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「 グレートサラマンダーZ 」
創る名無しに見る名無し
ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目

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ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
54 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:47:12 ID:x1fyUfLC

――ここら辺でいいかな……?

 うぱ松に従い2キロほど水中を移動したうぱ太郎は、次の指示を待つべく
グレートサラマンダーZを川底で待機させていた。
 15分ほどの道中、居心地の悪かった沈黙も時とともにコックピットになじみ、
うぱ太郎はうぱ華子の容態を確認したくらいで無理に話題を振ることをやめた。
うぱ倫子うぱ民子は再び無言になり、うぱ華子も静かになった。
ナビでおおよその移動距離を確認しうぱ太郎は基地に連絡する。

「うぱ松さん聴こえますか?」
『おう、どうした?』
「川岸の様子確認出来ないんで判断できないんですけど、今いる場所で大丈夫ですか?」
『あぁ、問題ない。そこで10分ほど待機していてくれ。こっちもモニターで確認はしているが
気づいたことがあったらすぐ報告すること』
「了解しました!」

――とりあえずは落ち着ける。……でもマシンガンで襲ってくるなんて。……老人Xは本気だ。

 気持ちに余裕ができたうぱ太郎は今日の出来事を振り返った。
中3日、間隔を空けてグレートサラマンダーZ出動。死んでいると思った5匹の大山椒魚が生きていた事。
クスリかなにかで眠らされたといううぱ華子たち。周到に準備された罠……
うぱ太郎の心に不安がよぎる。うぱ太郎は振り向きざまにうぱ華子に問いかけた。

「華ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど、クスリで眠らされたって昨日今日?何時頃か覚えてる?」
「今日のお昼頃かな」

――グレートサラマンダーZの出動時刻とほぼ同じ頃……。いくらなんでもタイミングが良すぎる……

「気づいたときはバケツの中にいた?」
「ちがうわ。気づいたら知らない部屋で男4人が生きたままの大山椒魚を天井から吊るしてた。
その後であたし達はバケツに入れられて包丁つきの蓋で閉じ込められたのよ。気を失ってたのは
実質1時間くらいだと思う」
「……自分の体に発信機とか付けられたと思う?」
「発信機がどれくらいの大きさか分からないけどそれはないと思うけどね。体に変な違和感もないし」
「…………」

――映像はよく分からないけど、通信と位置情報は携帯電話の機能をうぱ松さんが魔改造して
  グレートサラマンダーZに載せているはず。もし老人XがグレートサラマンダーZに載っている
  携帯電話の番号やGPS端末情報を認識できてるとしたら……

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
55 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:48:25 ID:x1fyUfLC

「あ……」

うぱ太郎が考えこんでいる時だった。うぱ倫子が何かを思い出したように声を出す。
「ちょっとなに? 何か言いたいの?」
うぱ華子が問いかけ、うぱ太郎が視線を移した瞬間、

 ぐらっ。

「わっ!」
「きゃっ!!」

大波にでも打たれたかのようにグレートサラマンダーZが激しく揺れた。
「……また来た」
「ちょっとなによ!? あんた何見えてるのよ!!!」
「地震??」
つぶやくうぱ倫子をうぱ華子が怒鳴る。うぱ太郎も揺れの正体をつかめない。
「光った、爆発」
うぱ民子の声。視聴覚モニターを背にしたうぱ太郎とうぱ華子は為すすべがない。

 ぐら、ぐらっ。

「!!!っ」
「ああ、もうっ!!!」
再びの揺れにうぱ太郎うぱ華子は体勢を崩す。

『うぱ松さん、手榴弾です!』
『ちっ、次から次と獲物出しやがって!』
通信スピーカーから基地内の怒声が流れてくる。
『うぱ太郎、その場から離れて全力で泳げ!とにかく1ヶ所に留まるな!』
「了解っ!」
うぱ太郎、うぱ松に従いシートベルトにかまわず乱暴にグレートサラマンダーZを発信させる。
「何よもう!川の中だって全然安全じゃないじゃないっ!!!」
のたうちながらうぱ華子は誰に向けたか分からない責め言葉を吐く。

――だいたいの位置はばれてるけどグレートサラマンダーZが見えてるわけじゃない。ただ闇雲に
  手榴弾を投げてるだけだ。整備されてるとこもあるけど川辺のほとんどは草木が生え放題で
  敵は移動に手間取るはず。全速で逃げればなんともない。

 うぱ太郎アクセル全開。グレートサラマンダーZ、激しく身をくねらせながら川の流れに乗る。
うぱ太郎の予想通り、出始めこそ幾度かの衝撃波を受けたものの待機していたところから離れるにつれ
それはなくなった。

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
56 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:49:35 ID:x1fyUfLC

「うぱ松さん、聴こえますか?」
アクセルを緩めずうぱ太郎は基地のうぱ松に呼びかけた。
『なんだ?』
「あの、僕思うんですけど、華ちゃん達に発信機が付けられてるんじゃなくて、グレートサラマンダーZ
の携帯の番号っていうか位置情報確認するGPS端末の番号みたいなのばれてて秘密基地と同じように
老人Xの部隊にもグレートサラマンダーZの居場所把握されてるんじゃないでしょうか?」
『……おまえもそう思うか?』
うぱ松も同じ疑問を抱いていると分かり、うぱ太郎は少しだけ自信を持って話を続ける。

「ええ。華ちゃんに聞いたら、眠らされたの僕が基地を出たときとほぼ同じ時間なんです。
警察の罠のときは人質が3日間拘束されてたけど、あの時はまだ通信システムなかったから時間を
かけておびき寄せたんだと思うですけど、いまはグレートサラマンダーZの動きが手に取るように
わかるから入念に準備してグレートサラマンダーZが動いたときに罠を発動させたんじゃないかと」
『そのようだな。何故いまになって老人Xが我々に牙をむいたかもそう考えれば辻褄が合う。
マシンガンに手榴弾、傭兵の手配。グレートサラマンダーZの位置情報システムの解析。それが
整うまで老人Xは密かに爪を磨いていたんだろう……。
 経費削減で自社開発は断念した。それでも念のため飛ばしの携帯電話を使って通信、位置情報
確認システムを作ったが老人Xに対しては無意味だったようだ……』
ある程度想定していたのだろう、うぱ太郎の考えをうぱ松はあっさりと受け入れた。

『ところで話は変わるが、うぱ華子さんたち。君達は泳げるか?』
「バカなこと聞かないでよ。ウーパールーパーなら当たり前でしょ」
「泳げるよ」「……泳げる」
スピーカー越しのうぱ松の問いかけにうぱ華子達はそれぞれおもいおもいに答えた。
『そうか。なら話は早い』
「……ちょっと待ってよ。なんか物凄く嫌な予感がするんだけど」
突然の意味不明な問いにうぱ華子が訝しげな顔をする。

『察しがいいな、その通りだ。君達にはグレートサラマンダーZを降りてもらう』
「こんな所で?冗談でしょ?」
うぱ松の返事にうぱ華子の眉がつり上がる。

『いや冗談じゃない。コックピットの中は確かに安全だ。しかしグレートサラマンダーZに乗って
いる限り君達も攻撃の対象になる。多少の危険は伴うが橋の袂で君達を降ろす。降りたら君達は橋脚付近の
水中に隠れていてくれ。グレートサラマンダーZが遠く離れた頃を見計らって、俺の知人を迎えに出す』
「ふざけないでよ。もし降ろされた近くに手榴弾投げられたらあたし達なんて一発であの世行きよ。
あまりにもリスクが高すぎるわ」

うぱ松の提案をうぱ華子は断固拒否する。しかし後ろでうぱ民子が目を輝かせていた。
「凄い。九死に一生を得るスペシャルだ。こんなこと滅多に経験できないよね」
「……民ちゃんバカな事言わないで。このロボットでさえあんなに激しく揺れたのよ。九死に一生
どころの話じゃない。確実に死ねるわ」
うぱ民子がうぱ華子を苛立たせる。しかし、さらにうぱ倫子が追い打ちをかける。
「華ちゃん、潔く散るのが男の華」

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
57 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:50:45 ID:x1fyUfLC

「あァ?この期に及んで誰がうまいこと言えっていった? それにあたしは女よっ!!!」

激怒し、うぱ華子は激しくうぱ民子達に噛み付いた。
「ったく、どいつもこいつも揃いも揃ってバカばっかりで嫌になるわねっ!何よ潔く散るって!
あんた達そんなに死にたいの?ならさっさと降りれば?あたしは絶対降りないからね!!!」

「華ちゃん、死ぬの怖いの?いつかは死ぬんだよ?だったらドラマチックに死にたいじゃない」
逆上するうぱ華子を気にせず、マイペースで答えるうぱ民子。

その声に、うぱ華子ついにキレる。

「あんた達なんかと一緒にしないでよっ!死ぬのが怖いなんて当たり前のことでしょ!!!
逆にあんたらに聞きたいわよ!死ぬのが怖くないのかって!!!

……でもね、そんなのが理由なんかじゃない。
確かに死ぬのは怖い。痛いのだって大嫌い。
……でもそれ以上にあたしは嫌なの。
もう自分の人生を他人に弄ばれたくないのッ!!!!!!!
他人に人生を決められるなんてもう真っ平なのよっ!!!!!!!」


「…………」
『…………』

 うぱ華子の怒声にコックピットは静まりかえる。
通信用スピーカからも、慰みの言葉一つ出てこない。


――さらわれて無理矢理連れてこられたのがやっぱり悔しかったのかな……。

 うぱ華子の心情を思う。
しかしうぱ太郎は同情や憐憫の言葉を掛けることは出来なかった。

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
58 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:51:51 ID:x1fyUfLC

 重苦しい沈黙がコックピットに蔓延する。

「……ごめん、言い過ぎた。それでもあたしはこのロボットから降りるつもりはないわ。
現状ではこの中が一番安全だと思うから。もし民ちゃんや倫ちゃんが降りてもあたしは絶対降りない。
生死にかかわる問題よ。あたし自信で決めさせてもらうわ」

自ら作り上げてしまった静寂をごまかすかのように、うぱ華子は静かに話した。
その時を待っていたかのようにスピーカーからうぱ松の声がする。

『……うぱ太郎、お前はどう思う?』

「…………」

 うぱ松の問いにうぱ太郎は黙り込む。
少し前にうぱ華子と交わした言葉が胸を貫く。

――華ちゃんのことはよく知らないし、気持ちも分からない……。だけど……

「……僕は、もしコックピットに残りたいというならそれで構いません。華ちゃんの言うとおり、もし
降りる瞬間を狙われたら華ちゃん達どころかグレートサラマンダーZでさえも危ないですし、それ以外にも
川には大きな魚とか鳥とかウーパールーパーを捕食する外敵がいて降りるには危険だと思います。
それに…………」

『それに、なんだ?』

渋るうぱ太郎にうぱ松は容赦なく続きを促した。

――僕は…… 僕は、約束したんだ!

「それに理由はどうであれ、こんな危険極まりない場所に女の子を置き去りにするような真似は
僕には出来ませんっ!!! 僕がみんなを守りますっ!!!!!!!!!!」

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
59 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:52:48 ID:x1fyUfLC

 秘めたる胸の想いを爆発させたせいか、うぱ太郎の息は上がり、目にはうっすらと涙を溜めていた。
うぱ太郎の傍から見れば恥ずかしくなるような宣言にうぱ華子達は何も言えずただ黙っている。
通信スピーカーから基地内のどよめきやはやしたてるような歓声が次々と流れてくる。

 くくく。という含み笑いに続いてうぱ松の声がする。
『……うぱ太郎、ずいぶん言うようになったな。……それでいい。男はそうじゃなくちゃな』
「…………」
自分の吐いたセリフに恥ずかしくなったのか、うぱ太郎はうぱ松に言葉を返すことが出来なかった。

『うぱ華子さん、さっきのは無しだ。忘れてくれ。我々は必ず君達を安全で老人Xの手の掛からない
場所に連れて行く。それまでまだ怖い思いをするとは思うが頑張って乗り越えてくれ。
うぱ民子さんうぱ倫子さん。九死に一生とは言わないがこれから先どんどんハードな状況に陥るはずだ。
スリルとアクション満載の逃走劇になるからケガしない程度に楽しんでくれ』
響き渡ったうぱ太郎の叫び声の余韻からか、うぱ松の声にうぱ華子達は無言で小さく頷くだけだった。

『うぱ太郎、この通信が終わったら一旦通信用携帯をボックスから出してバッテリーを外せ。
そのあと全力で5キロほど移動して川から上がれ。15分ほど待機して追っ手が来るかどうか確認しろ。
もし15分経過しても敵が見えないようなら携帯のバッテリーは外したままで川を使って基地に戻ってこい。
もし追っ手が来たならまた川に入って携帯のバッテリーを入れろ。そして今度はこっちから動く。
敵を引き連れて市街地の大通りを流せ。最終的な行き先は追って指示する』

――うぱ松さんはまだ華ちゃん達に発信機が仕組まれている可能性を捨てていない。
  でも、もし華ちゃん達に発信機が仕掛けられてなかったら僕達の勝ち……

 早速うぱ太郎はグローブボックスを開け、配線まみれになっている携帯電話のロックを外した。
「……うぱ松さん、通信出来なくなるし基地でも居場所見失いますが構いませんか?」
『ああ、構わない。上陸する場所はうぱ太郎の好きにしていい』
「了解しました!」

 携帯電話を手にし背面を見る。電源を切るだけじゃダメなのかと思いつつもうぱ太郎は
慎重にバッテリーカバーを外す。
「うぱ松さん、バッテリー外す準備できました」
『了解。……うぱ太郎、まだ発信機の件は解決したわけじゃない、油断するなよ。
これからが本番だ。覚悟決めろよ!』
「了解。じゃあバッテリー外します!」

バッテリーがロックされている爪を指で煽る。小さな雑音とともに通信スピーカーが静まり返る。
コックピットに再び沈黙が訪れた中で、うぱ太郎はうぱ華子達を前に緊張気味に話し始めた。

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
60 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:54:13 ID:x1fyUfLC

「運がよければすんなり基地に戻れるけど、そう簡単にはいかないと思う。
敵がいたらまた激しく揺れたり転がったりするから、みんな舌噛まないように気をつけて」

「お水飲みたい」

うぱ太郎が呼吸を置いた瞬間、突然そう言って後部座席のうぱ民子が手を揚げた。

「…………」
人の話をまるで聞いてないうぱ民子を見てうぱ太郎は途方にくれる。

「あんたねぇ、太郎ちゃん話してるんだから少しは空気読みなさいよ」
「だって、喉乾いたもん」

――緊張感のきの字も無い……。

 諦めに似たため息をついた後、うぱ太郎は自然に苦笑いを浮かべていた。
咎めるうぱ華子とうぱ民子の子供じみた返答で、張り詰めていた肩の力がゆるりと抜けた。

「別に気にしなくていいよ華ちゃん。なんか僕も喉渇いたからみんなで飲もう。民ちゃん、
シートの後ろのボックスに未開封のペットボトルあるから取ってくれないかな」
うぱ太郎の返事に嬉々としてうぱ民子はペットボトルの入ったボックスをあさり始めた。
「あっ、赤虫グミだ! 太郎ちゃん食べていい?」
「うん、いいよ。長丁場になるかもしれないからお腹減った人は食べて」

やった。と小さく叫び、うぱ倫子はペットボトルと赤虫グミを取り出す。
そして1本と1粒をそれぞれに配り、すぐに座席に戻りペットボトルのキャップを開けた。

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
61 :「 グレートサラマンダーZ 」[sage]:2010/10/31(日) 11:56:24 ID:x1fyUfLC

「まるで子供の遠足ね」
川の中、グレートサラマンダーZはすいすいと泳いでいく。
後部シートではしゃぐうぱ民子とうぱ倫子を横目で見ながらうぱ華子がつぶやく。

「まぁ、はしゃげるって言うか休めるのは今のうちだけだから」
ペットボトルを口にしながらハンドルを握るうぱ太郎が答える。
 ある程度の速度で移動していれば敵に襲われることはない。それはコックピットにいる
全員が短時間の経験で気づいたことだった。

「このまま海にでも行って、のんびり波にでも揺れてればいいじゃない?
沖合いに出たらさすがに敵も追ってこないよね」
うぱ民子うぱ倫子が遠足気分なら、うぱ華子とうぱ太郎はドライブ気分だった。

「うーん、海で泳がせたことあるけどグレートサラマンダーZは海ではいまいち性能発揮
できないんだ。大もとの大山椒魚が川育ちのせいか分からないけど……」
以前、海で泳がせたときのことを思い出す。波と相性が悪いのかグレートサラマンダーZの
動きはスムーズと言えるものではなかった。

「……造ったのうぱ松さんでしょ? 変なところで律儀よね」
「よく分からないけど妙なこだわり持っている人だから」
そして会話がとぎれる。
残された時間、うぱ華子は瞳を深く閉じ、うぱ太郎はモニター群に目を凝らした。


「……じゃあ、そろそろ」
うぱ太郎の声で、うぱ華子達は手にしたペットボトルのキャップを硬く絞りボックスに戻した。

 うぱ太郎は改めてナビを確認する。午後3時50分、携帯のバッテリーを外して15分経過。
現在地は大きな橋の近く。両岸とも営業車やトラックなどが昼食を取ったりサボったりする広い場所。

――もし敵が襲って来たら速攻で川に戻って携帯のバッテリー入れて電源オン。
  すぐに対岸に渡ってそこから大通りを目指す!
  敵が来ないようなら、いろいろあったけど今日のパトロールは終わりだ。

 振り返り深呼吸をする。そしてうぱ太郎は話し始める。
「さっきも言ったけど、川から上がったらかなり派手に動くと思うからみんなシートベルト
はしっかりお願いします。それとマシンガンくらいじゃグレートサラマンダーZはびくとも
しないんで撃たれても心配しなくていいです。それじゃ川から上がります」

無言で頷くうぱ華子達を確認し、うぱ太郎は岸辺に上陸するべくアクセルをそっと踏み込んだ。

ウーパールーパーで創作するスレ+(・─・)+2匹目
62 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/31(日) 11:57:10 ID:x1fyUfLC
今日はここまで


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