トップページ > 創作発表 > 2010年10月21日 > Qp+iNIo6

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創る名無しに見る名無し
モブ少女-3-

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モブ少女-3-
92 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/21(木) 00:05:08 ID:Qp+iNIo6
※旅館の従業員=「従業」で

保健「でませんかー?」
社会「んー、駄目だな」コンコン
担任「どこか断線してるとかじゃないですかね?」
従業「いや、そんなはずは無いと思うんですが・・・」

少年「・・・」ムッ
少年(マイク握ってなにやってるんだ?)

少年「先生」
担任「ん?おぉ、少年、どうした?」
少年「トイレってどこですか」
担任「あぁ、トイレならあっちだ」
少年「有り難う御座います」
社会「ん?あ!てめぇ少年!何しに来やがった!」
少年「・・・親の敵か俺は」
社会「関係者以外は立ち入り禁止だ、あっちいけあっち、しっし!」
少年「・・・言われんでも行く」スタスタ
社会「ったく、トイレ位自分で探しやがれ・・・」
保健「んー、駄目ですねー?」
従業「も、申し訳ありません・・・」
社会「いえいえ、最悪声を張り上げればいいだけですから・・・」
担任「でも、マイク無しってきつくないっすかね?」
社会「頑張れ」
担任「え!?僕っすか!?」
社会「ああ、主任の代役だ、光栄だろ?」
担任「い、いやいやいや・・・誰か他に分かる人って?」
従業「そ、それが本日休みを頂いておりまして・・・」
保健「あちゃ、タイミング悪いですね」
従業「申し訳ございません・・・!」
社会「いえいえ、こいつ若いから大丈夫ですよ」
担任「も、もうちょっと頑張りましょうよ!」
社会「おまえ分かるのか?」
担任「いや、僕もこういうのはからっきしですけど・・・」
社会「じゃあ諦めろ」
担任「そ、そんな〜・・・」
保健「誰か生徒の中に詳しい子とかいませんかね?」
社会「いるわけないだろ、放送部とはわけが違うんだから」
保健「ですよね〜・・・」
担任「・・・あ!」
社会「うおっ!び、びびった・・・いきなり大声出すんじゃねぇよ!」
担任「もしかしたら・・・」
モブ少女-3-
93 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/21(木) 00:42:41 ID:Qp+iNIo6
少年「・・・」スタスタ
担任「あ、帰って来た、おーい、少年!」
少年「・・・?」ムッ
担任「いや、実はさ、さっきからマイクの調子がおかしくってさ」
担任「おまえ確か親父さんそう言う仕事だったよな?」
少年「・・・まぁ、そうですね」
担任「そう言う事、詳しくないかな?」
少年「・・・多少なら」
担任「お、まじで!良かったー!」
少年「・・・」

社会「こいつがぁ〜?」
少年「・・・迷惑ならやめるが」
社会「はっ、やるやらない以前に、そもそもお前に分かるのかぁ?」
少年「・・・多少だが」チラッ
社会「いうじゃねぇか・・・じゃあ俺の手に持ってるマイクが出ないのは何故か、即決に述べてもらおうじゃないか!」
保健「いやいや、まだろくに見てもいないのに・・・」
少年「・・・ちょっとマイクを貸してくれ」
社会「お、おぅ・・・」

ポチッ、ポチっ

少年「・・・従業員さん」
従業「あ、はい?」
少年「スピーカーはAux送りやC/ROutで出してるものもありますか」
従業「え?あ、え、えっと・・・」
少年「・・・ここにスピーカは、いくつありますか」
従業「あ、た、確か舞台の前に二つと、会場の横に二つ・・・」
少年「・・・有り難う御座います」
担任「分かりそうか?」
少年「多分」
担任「まじか!」
社会「ほんとか〜?」
少年「・・・音出しますよ」
担任「おぉ、頼む」

クイッ

少年《へいっ、はっ、ツー》

保健「でましたっ!」
少年「・・・マイクどうぞ」
社会「お、おぅ・・・」
モブ少女-3-
94 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/21(木) 00:56:00 ID:Qp+iNIo6
担任「凄いなおまえ!」
少年「いえ、スイッチ押しただけなので」
社会「スイッチ?」
少年「あとはここのフェーダーで音量調節してください」
保健「わかりましたー」
従業「あ、ありがとうございます!」
少年「・・・いえ」
担任「結局、何が原因だったんだ?」
少年「このタイプはONでChannelの音をMasterFaderに送る必要がある」
担任「ん?」
少年「それとGainが全く上がっていなかったのと、Line入力になっていた」
保健「分かります?」
社会「悔しいがさっぱり」
少年「・・・簡単に言うと、ただマイクを刺しただけでは音がならないようになっていた」
従業「あれ、おかしいな・・・先輩はこれでいいって・・・」
少年「・・・マイクを一度、ミキサーから外しませんでしたか?」
従業「あ、はい、昼間ここを掃除する時に・・・」
少年「恐らくその時、元に戻す所が違ったのかと」
従業「え?」
少年「ここのチャンネルがそれらしい回し方になってます、外す前は一つ隣の所に刺さっていたのでは」
従業「あ!そ、そうかもしれません・・・」
担任「ほー、少し見ただけでよくそこまでわかるな」
少年「・・・それでは、俺はこれで」スタスタ
担任「お、おぉ!ありがとな!!」
社会「くっ、何か凄く負けた気分だ・・・!!」
保健「生徒の方が教師より詳しいって、どうなんでしょうね・・・」
モブ少女-3-
95 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/21(木) 00:58:44 ID:Qp+iNIo6
やはり駄目だ、昨日あれだけ書けたのに今日はさっぱり・・・
とりあえずここで区切ります、目標達成ならず・・・
これからも合間縫ってぼちぼち更新していきます


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