- それでは!!!! なんとかファイト
410 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 01:53:57 ID:1/Vmgqyt - たましい「お前の“ねこ”という名に何かピーンと来るようなものがあったんだ…
そうだ…ドラゴンのやつは動物好きで…自分の部下に動物の名前であだ名を付けていた…」 ねこ「ボスの同志さんだった人がなんでこんな… あなたとボスの間に一体何があったの!!?」 たましい「…… ―――…裏切られたのさ 俺は あいつに…!」 ねこ「裏切り!!!? そんな…嘘よぅ!!!!!」 たましい「…信じらんねぇかい? くく…あいつもかなり慕われてるみたいじゃねーの だがな猫娘ちゃん それは事実なんだ 俺はあいつに裏切られ…命も失いかけたんだぜ」 ねこ「!!!」 たましい「…アレは… 今でも忘れやしねぇ… 20年前の雨の日だ…」 ――― 回想が始まる… 俺達は2人で協力し とある任務をこなしていた それは 闇の裏社会をひっくり返すほどの重大任務 ミスは許されない だからこそこの任務に選ばれたのは当時最強の忍者コンビであった俺とドラゴンだ だが 俺達2人の力を持ってしてもその任務はとてつもなくハードだった 目的は達成できたもの 大勢の追っ手が俺達を殺すために追いかけ来た 追っ手との幾度にも渡る戦闘で 俺達の体は次第に疲労し…傷ついた… そしてついに限界を迎えた俺は倒れてしまったんだ つづく
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- それでは!!!! なんとかファイト
411 :創る名無しに見る名無し[]:2010/10/13(水) 12:54:07 ID:1/Vmgqyt - どうにもならなかった
立ち上がる事は出来ても 足が完璧にブッ壊れちまっていた 遠くからは追っ手が持っていた灯火の光が見える… ドラゴンは俺の具合を見て悟ったんだ “こいつはもう無理だ”と そして俺に背を向けて こう言ったんだ 「そこにいろ」 と ドラゴンはそのまま 闇の中へ消えていった… そして 俺の元に帰ってくることはなかった あいつは俺を見捨てたんだ… 自分が助かるために… それから程なくして ついに追っ手が俺に追い付いた 俺は壊れた足を引きずりながら 逃げた なんとか追っ手を散らして命からがら逃げ延びる事は出来た… だが 最も信頼した仲間の裏切り その事実に俺の心におった絶望の傷はあまりにも深かった おわり バサァッ 《たましいの足は義足だった》 たましい「ドラゴンってのはそういう男さ 人懐っこくて懐も広い… だがいざ自分に危険が及べば仲間を平気で裏切るのさ!!!!!」 ねこ「そ…そんなことない!!!! 何かの間違いだよぅ!!!!!!!!」 たましい「間違いなことはあるか…俺は実際に見捨てられたんだんだからな ……くくく… ドラゴンめ… 今や多くの忍者を纏められるほどの存在にまでなったのか かたや俺はあの時の傷で現役復帰も出来ず…今ではこんな人さらいにまで落ちぶれてしまった くくく…ははははははははははははははははははははッ!!!!!!!」 たましい「笑えねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ドドォッ
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412 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 13:43:37 ID:1/Vmgqyt - 男「ノリ突っ込みだと!!!!!!!?
このシリアスな場面でもユーモアを忘れないとはあなどりがたし!!!!!!!!!!」 女「違うんじゃないかな」 ゴオオオオオオオオッ!!!!!!! ビリビリビリ… ねこ「…あやややっ…!」 たましい「ドラゴンの部下か……… ならば予定は変更だ… ブッ壊してやるぜ!!!!!!!」 ドンッ!!!!! ねこ「!!!!」 ガションッ…! たましい「サラマントドラ!!!! 俺の元に帰れ!!!!!」 ブオオオオオオオオオッ!!!!! 《サラマントドラが普通の気に戻りたましいの中に戻った》 たましい「氣色の術を使った俺の本気 見せてやるよ…」 ギュギュギュギュギュッ… 《たましいの義足に気が集まる》 たましい「怪気炎乱!!!!!!!」 ブボォォォンッッ!!!! ボボボボッ!!!!!!! 《たましいの義足の底から炎が吹き出す それを利用してたましいは飛んだ》 ねこ「すごーーーーーーーッ!!!!!!!」 ガガーン!!
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413 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 18:32:10 ID:1/Vmgqyt - 《前回のあらすじ
義足ジェットでたましいビュンビュン》 たましい「はーっは!! すげーだろ!! こんな遺跡で風になる俺!!!」 ねこ「フ…フーリャンちゃんのフワラルみたい…! こんなことまで出来るなんて氣色の術ってすごいよぅ!!!!」 たましい「感心してるバヤイか!! いでよレギオ・サラマンボラ!!!!!!」 ブボボッ ドブァアーーーーーッ!!!!!! ワラワラワラ… 《足から吹き出るジェットの火の粉から生み出された大量のボラ!!》 たましい「魚群ボラ滝流れリーチ!!!!!!!!」 ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!! 《ボラがねこに向かって真っ逆さまに落ちて来る ボラが》 ねこ「なにゃにゃーーーーーーッ!!!!!!!」 ビクーッ! ザガガッ! ねこ「気持ち悪いよぅーーーーー!!!!!! 砂かきの術応用! 砂柱ーーーーー!!!!!!!!」 ズババーーーーーンッ!!!!!! 《湿った土を落ちて来るボラめがけて巻き上げるねこ》 バシュウッ バシュウシュウゥ〜〜〜っ!
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414 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 18:58:00 ID:1/Vmgqyt - ジュアアアアーーーーッ!!!!!
ねこ「やったぁ!! ボラ消えた!!!!」 しゅううううう… ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラーーーーーーーーーッ!!!!!!!!! ビュンビュウゥンッ!!!!!! ねこ「ずわーーーーーーッ!!!!!!! まだまだ大漁ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」 たましい「サラマンボラ達よ!!!!! ボランチフォーメーションで行けーーーーーーーー!!!!!!!!!」 ビュンビュンビュンビュンッ!!!!! ねこ「やあぁっ やあぁーーーーーッ!!!!!!! ザバザバザバザバザバザバッ!!!! ジュッ ジュワワァッ ビュンッ ボラボラーーーーーーッ!!!!!! ねこ「だ…だめだーーーー!!!!! こんな砂じゃ間に合わないよぅーーーー!!!!! !! そ…そうだ! こうなったら…荒業だけど…!!」 バッ ねけ「四方八方爆弾手裏剣ーーーーーーッ!!!!!!」 パパパパパパパパッ! ドガンドガンドガアーーーーーーーーァンッ!!!!!!!!!!!!!! ボフォアアアアアッ! ねこ「にゃげほっ あほッ!!! 爆弾の炎で炎を消したんだよぅ…! これぞ忍術『合わせ消しの忍術』…!」 たましい「なに遊んでんだか」 ねこ「!!」
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415 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 19:17:41 ID:1/Vmgqyt - ねこ「あ…あなた!!」
バーーーーンッ!!!!!! 《たましいはいつの間にか地面に降りていた そしてしゃがみ地面に手をついていた》 男「…野ウンコかッ!!?」 バカ「フゥ〜ッ 野性的〜〜ッ!」 女「絶対違うと思うよ」 ねこ「な…にっ…!?」 たましい「“この辺り一体に流し込んだ”気のイメージも完了したぜぇん あとは…分かるな?」 ねこ(まさか!) たましい「大地大爆散ッッ!!!!!!!!」 ズンッ!!! ズドッッ!!!! ズドオオーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ブドオーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 《吹き上がる火柱!! それは部屋全体の地面から!!!!!》 たましい「これが 忍術…氣色を極めたモノの技だ お前の敗因は簡単なこと 氣色の術を使えなかったことさ ……怨むんならそれを教えなかったお前の師匠の無能さをウラみな…」 ゴオオオ… ボウオオオ… ねこ「ボスは無能なんかじゃない!!!!!」 たましい「むっ」
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- それでは!!!! なんとかファイト
416 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 20:00:06 ID:1/Vmgqyt - ギュンッ!!!
ねこ「ボスを悪く言わないで!!!!!!」 たましい「! …神足か!!」 ねこ「音速タックルの術!!!!」 ズドーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!! ねこ「!!!!!!!」 バンッ!!!!! 《ねこは一瞬にして地面に押さえ付けられていた》 ねこ(は…速い…! 景色が反転したと思ったら…!) たましい「炎の間を走り抜けたか… 神足の術に関しては俺以上に使いこなしているようだな… だが… 叫んで来るんじゃ意味ねー!」 メシッ!! ねこ「かはッ!!」 たましい「…魔ツボの術!」 ピッ! ねこ「ち…力が……」 たましい「魔ツボを解く術を知っててもこう押さえ付けられてちゃそれも出来んだろ 終わったな…」
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417 :創る名無しに見る名無し[sage]:2010/10/13(水) 22:47:44 ID:1/Vmgqyt - ねこ「んにゃ〜〜〜ッ ん〜〜〜〜にゃ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
たましい「どうにかしたいがどうにもならねぇ ハハッ むず痒いだろ? もう逃れられんぜ」 ねこ「このーーーーっ」 じったばった! 男「くっそ…ミミズ先生今度はマジで大ピンチじゃねぇか…」 女「助けてあげなきゃ…! いつまでも見てるだけなんてダメだよ」 そーだババア「そうだそうだ!」 金髪「…だな… あんな女の子に守られ続けるなんてダセェにも程があらァ……!!」 そーだババア「そうだそうだ!!」 おっさん「だが待て皆… 我々に一体何が出来る!? 相手は火を吐くような戦闘のプロだぞ… 私はエアヒヨコ鑑定しか出来んし… 戦うなんて無謀だ…」 そーだババア「そうだそうだ!!」 男「ババア お前はどっちの立場なんだ…」 ??「そういうことは」 ??2「俺達にまかせな!!」 男「き…貴様らは!!!!!」
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