トップページ > 創作発表 > 2010年10月01日 > IRgRoADg

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メス豚
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創作発表
40 :メス豚[]:2010/10/01(金) 10:11:26 ID:IRgRoADg

タイトル:「最終戦争」


構成:最終戦争の最終回




最終戦争から数十年後、世界人口の90%が死んだ

しかしそれでも人口は60億を超えている

強いものが生き残ったというべきか、悪人だけが生き残ったというべきか

殺し合いの地獄を生き残った人間は、もう自分以外信用できなくなっていた


再び人口が爆発しないために、ある研究が行われていた

「世界がもし100人の村だったら実験」というもので

ある豊かな島に100人の人間を生活させ、その様子を隠しカメラで観察するというものだった


被験者は、自殺するために国の施設を利用した人間の中から、バランスよく老若男女を選び

完全に記憶を消して、島に運ばれた


今日は島に100人目の人間としてある少女が運ばれた

すぐに島の人間に発見され、名前を聞かれると 

「・・・・・・サ・・・・サ・・・・・・サ・・」 としか言わないので

さっちゃん、と呼ばれるようになった

創作発表
41 :メス豚[]:2010/10/01(金) 10:13:34 ID:IRgRoADg

島の人間は皆、顔馴染みだった

100人全員が全員の名前と顔を知っているし、なんでもよく知っていた

100人全員が何らかの役割を持っていたし、それぞれが必要とされていた

怠け者や嫌われ者でさえ、その役割をしっかりと与えられていた

島(彼らにとっての世界の全て)では、知らない人間や他人は存在せず

協力しあわなければ、生きていけなかった



いつものようにモニターで島の様子を見ていた若い研究員は、島の人間が大嫌いだった

文明も持たず野蛮で、実験動物のようであわれだったからだ

彼らを監視して、管理していると、自分が神に思えてくる

この虫けら共を生かしてやってるのは自分なんだと


島のある家の中がモニターに映っている

老人と男女、子供らが食事をしようとしている

「神様、ありがとうございます」

そう言って、楽しそうに笑いながら夕食をとっている彼らを見て

若い研究員は、下水の生ゴミを加工した再生食料を

一人で文句を言いながら食べるのだった






「人vs神」 おわり





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