- コードギアス反逆のルルーシュLOST COLORS SSスレ45
71 :カナリア[]:2010/09/28(火) 20:36:11 ID:Var6Hx1n - テスト
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- コードギアス反逆のルルーシュLOST COLORS SSスレ45
72 :カナリア[]:2010/09/28(火) 21:18:55 ID:Var6Hx1n - 投稿します。
CPは……謎ですね。 特派のトレーラー。 前日は完徹になった二人のパイロットは、各々の仮室ベッドで寝ていた。 場面は朝の7時、ハンガーに置かれたテーブルで、スザクがお茶を呑んでいる所から始まる。 「僕は君が好きなんだ。世界で一番愛してる」 「………え?」 ある日の朝、突然ライが言った。 何やら恐ろしい事を言っている気がするが気にせず 「ごめん。何の話?」 そう尋ねると、彼は大きく頷いた。 「勿論、カレンでもミレイさんでもシャーリーでもニーナでもCCでも千葉さんでもユーフェミア様でもコーネリア殿下でもノネットさんでもヴィレッタさんでも井上さんでもセシルさんでもない。君が好きなんだナナリー!」 あの大きな頷きは、了承の証では無かったらしい。 ――だから……………なんなの?ナナリー?―― 少し電波な所も彼の魅力だ………とは言えるかどうか。 「そ、そうなんだ。けどそれはナナリー本人に言うべきじゃない?」 そう、僕に愛を語るより本人に語るべきだ。 「ふふふ、分かっているよナナリー。どうやって君のお兄さんを突破したか知りたいと言うんだろ?」 通販の男性のような仕種で僕に指を向ける。 どうやら話が通じてい
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73 :カナリア[]:2010/09/28(火) 21:20:28 ID:Var6Hx1n - 「いや!簡単な事だよ。ナナリー、君への愛故……いや、いやいやいやいや、いや!!恥ずかしがる事はない、君が僕を好きなんだと言うのも理解している!そう、だから僕は何があろうと君を守ってみせるぞー!!!」
一人で盛り上がる彼は、端から見たらかなりの変人だが、間近で見たら度が過ぎた変態だ。 恐らく十人中、八人が顔を背けて二人が塩を撒くだろう。 「どうしたんだいナナリー、Kissして欲しいのかい仕方がないな。さぁ、あーんしてご覧。あげるよ。あ・げ・る、はぁと」 言いたくは無いけどとてもキモい。 近寄りたくない。 友達だとすら言いたく無い。 今誰かが「知り合い?」なんて聞いてきたら「ううん、知らない人」って言える気がする。 「あれぇ、二人とも早いね?」 ロイドさんが出現【?】もとい現れた。 僕はロイドさんに駆け寄り、後ろに隠れる。 何もないよりベニヤ板に隠れた方がマシだね。 「た、助かりましたロイドさん」 「おや、どうしたんだいスザク君、二式波動方程式の証明をしなさいと言われたような顔をして」
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74 :カナリア[]:2010/09/28(火) 21:22:28 ID:Var6Hx1n - 「見ればわかりますよ」
僕が言うと同時にライがまた電波を飛ばし始めた。 「おや、眼が悪いのかな。ナナリーが二人いるぞ?あはは幸せ倍増か?ははは、うふふ、二人とも好きさ好きさ好きさ!」 「……………あぁうん。理解しました」 「早いですね?」 「伊達に科学者はやってませんよぉ」 ロイドさんが手を振る。 それに反応したのかライがクルクルと回転を始めた。 スルーしてロイドさんに聞く。 「でもなんで、あんな風になっちゃったんでしょう………?」 「さぁ、なにか病気かな?」 「……うーん寄生虫?でもライが……ねぇ?」 「そうそう、どこで拾うのさ。拾い食いでもするならともかく……………あ」 笑っていたロイドさんが凍り付いた。 「ど、どうしました?」 「失念していたよ。うちには人体に毒な物が沢山有ったじゃない」 「え……?」 「サクラダイトしかり重油しかり、バイオアルコールしかりね。………けどもっと被害を撒き散らす物があったでしょ?」 その凶悪な物を、残念ながら僕ら特派員は全員知っている。 「………まさか?」 「うん、そのまさかだよ」 ロイドさんが言うと同時に、その元凶が入口から姿を表した。 ある人が「悪意がないからなおさら始末が悪い」と称した彼女、セシル・クルーミーその人である。 ――枢木卿の足跡〜二巻、愉快な仲間〜より抜粋――
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76 :カナリア[]:2010/09/28(火) 21:35:07 ID:Var6Hx1n -
「あの、私が作って冷蔵庫に置いておいたサンドイッチ知りません?」 セシルさんが優しげな笑みを浮かべて言う。 ロイドさんも負けじと優しげな笑みを浮かべる。 「さぁね……それよりセシル君、そのサンドイッチには何が入ってたのかな?」 「なんでそんな事を?」 「単純な興味ですよぉ」 セシルさんは頷いた。 「マムシと……」 「「マムシ?!」」 「静かに!!」 「すいません」 「マムシとウコンと、クサヤ。それと片栗粉です」 うん?あれ?変だぞ? うん?あれ?変だね? 僕はロイドさんと小さく話す。 ――別に彼処まで狂う代物じゃないですよね?マムシって―― ――ウコンやクサヤもね―― 二人して首を捻っていると、セシルさんが項垂れた。 「あの片栗粉、高かったのに………」 「いくらしたんです?」 「三万」 その言葉に驚く。 「えぇー!?どんな高級素材ですか!!!」 「なんでも特別なんですって。疲れが吹き飛ぶとか、頭がスッキリするだとか………あ、痩せるとも言ってたわ!」 セシルさんの言葉に僕たちは絶句した。 「覚醒剤じゃないですかぁぁぁ!!!!!!」 僕の叫びと共に、ライの奇声がトレーラーに響いていた……… ――秘密の特派〜あの事件の謎〜―― 終わり
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77 :カナリア[]:2010/09/28(火) 21:37:17 ID:Var6Hx1n -
CPってほどの物じゃ無かったですね。 とりあえず目汚しでした。
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