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◆31cZ/2c.Zk
創る名無しに見る名無し
自動作成されるキャラクターで短編小説2
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ23

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自動作成されるキャラクターで短編小説2
138 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:30:57 ID:ffipvmNL
よっし!投下だ投下だ!

【特徴】
一目惚れが多い、
ぼーっとすると眉毛を触る(抜く)、
異様に長い髪

10レス投下します。


自動作成されるキャラクターで短編小説2
139 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:34:28 ID:ffipvmNL



きーんこーんかーんこーん ブチッ


きーんこーんかーんこーん ブチッ



ブチッ



ブチッ


自動作成されるキャラクターで短編小説2
140 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:38:12 ID:ffipvmNL

女「男〜、そろそろお昼ご飯食べにいくよー」

男「んー、んーーーー」ブチッ

女「あんた、また眉毛抜いてんの?」

男「ん? おお……」ふっ

女「ちょ、ちょっと! やだ、机にたまった眉毛こっちに飛ばさないでよ」ぱっぱっ

男「あー、ごめんねー」ブチッ

女「もー、いつまでそうやってぼーっとしてんの? ほら行くよ! 学食混んじゃう」

男「おー……」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
141 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:42:58 ID:ffipvmNL

男「はー……」ブチッ

女「で、今度は誰に振られたの?」

男「んー、3年の先輩」

女「きっかけは?」

男「階段のところで、ちょっとぶつかった時。先週」

女「告白したのは?」

男「昨日、先輩の教室の前で」

女「振られた時の言葉は?」

男「『はあ? あんた誰? ていうか髪長すぎ、キモッw』」

女「ふーん、ま、いつも通りか」

男「はー……」ブチッ
自動作成されるキャラクターで短編小説2
142 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:46:23 ID:ffipvmNL

女「いい加減、振られるたびに落ち込んで、そうやって眉毛抜くのやめたら?」

男「落ち込んでるんじゃなくて、ただ無気力なだけなんだけど……、はあ、もうやだ」

女「やっぱ落ち込んでんじゃない。ていうかね、あんた惚れっぽすぎんのよ。今月だけで何人に告白したと思ってんの?」

男「えーっと……、先週は後輩の子で、先々週はB組の子で……、あ、C組の子にも告白したっけ。あと……」

女「ほんっと節操ないわよね。ちょっとは自重ってもんを覚えなさいよ」

男「んなこと言われてもさー、好きになっちゃうのはしょうがないしー」

女「だからってね、一目惚れして即告白とか、どんだけよ。そんなの失敗して当たり前じゃない」

男「好きになるとですねー、止まらなくなるのですよ、まあ色々と」

女「止まりなさい。そして、少しは考えなさい。そのうち、あんたの眉毛なくなっちゃうわよ」

男「んー、善処します」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
143 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:50:56 ID:ffipvmNL

女「それよりもさあ、そのうっとうしいくらい長い髪、そろそろ切ったら?」

男「これ? これはー、んー、母さんの遺言で切っちゃいけないことになっててー」

女「切ったら少しはもてるかもよ?」

男「んー、でもー」

女「……遺言? あれ、あんたのお母さん、生きてるわよね」

男「生きてますがなにかー」

女「ちょっと、なに嘘ぶっこいてんのよ」

男「うそってなにがー」

女「髪を切らない理由よ。お母さんの遺言とか言って勝手に死なせるなんて、親不幸もいいとこだわ」

男「あー、それは今の母さんじゃなくて、俺を生んでくれた本当の母さんの遺言だからー」

女「嘘よね」

男「うそですー」

女「ほんとの理由は?」

男「床屋行くのがめんどくさいんですー」

女「…………呆れて何も言えないわ」

男「うー……」ブチッ
自動作成されるキャラクターで短編小説2
144 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 21:57:33 ID:ffipvmNL

女「」ぱくぱく

男「はー……」ブチッ

女「」もぐもぐ

男「………はあ」ブチッ

女「早く食べないと、お昼休み終わっちゃうわよ」

男「んー……」

女「あんたのご飯、眉毛入りよ」

男「うげ……」

女「ほら、ふーしてさっさと食べちゃいなさい」

男「ふー。………ん、とれた。……あっ」からんからん

女「どじ。ヒジぶつけておはし落としてんじゃないわよ、間抜けね―」

男「うう、ひどい……」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
145 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 22:02:14 ID:ffipvmNL

女先輩「あの、これ落とされましたよ」

男「あ……、あの、はい、すいません……」

女先輩「気をつけてくださいね、それでは」すたすた

男「……………」ぼーっ

女「………」ぱくぱく

男「……恋って、突然やってくるものですよね」

女「………」もぐもぐ

男「ああ……、俺は、運命の人に出会ってしまった……」

女「………」ごくごく

男「決めた。俺、あの人に告白してくる!」がたっばたばたばた……

女「…………ふんっ」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
146 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 22:06:33 ID:ffipvmNL



きーんこーんかーんこーん ブチッ


きーんこーんかーんこーん ブチッ



ブチッ



ブチッ


自動作成されるキャラクターで短編小説2
147 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 22:10:04 ID:ffipvmNL

女「男〜、そろそろ帰るよー」

男「………」ブチッ

女「いやー、今回は早かったわね、一目ぼれから振られるまで。最短記録更新じゃない?」ニコニコ

男「………」ブチッ

女「まあ綺麗な人だったもんね、焦るのも無理ないか。早く告白しないと取られちゃうーみたいな?」ウキウキ

男「………」ブチッ

女「それにしても誠実な返事だったわね〜。あんたの告白聞いて、微笑みながらさ〜」

女先輩『あなたのお気持は嬉しいのですが、初対面ですし、申し訳ありませんがお断りさせてください』

女「だって。今までで一番丁寧だったと思うわよ。よかったじゃない、いつもみたいに邪険にされなくて」ニカッ

男「……なんか、ずいぶん嬉しそうだけど。なんで?」

女「え? 嬉しいっていうか、楽しい? いやほら、やっぱり他人の不幸は蜜の味っていうじゃない、ね?」

男「………ぶう」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
148 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 22:14:11 ID:ffipvmNL

女「でもこれでわかったでしょ。一目惚れはいいけど……あんま良くないけど、告白するのが早すぎなのよ」

男「……言われなくたって分かってるよ」ぼそっ

女「まずはお友達になって、お互いのことを知りあって、それから告白しないと成功しないわよ」

男「……わかってますー、だから今、実践してるんですー」ぼそぼそ

女「ちょっとお、さっきから何ぼそぼそしゃべってんの? それよりほら、早く帰ろっ」ぱたぱた

男「……何度告白の練習をしても、なかなか本番に挑む勇気がわかないんだよなー……、はあ」

女「えーなに? きこえないよー!」

男「なんでもないですー。教室の入り口で大声ださないでくださーい」

女「男がぐずぐずしてるのが悪いんでしょー! ほら早く行くよー」

男「はあ。俺が本当に一目惚れしたのは、誰かさんだけなんだけどね」

女「ちょっと男、はーやーくー!」

男「はいはい、今行くよー!」
自動作成されるキャラクターで短編小説2
149 : ◆31cZ/2c.Zk []:2010/10/25(月) 22:15:28 ID:ffipvmNL
恋愛モノって、基本作者の理想っていうか憧れになっちゃいますよね。
え、おれだけ?

>>137
誤爆じゃなかったんですね。
あなたのおかげで一本かけましたよ、多謝多謝。

で〜は〜
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ23
466 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/25(月) 22:38:42 ID:ffipvmNL
芸術の秋ですねー。
なんか、創発板が盛り上がってるような気がしますですよ。


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