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◆91wbDksrrE
創る名無しに見る名無し
【無限桃花】創発発のキャラクター総合3【H・クリーシェ】
狙って誤爆するスレ7

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【無限桃花】創発発のキャラクター総合3【H・クリーシェ】
146 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/10/16(土) 00:02:47 ID:URC4GLr5
「さて、それでは……始めましょうか。わたし達の戦いを」

 暗がりの中、少女は――少女の姿をした存在は、もう一人の少女――
少女の姿をした存在に、開会の宣言を促した。

「第一回! 闇鍋しながらどうしたらもっと出番が増えるか作戦会議しよー大会、
 開会なのですー!」
「……どうしてこうなった」

 開会の宣言を促した、蒼髪にして双髪の少女は頭を抱えた。
 その傍らでは、どこか存在自体が希薄に思える少女が、にこやかな笑みを
湛えている。
 彼女達は、共に見た目通りの存在ではない。
 蒼髪の少女の名は、H=クリーシェ。
 希薄な少女の名は、雛南・J・ひなの・雛子。
 彼女たちは、神。共に、人知を超越した存在である。
 その人知を超越した神と呼ばれる存在が、どうして今、電気を消し、わずかに
月明かりにだけ照らされた部屋の中で、鍋を囲んでいるのか。
 答えは単純である。

「闇鍋とかやってみたいって言ったのは姉さんじゃないですかー」
「そりゃ言ったわよ!? 言ったけど、どうして作戦会議と一緒にやるわけ!?」
「だって、その方が面白そうだからー」
「……ネタキャラ化した方が出番が増えるとか、そういう計算なの?」
「何を言ってるんですか姉さんはー。もうとっくに私達、ネタキャラじゃないですかー」
「言うな! それは言うな! 悲しくなるでしょ!?」

 というわけである。どういうわけかわからない人は、考えてはいけない。感じるのだ。
 そして、そんなネタ前提……もとい、混沌とした状況に巻き込まれ……もとい、
招かれたゲストが一人。

「……クリーシェ殿、ひなの殿。一先ず落ち着いていただきたいのですが……」

 流麗な黒髪をポニーテールにまとめ、その均整の取れた身体を道衣に包んだ、
一目でそれと……つまりは剣士であるとわかる風体をした少女がそこにいた。

「ああ、ごめんね桃花ちゃん。せっかく来てくれたのに」
「お客さんを放っておいちゃだめですよねー」
「落ち着いてくれたところでお聞きしたいのですが……どうしてわたしがここに?」
「出番ない同盟」
「おかしな同盟を作った上に、勝手に加入させないでいただきたいのですが!?」
「おー、素晴らしいツッコミ速度ですねー」

 要するに、最近出番が無いつながりで、桃花も呼んだら楽しいよね、と二人が計画し、
そして拉致ってきたというわけだった。
【無限桃花】創発発のキャラクター総合3【H・クリーシェ】
147 : ◆91wbDksrrE [sage]:2010/10/16(土) 00:07:49 ID:URC4GLr5
「いやー、真面目な人も要るだろうしね」
「姉さん、暗にそれ自爆ですよー」
「ぐはっ!? ……と、とにかく、協力してくれるわよね、桃花ちゃん?」
「は、はぁ……」
「とにかく、出番が無いわけよ、わたし達には! 特に最近過疎ってるし!」
「私は別にそれで構わないのですけれどー」
「わたしも別に、出番が無いとかそういう事を意識する事は無いのだが……」
「だから駄目なのよ! まずはその意識を改革しないと! 諦めたらそこで試合終了よ!」
「いや、だからクリーシェ殿。わたしは別に、そういう事を意識する立場に無いというか……」
「ああ、いわゆる神視点……ぶっちゃけて言うと、メタな見方ってのをできないわけね……」
「一応、私達神様ですからねー。一応ですけどー」
「一応を強調しない!」
「まあ、ですから、桃花さんはメタ視点で物を見られないので、あまり出番がどうこう
 という事自体を意識しない、というわけですねー」
「……えっと、つまり……桃花ちゃん呼んだの、作戦会議的意味では、無意味って事?」
「そうなりますねー」

 空気が、固まった。
 その固まった空気を破ったのは、桃花の一言だった。

「……帰らせていただいても、よろしいでしょうか?」

 その一言に、二人の神は瞬時に結論を出した。

「じゃあ、闇鍋的意味で活躍してもらう方向で」
「そうですねー」
「え?」
「じゃあ、まず一箸目をつけるのは桃花ちゃんということで」
「そうですねー」
「……ま、まあ、闇鍋というものに興味が無いわけではないし、参加する事にはやぶさか
 ではないのですが……おかしな物は入っていないのですよね?」
「うん。おかしな物しか入ってないよ」
「そうですか、それはよかった……あれ?」
「アジョ中なんか入ってないわよ」
「もちろん、ウーパールーパーも入っていませんしー」
「某姉の出汁が効いてたりもしないわよ?」
「SSPさんのパンツマスクなんか絶対入ってませんしー」

 桃花の行動は早かった。彼女は目にも留まらぬ速さで立ち上がり

「……申し訳ないが、帰ります」

 その言葉を残すと、縮地もかくやという速度で部屋を辞した。
 その速度は、寄生と戦う時の戦闘速度であり、備えていなかった二人では、
如何な神といえども捉えられない。

「ああん、待ってよぉ!」
「待ってください桃花さんー!」

 残された二人の声が、むなしく響く。
 こうして今日も、グダグダな夜は更けていくのであった……。

                                         おわり
【無限桃花】創発発のキャラクター総合3【H・クリーシェ】
148 : ◆91wbDksrrE []:2010/10/16(土) 00:08:19 ID:URC4GLr5
ここまで投下です。
狙って誤爆するスレ7
954 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/16(土) 00:13:15 ID:URC4GLr5
……どうしてこうなった?


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