HANA子さん

自分がスレで居合わせたコテさんはこの人たちかな
初心者指南所
897 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 00:19:49 ID:16us8LAD
おっと、描いちゃさん、獣人スレのいつもの人、それに都道府県の人!
◆akutaさんも外せない、自分的には

でもこういうのって、本人たちにしたら迷惑なんだろうか……?
初心者指南所
899 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 00:41:21 ID:16us8LAD
ですよね
上のレスは忘れてください

そして気づけば日付変わってたっていう
初心者指南所
911 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 01:16:03 ID:16us8LAD
>>904
創発板住人に遠慮してるからかな
派生スレ立てるの自重してたみたい(そんなことする必要ないと思うけど)だから

書くor描くネタができて喜ばしいことだと思うけど、

なぜかな、創発から発したムーブメントじゃないからかな
それに乗っかろうって気がしない



ええ、わかってますとも。
身の程を弁えないほど無分別じゃ無いつもりですよ、自分では。
初心者指南所
916 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 01:28:55 ID:16us8LAD
うー……眠ぃっす
もう帰ることにしますわ

大将、今日もごちそさまです
教えてくれてありがとうです(これで安らかに眠れるww)

みなさん、おやすみ!
ノシ
●○●○● スレ立て依頼所2 ●○●○●
76 :創る名無しに見る名無し[]:2010/11/03(水) 12:36:32 ID:16us8LAD
ホスト規制されてたので、どなたかお願いします。
夕鶴さんの思し召しにより(以下略)、立て直しです

【スレタイ】
和風な創作スレ 弐

【本文】
妖怪大江戸巫女日本神話大正浪漫陰陽道伝統工芸袴
口碑伝承剣客忍者伝奇書道風俗和風ファンタジー戦国
納豆折り紙酒巫女巫女俳句フンドシ祭浴衣もんぺ縄文

とにかく和風っぽいものはこちらへどうぞ。二次創作も歓迎

過去スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220743518/
↑のHTMLとDATはこちら
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/866.html

●○●○● スレ立て依頼所2 ●○●○●
78 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 13:45:53 ID:16us8LAD
>>77
ありがとうございます!
では、さっそく投下をををををw……(嬉しくて震えてる)
和風な創作スレ 弐
4 : ◆BY8IRunOLE [sage]:2010/11/03(水) 13:47:56 ID:16us8LAD
スレ立て代行人さん、ありがとうございます!

では即死回避を兼ねて、投下します
↓過去作のリライトですが……
和風な創作スレ 弐
5 :『能面』 ◆BY8IRunOLE [sage]:2010/11/03(水) 13:51:23 ID:16us8LAD
【第一幕】

縁側で、少女が昼寝をしている。
歳の頃は、十二、三といったところである。
耳朶にかかるくらいの長さの髪は毛先が揃っておらず、手入れのされていないおかっぱという風情だ。

けれどひときわ目を惹くのは、その髪の色である。
女郎花(おみなえし)のような鮮やかな黄色。
幾分穏やかな午下がりの陽光に照らされ、いっそう明るく輝いていた。


盆を過ぎて陽の光は徐々にではあるが、その猛々しい力を翳らせ始めていた。
つくつく法師の鳴き声が賑やかになり、夏の終わりを感じさせている。
夏茜が少女の額のあたりに留まり、しばし羽を休ませてから飛び去った。


その縁側から表に回ると、店前ではいつもの遣り取りが繰り返されていた。
町人姿の若い男が、暖簾を背にして袖に両手を入れ、涼しい顔をしている。
その鼻先へ、やくざ風の男が、怒鳴りかかっている。

「てめぇ! いいかげんにしろよ。なんならお前のところの毛唐を、女郎小屋にでもぶち込んでやろうか」

若い男は、おどけたような顔をして見せ、
「彩華(さいか)を? これは興味深い。死ぬ覚悟ができたらいつでもどうぞ」
といい、人をくったような笑みを浮かべた。


和風な創作スレ 弐
6 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 13:55:02 ID:16us8LAD

裏手の縁側にまで、その声が聞こえている。

――ったく、煩いな。お客が来なくなるじゃあないか。

既に目を覚ましていた金髪の少女は、うんざりした様子で起き上がると、朝の素振りに使った鉛入りの木刀を手にした。


草鞋をつっかけ、店前へ出る。

「慎太郎、これではお客が来なくなるぞ」

忠告しつつ、少女はやくざ風の男を睨みつける。
少女の紅い瞳には、鋭い殺気が漲っている。
左手に握られた木刀は、今にも振り抜かれそうである。

おそらくは金貸しに雇われた、いつもの借金取りであろう。
少女の姿を見とめると、借金取りの男は、さっきまでの威勢を鈍らせた。

「と、とにかく、てめぇは泥棒と同じなんだからな。番所に引き摺り出してやるから、覚えてろ!」

少女の殺気に気圧され、男は捨て台詞を吐いて去って行ったのである。


和風な創作スレ 弐
7 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 13:57:13 ID:16us8LAD

男の姿が見えなくなると、慎太郎と呼ばれた若者は深いため息をついた。

「やれやれ。お茶も飲まずに去ってしまわれると、儲けも無い。ただ働きだ。
もっとも、連中に出してやる茶など無いが」

慎太郎は、袖から手を出して溜息を吐くと、痩身を猫背気味にしながら三和土(たたき)に戻った。

「こうもしょっちゅう来られると、鬱陶しい。斬り捨ててしまえばいいのに」
少女は彼のあとに続き、あっさりと言う。

「いい考えだ。彩華、それをやってみるか? それこそ連中の思うつぼで、俺たちは番所にお世話になることになろうな」
自嘲気味に笑いながら、慎太郎は厨(くりや)に入っていった。


〆 〆 〆

和風な創作スレ 弐
8 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:02:54 ID:16us8LAD

『休み処 子延(ねのび)』は、慎太郎の父が始めた茶屋である。

先代が亡くなったため慎太郎が経営をすることとなったが、元来、彼は商売に興味が無い。
繁盛していた店も、彼の代になってからは寂れる一方だった。

職人の給金を工面するために切り崩した財産は無くなってしまい、重ねた借金は未だもって返済の目処が立たない。
もっとも、今となってはその職人や仲居たちもみんな去ってしまい、給金を工面する心配は無いのだが。


「少し早いが、夕餉にしよう」
慎太郎はそう言って、湯を沸かす。
若干浅黒い蕎麦を傍らに置き、葱を刻む。

「また蕎麦切りかぁ」
彩華は藪蕎麦を眺めながらぼやいた。

「蕎麦は嫌いか。なんなら蝗(いなご)の佃煮でも食うか?」
慎太郎は言いながら、太さの揃わない不恰好な蕎麦を湯に放ち、頃合いを見て割下の塩梅をたしかめる。

「……蕎麦がいい」
彩華は卓袱台を拭いて箸やら蕎麦猪口やらを並べ、席に就いた。

茹で上げた蕎麦を笊に盛りつけ、慎太郎は
「まあ、佃煮すら作れない有様だけどな」
と呟いた。


〆 〆 〆

和風な創作スレ 弐
9 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:08:11 ID:16us8LAD

慎太郎から遣い物を頼まれ、彩華は城下の通りまで出ていた。
往来を歩いていると、辻のところに、人だかりが出来ていた。

――なんだろう?

背の低い彩華には、人だかりの中心に何があるのかよく見えなかったが、
人々の話していることを総合すると、どうも辻斬りがあったようだ。

斬られた男は大きな廻船問屋に奉公する番頭らしかった。


頼まれた遣い物から戻った彩華は、慎太郎に辻斬りのことを報告した。

「そいつはいいな。今度は例の金貸しを斬って欲しいものだ」

慎太郎は皮肉や憎まれ口がすっかり馴染んでいる。
この反応も、いつものとおりだ。

彩華は事件のことが気になっていた。
辻斬り自体は珍しいものではなかったが、ここ最近増えている気がする。
そして斬られる人物に共通点がありそうな気がしたのだった。

「慎太郎、『丘田屋』は大きな店なのか?」
「ああ。この町じゃ一番の廻船問屋だ。稼ぎはうちの三千倍くらいだろう」
慎太郎は繕い物をしながら答える。

「そんなに」
彩華は眼を丸くする。

「商売敵だった『縞田屋』の若旦那が亡くなったのをいいことに、大きな取引を独占しているのさ。
そういえば、その若旦那も辻斬りに遭ったんだったな」

それを聞き、彩華はちょっと引っかかった。
「……『丘田屋』が、その若旦那を亡きものにしたのかな?」

そこで手を止め、慎太郎はにやりと笑うと、

「ふふん、そうかもな。近松もびっくりの筋書きだ。しかし近頃の世は、絵空事よりもえげつないことが普通に起こる」
と言った。


〆 〆 〆

和風な創作スレ 弐
10 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:12:39 ID:16us8LAD

長身の男が、夜道を歩いている。
消炭色の小袖を着ているため、夜闇に溶け込むかのようだ。
そしてその顔には、小面(こおもて)の面が着けられている。

今夜は新月で、あたりは深い闇に包まれていた。
往来には人はおろか、猫すらいない。

能面の男は、路地の陰に身を隠した。

遠くから、提灯の灯りが近づいてくる。
ひどく慌てているようで、息も上がっていた。

提灯が能面の男の佇む路地に差し掛かった時、鋭く風を切る音がした。

続いて、「ぎゃっ」という短い悲鳴。

転がる提灯と、人が倒れこむ音。

能面の男は提灯を踏み消し、倒れた人物の懐から何かを取り出すと、もと来た道を戻って行った。


〆 〆 〆

和風な創作スレ 弐
11 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:16:26 ID:16us8LAD

「彩華、ちょっと店番しててくれ。俺は寺へ行ってくる」
慎太郎が身支度をしながら、中庭に声をかける。

「と言っても、客相手じゃないぞ。今時分に来るであろう『いつもの熱心なお客さん』の相手だ」

彩華は素振りをしていた手を止め、
「厭だ」
と言った。

慎太郎はその答えを予想していたので、にやりと笑いながら手ぬぐいを投げて寄こすと

「じゃあ支度を急げ。例の辻斬りに関する話も聞けるかもな」
と言った。

彩華は無言で木刀を置き、道着を諸肌脱ぎにすると、井戸の水を頭からかぶった。
黄色の髪が濡れて、その輝きをいっそう強くする。
滴を拭って奥の部屋でさらしを巻きなおし、濃紫の袴に着替える。
三味線の革袋に脇差を忍ばせ、慎太郎に従った。



仙石寺は町の外れにある古い寺だ。
慎太郎と彩華が門をくぐると、背の高い和尚が庭を掃いていた。

「おや、子延どの」
「お久しぶりです、叡仁どの」

二人は本堂の右手にある茶室に通された。

叡仁和尚が抹茶を立ててくれ、二人の前に置く。

和風な創作スレ 弐
12 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:18:57 ID:16us8LAD

「こちらまで見えなさるのは、半兵衛どのの時以来ですな。息災で何よりです」
「親父の時は世話になりました。おかげさまで、負の遺産をしっかり受け継ぎました」

そういって慎太郎は自嘲気味に笑う。叡仁和尚は渋い顔をしている。
そして彩華のほうを見て、尋ねた。

「こちらが件の娘さんですかな」
「そうです。食い詰めて行き倒れになりかけていたところを拾いました。
あの頃はまだ、羽振りも良かったですし。今だったら、俺が食い詰め者だから放っておくでしょうね」

和尚は笑い、そして彩華の紅い瞳をじっと見た。
彩華も睨み返す。

「ふふ、子延どのは頼もしい用心棒を持たれたようですな」
目を外し、和尚は慎太郎のほうに向き直る。

「金貸しの連中は、近頃は如何です?」
「相変わらずですよ。こいつのおかげで助かってます。
しかし連中、最近は趣向を変えてきたらしくて。まったく、飽きさせない……」

そう言いながら慎太郎は懐から巻物を取り出し叡仁和尚に手渡した。

そこには、慎太郎を連行し店を差し押さえるという内容の通達が書かれていた。
発行元は奉行所となっている。

叡仁和尚は一通り目を通し、
「偽物ですな」
と言った。

「やはりね。それは分かっているんです。
ただ、なんで今さらこんな芝居じみたことをやる必要があるのか? ってことが気になるんです」

和風な創作スレ 弐
13 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:20:20 ID:16us8LAD

そんな手紙が来ていようとは、彩華も知らされていなかった。
一日中店にいるわけではないが、生活を共にしているのに。

「偽物にしても手が込んでいるし、金だってかかる。そんな酔狂が分からない」
「ふうむ……」
和尚は腕を組んで考え込む。


彩華は抹茶に口をつけた。

「……苦い」

その言葉に、和尚と慎太郎は噴き出した。

「はっはっは、たしかに家じゃあ番茶の出がらしばかりだからな」
「彩華どの、足を崩してはどうじゃ。痺れているのではないか」

正座は慣れない。彩華は胡坐に座り直そうとするが、うまく足が動かない。
その様子を和尚と慎太郎は笑いながら見ていた。


〆 〆 〆

和風な創作スレ 弐
14 :『能面』[sage]:2010/11/03(水) 14:25:57 ID:16us8LAD

寺を辞すると、もう辺りは黄昏時の薄闇に染まっていた。

慎太郎は、褐色の空を振り仰いで呟いた。

「逢魔が時だな」
「オーマガトキ?」

夕暮れの、このくらいの薄暗い時間をそう呼ぶのだ、と慎太郎は言った。

――通りの向こうから、自分を呼ぶ声がする。
  薄暗く、相手の顔が良く見えない。
  しかし聞き覚えのある声から、てっきり知人だと思って近寄ってみると、
  そこには人外のものが待ち伏せていた……。

夜でもなく昼でもない、曖昧な時間。

そういう境目に、魔物は潜むという。

時間や場所の、境目こそ魔がつけ入る隙がある。

だから、町と町の外の境目には地蔵を祀るのだ――。


慎太郎の話を聞いて、彩華はぶるっと身を震わせた。

「怖くなったか?」
「な、何を! ちょっと、寒気が走っただけだ」

語気を荒げて反論する彩華を笑いながら、慎太郎は夕餉の献立を考えていた。



その二人の後姿を、離れた所からじっと見つめる人影があった。

和風な創作スレ 弐
15 : ◆BY8IRunOLE [sage]:2010/11/03(水) 14:27:51 ID:16us8LAD
↑ひとまずここまでです

他の方も気兼ねなく投下くださいな♪
都道府県擬人化スレ
130 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 15:10:33 ID:16us8LAD
オルタロダが直った! 良かったよー

>>114
おかぴーかわええわww ひょうごさんもいけずやねww

>>128
おお、カッコいい! なぜか聖剣3のホークアイを思い出したww
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ23
668 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/11/03(水) 15:15:45 ID:16us8LAD
186 :創る名無しに見る名無し:2010/11/03(水) 14:59:08 ID:P4F3WWZA
ロダ直った

直って良かったね!(てか誤爆することじゃないと思うww)
404になる問題も解消されたみたい、過去絵も見られるようになった


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