- 新ジャンル「堂守」
39 :創る名無しに見る名無し[]:2010/10/13(水) 23:53:48 ID:mNlGPFbj - 「「 自由な人たち 」」 011+25 2010.22.10.13--025
*** 知人たち *** 生きることの難しさは、まず、一人では生きることが出来ないこと。どのような 生き方を望んでも、一人では何も出来ない。 「貴方は私のことが好きな訳でしょう。私は今、好きと言われた訳でしょう。だから、 直には好きとは言えないと思わない。好きと言ったら嘘になる」 好きと言ってくれると楽なんだけどね。生きる為に必要な人と思っているから、 好きと打ち明けた訳で、好きなものは自分のものにしたい。 「好きって言ってくれてもいいけど、嘘でもいいから、それは無理か」 でも、印象はいい。感じるものはあるし、嫌いじゃない。どちらかと言えば、 好きなタイプ。 「私がここにいるから、それは想像して欲しい。ても、好きとは今は言えない。 それはいいでしょう。貴方だって、私に声を掛ける為に何か葛藤があったでしょう」 勿論、何回も確かめた。君は気付かなかったけど、君とは何回もすれ違ったし、 君を360度から見つめた。そうだ、上かも見たな、残念だけど、下からは見てない。 「観察の対象だったな。観察する事で益々好きになった。そして、夢に見た。 夢の中では良く話したな」 夢の中ね。それは私ではないわね。あくまでも夢であって、空想の中の私。 多分、夢の話したいだろうな。私は聞きたくないけど。 「夢の中の私と何した。話だけ、何にを話した。夢の中の私と現実の私は 違うと思うけど、それを確かめる」
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