- 男のアンチエイジング・老化防止総合スレ6
742 :※名無しイケメンに限る[]:2013/04/05(金) 23:12:54.09 ID:fKgueQnm - 果糖(fructose)はAGEを作りやすいと書いてあったので、ブドウ糖(glucose)と果糖がどのように
糖尿病やAGEへの係わるか調べてみました。竹内先生のこの文献p.42に(http://www.hokuriku-u. ac.jp/library/pdf/kiyo28/yaku3.pdf)ブドウ糖と果糖の両方からグリセルアルデヒド経由でAGE (特に悪玉AGE-2)ができることが示されています。NHK朝一に出演した山岸さんの文献も検索したが、 本人が果糖について書いた資料は見つけられなかった。でも別の文献で果糖が疑わしいというのは たくさんあった。 1.Long-term fructose consumption accelerates glycation and several age-related variables in male rats. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9732303 2.Role of fructose in glycation and cross-linking of proteins. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3132203 3.How Safe is Fructose? http://www.eidon.com/diabetes2.html などなど。特に3.にはhow toが豊富で、現実的にどのように対応すればいいか 詳しく書いてあった。オメガ3を勧めていた。別の言い方するとイワシやサバを食べな さいってことか。DHEAもインスリン抵抗性を下げるらしい。 ここでヒトの場合の果糖の副作用の好例がみつからない。 人体実験できないだろうが糖尿病患者について後から調べることは可能なはず。 説得力のある資料をご存知なら教えて下さい。ベジタリアンも糖尿病になるとか、 甘いものを食べ過ぎて子供が糖尿病になる話ならどこかで見た。 しかし個人的な印象では、一番の問題は糖の種類ではなく、誰かが言った通り食べ過ぎが原因だと思う。 だだ食いせず、一定時間動いてから飯を食えば、肝臓でも酵素が正常に働くだろう。 そんなときは体も糖を求めてインスリン感受性が上がり、血糖は速やかに吸収されるだろう。 天然素材の果糖は植物繊維やミネラルに結合しておりゆっくりと吸収されるため害が少なく、 中性脂肪を合成してもむしろ抗酸化成分の働きで心血管リスクを下げるらしい。 それと加工食品。これが昨今では、大きくかつ不可避な問題に見える。面倒くさがらず素材を 自分で買って調理すれば、それだけで改善する可能性を感じるが、生活は不便になるな。 他にも、pioとAGE(RAGE)の関係があった。 Effect of pioglitazone on insulin resistance in fructose-drinking rats correlates with AGEs/RAGE inhibition and block of NADPH oxidase and NF kappa B activation. ttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20004657 pio vs RAGEの勝負であるが、NAPDH oxidaseの阻止とNF-kappaB活性阻止でpioがAGEによる 脳のダメージ阻止にも寄与する。ちょっとpioは神薬っぽい。 おまけ: すでに掲載した最終糖化生成物のレビューAdvanced glycation end products (ttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3583887/)を一部まとめたので追加します。 1.AGE蓄積は糖尿病による内因性と食事から摂る外因性の両方で加速する。ただし糖尿病では ない正常な代謝過程においてもゆっくり生成され、喫煙や紫外線による刺激で増加する。 2.AGEの蓄積量は生成速度と分解速度で決まる。細胞はAGEを代謝する反応経路を有しており その要となるのはglyoxalase-I/-II(GloI/GloII)である。他にもヒトではフルクトサミンカ イネーゼ(その一つはFN3K)もAGEの分解酵素として皮膚を含む各組織で働いている。 3.体内のAGEは細胞表面のRAGE受容体へ結合し、炎症反応を引き起こすきっかけとなるMAPKs, ERK-1/-2,p21rasなどを刺激し、最終的にNFkapperBを活性化する。NFkBは持続的かつ自己増殖 的に炎症反応を亢進する。RAGEは酸化ストレスも直接的に増加させ、GloIの活性を低下させる。 RAGEは皮膚を含む体内のほぼ全ての細胞にわずかに存在するが、皮膚においてはUVダメージで顕 著に増加する。ケラチノサイト、繊維芽細胞、樹状細胞、やや少ないが内皮細胞とリンパ細胞 もRAGEを持つ。AGEの受容体として他にはAGER1,2,3が知られておりRAGEを阻害し酸化ストレスを 抑制する。水溶性のsRAGEは"RAGEのおとり受容体"として血清中に存在し、これもRAGEの働きを 抑制する。 4.AEGの蓄積は軟骨、骨格筋、血管平滑筋、糸球体基底膜、皮膚など多くに見られる。皮膚にお いてはAGEの自己蛍光を用いて非侵襲的に評価でき、糖尿病だけでなく通常の老化過程において も増加していくことが示されている。 長文
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