- 選手たちの泣ける逸話
9 :神様仏様名無し様[sage]:2018/09/15(土) 10:52:23.80 ID:XXIArSUt - 隻腕投手アボットが、インタビュー嫌いで有名だったんだが
両腕の無い彼のファンが駆け寄り、自分が野球選手にどうやったら なれるかといろいろ質問した時、ゲーム後にも関わらず長い時間 その子とコミニケーションを取っていた。 諦めない気持ちや、プロになる厳しさ、決してその子を障害者 として扱った意見はなかった、それどころか常人の数倍の努力が 必要であるとか、自分は片手がないので左右バランスの隔たりの 克服の為にどうしたとか、静かに熱く語っていた。 両腕のない子は、実際器具を使用してコントロールの良い球を ほおっていたし、すごい努力をしていた。
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10 :神様仏様名無し様[sage]:2018/09/15(土) 10:53:56.89 ID:XXIArSUt - 「野球は言葉のスポーツ」(伊東一雄・馬立勝)より
ナショナル・リーグができてまだ10年位しか経っておらず、 プロ野球だけで生計を立てるのは難しい時代の話。 フィラデルフィア・フィリーズのファーストを守っていたシド・ファーラーは 可愛い娘をたびたび球場に連れて来ていた。娘は綺麗な声をしていたため、たちまちチーム のマスコットキャラとなった。 ある日試合が終わった後、娘が泣きながら1人で立っていた。シドのチームメイトが 「どうしたの?」と聞くと「パパがいないの。」と答えた。チームメイトがシドを探すと、 シドは外野のスタンドで空き缶をずっと拾っていた。「娘が綺麗な声なので音楽学校に 進学させてやりたいんだが、金が無くてね。こうして毎日空き缶を拾っているんだ。」 当時は野球だけで生計を立てるのは難しかった。そこでシドは空き缶を拾うバイトで 必死に金を稼いでいたのだ。これを見たチームメイトはシドの心意気に感動し、次の日から チーム全員で空き缶拾いをはじめたという。 娘は音楽学校に無事に進学でき、数年後有名なオペラ歌手、ジェラルディン・ファーラー として故郷に戻ってきた。ちなみにジェラルディンはロマノフ王朝最後の皇帝ニコライの想われ人 だったという説もある。
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11 :神様仏様名無し様[sage]:2018/09/15(土) 11:08:52.65 ID:XXIArSUt - 現役を引退してから、ノムさんは現場を離れて解説や講演会の仕事をするようになった。
話が面白いので好評だったが、ノムさんはイマイチ元気がない。 ある日、とうとうノムさんは玄関に座り込んだきり動かなくなってしまった。 「どうしたのよ、何がしたいのよ」とサッチーが聞くと、 ノムさんは一言「野球がしたい…」 「じゃあなんとかしてあげるから」と言って、 サッチーが持ってきた仕事がヤクルト監督の話だった。 ちょっとだけあの嫁を見直したエピソード。
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12 :神様仏様名無し様[sage]:2018/09/15(土) 11:13:28.78 ID:XXIArSUt - 江川が巨人に入団して初めて甲子園へ行った時のこと。
外野フェンスに沿ってのランニングを命じられたが、阪神ファンの野次に 身の危険を感じ戸惑っていた。また入団の経緯からチーム内でも浮いた 存在だった江川に救いの手を差し伸べるチームメイトもいなかった。 困り果てて一人立ち尽くす江川。 その時、「おい江川、一緒に走るぞ」と声が掛かった。 長嶋監督だった。 長嶋は外野スタンドと江川の間に入ってまるで江川を守るようにしてランニング に付き合った。ファンからの野次にも「江川、気にするんじゃないぞ。お前は 野球に専念すればいいんだ。他の事は何も心配しなくていいぞ」と励まし続けた。 江川は泣きながら走ったそうな。
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13 :神様仏様名無し様[sage]:2018/09/15(土) 11:15:07.74 ID:XXIArSUt - 以上、10年以上前にあった旧スレからの転載でした。
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