トップページ > 創作発表 > 2010年10月13日 > qp2lEX8l

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創る名無しに見る名無し
21世紀深夜アニメバトルロワイアル
ラノロワ・オルタレイション part11

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21世紀深夜アニメバトルロワイアル
443 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 04:05:27 ID:qp2lEX8l
ずいぶん長い間、対峙を続けていたような気がしたが、まだたったの三日しか立っていない事に気付いて俺は軽く息を吐いた。

「ふっ……こうして睨みあっていても始まらん。そろそろ始めるとするか」
「ああ……オラも同感だ……だが、その前に」
「「ゴミは掃除しておくか!」」

二人の声が重なった瞬間、俺と悟空は上空へと瞬間移動する。
繰り出す拳は、三日前108人を一瞬にして消し飛ばしたビッグバン・パンチだ。
宇宙すら消し飛ばしてしまうであろう、膨大な威力を秘めた拳を迎え撃ったのは悟空のかめはめ波だった。

「おりゃっ」
「はああああああっ!」

まさに俺の技の名前通り、宇宙開闢にも匹敵するエネルギーの嵐が荒れ狂う。
間にいた、名も知らぬ二人の男の体など、あっというまに原子にまで分解されたであろう。
そのエネルギーの奔流を、俺は薄く笑いながら見守る。
さすがは悟空だと思いながら。

「ふっ……流石だな、孫悟空。俺のビッグバンパンチを受けて生きながらえたのはお前が初めてだ」
「へっ、よく言うぜ。まだまだそんなもんじゃねぇんだろう?」

いつの間にか、金色のオーラを身に纏って荒い息を吐いている悟空。
あれはたしか、スーパーサイヤ人3って奴だな。漫画で見た事があった。
こいつがアニメ出典の悟空なら、まだ4って奴があるはずだが漫画出典ならこれが最強形態のハズ。

「まぁな。俺の持つ108の技……その中でも最弱を誇るビッグバンパンチを受けきったくらいでいい気になられちゃあ困るな」
「くっ、化け物め……タカヤ、やっぱこいつを使うしかなさそうだぞ!」

そういうと、悟空はいまだ煙渦巻く空間に何かを投げた。
あれは――ポタラか。
耳に付ける事で合体出来る、ドラゴンボール出典のアイテムだ。

それを手に取るのは、タカヤだった。
そうか、同じジャンプ出身者のよしみで悟空が庇ったのか。

「ご、悟空さん……でも俺なんかとじゃ……」
「この際しょうがねえ、ヤムチャよりはマシだ。いくぞっ!」

そう言い放つと、悟空とタカヤは合体しようとポタラを耳に付けようとする。
さて、第二の技スパイラルラブレーザーで邪魔をするのは簡単だが、パワーアップしたあいつらと戦いたくもある。
どうしたものかと、俺は思案していた。
ラノロワ・オルタレイション part11
131 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 17:08:18 ID:qp2lEX8l
ここの上条さんはラノベ出典だからその気になれば最新刊モードとかにも出来るだろ
何が起きても不思議はない
21世紀深夜アニメバトルロワイアル
446 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 19:05:38 ID:qp2lEX8l
その0.000001秒にも満たぬ、俺の思案を打ち破るかのように、目の前を純白の閃光が駆け抜けた。

「な……んだと?」

呟きは、誰のものであったか。
ポタラを受け取った手だけを残し、タカヤの肉体は消滅していた。

ち、違う。これは俺のスパイラルラブレーザー(捻じれた愛の光線)によるものじゃねえ。
俺の光線はもっとこう、ドドメ色だもんな。
だが、悟空のかめはめ波でもない。
合体に備えてポタラを付け終わっていた悟空の、呆然とした表情からもそれは明らかだった。
ならばそれは、この場に居ない第四者の仕業に他ならない。

「まさか……生きていたのかっ!? ヤムチャッ!!」

地上に落ちたタカヤの腕。
その腕からポタラをもぎ取った男の正体は――。

「な……バカな……お前は……」

絶句した悟空の台詞を、俺が引き継ぐ。

「お前は……>>1じゃねーかっ! まだ生きてやがったのか!」

そう。タカヤを始末した白き閃光。名付けるならばホワイトライトニングとでも言うべき技を放ったのはヤムチャなどではなく、
てっきり消えたと思われていた、このスレを立てた男。
21世紀深夜アニメバトルロワイヤルの立役者とでも言うべき>>1であった。

「お、おめぇ、まさかオラと合体するつもりなのか?」

呻くように悟空が呟く。
既に悟空の耳には、ポタラが装着されている。
>>1が手にしたポタラを自分の耳に装着すれば、否応なく>>1と悟空は合体してしまうのだ。
しかし。

「合体………だと…………? ふざけるな。私が選んだ参加者でもない君と、合体などするものか………!!!」

氷のように冷酷な声でそう告げると、再び繰り出される白き閃光。
否。先とは違い、その閃光は一筋ではない。
まるで八つの竜の首のように、途中で分かたれた極光の輝きは悟空を包囲するかのように前後左右から襲い掛かる。
その姿はまさに神話に謳われるヤマタノオロチ。
荘厳さすら感じさせるその技の格は、俺が悟空戦の〆にと考えていた十番目の必殺技ティアマトー・オメガ・バースト(多頭龍の息吹)にも匹敵するだろう。

「くぅっ、かめはめ……ぐあああっ!!」

かめはめ波で打ち消そうとしていたのだろう悟空の腕を、レーザーめいた一撃が消し飛ばす。
それで終わりではなかった。
八頭の竜は、まるで獲物に喰らいつくかのように次々と悟空の肉体を消し去っていく。
最後にポタラを付けた耳だけを残し、悟空の肉体は完全に消滅した。

「深夜アニメ出身でもない者の存在は、この私が許さん!!!」

地上に落ちた耳からポタラを引きちぎると、>>1はそれを背後に控えた少女に手渡した。
その背後に控えし少女の名は……

【孫悟空@ドラゴンボールZ 死亡確認】
【ヤムチャ@ドラゴンボールZ 死亡確認】
【タカヤ@タカヤ -閃武学園激闘伝- 死亡】

【>>1@21世紀深夜アニメバトルロワイアル 復活】


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