- 狭山市政談義 2
285 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:01:20.58 ID:lg/wKPWa0 - >>266-271の者だけど、12月議会の一般質問はやっぱり台風19号関連のものが多かったな。
まあ、そっちの方はみんな関心があって既に誰かが調べて、そのうちまとめてくれるかも。 12月議会は、狭山工業団地拡張とそれに関連しそうな事を土方議員と広山議員が質問していたので、 それに対する市の幹部職員や市長の答弁を自分なりにまとめてみた。
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286 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:02:00.47 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業を誘致することの意義
新たに企業が立地することにより当該立地企業だけでなく、 関連する企業も含めて生産活動が活発化することにより、 様々な経済的なニーズが増加し、地域の経済活動が活発化するとともに、 税収面でも地元自治体に貢献するなどの意義がある。 また、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中では少子高齢化が進む中で 地方に仕事を作り安心して働けるようにすることを目標の一つに掲げているが、 こうした点で企業誘致は生産年齢人口の流出を抑制し、人口減少に歯止めをかけ、 地域社会の活性化を図る上でも意義がある。 さらに土地利用の面でも、狭山市では将来的な土地利用構想の中で、 土地利用転換構想地区を位置付けているが、 この具現化を図る上で、人口が減少する中では住居系の土地利用転換は難しく、 今後は産業系の土地利用転換を図ることが考えられることから、 こうした点でも企業誘致は意義がある。 また、街の拠点づくりでは、駅周辺だけではなく交通ネットワークを生かすとともに 街のバランスある発展のためにも産業系の拠点を作る事も必要であり、 こうした点でも企業誘致の意義が認められる。
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287 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:02:38.26 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業を誘致することによる効果
人口の移入や地域経済の活性化が見込まれるとともに、 関連企業の立地や市内企業との新たなビジネスマッチングも期待され、 さらには法人市民税や固定資産税などの増収も見込まれる。 また、新たな雇用機会が創出され、特に若者の雇用が増えれば、 子育て世代の転入や子供の増加も見込まれることから、 人口減少や少子高齢化の抑制という点でも効果があるなど、 企業の誘致には様々な効果が見込まれ、 地域社会に大きなメリットがもたらされるものと考えている。
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288 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:03:23.53 ID:lg/wKPWa0 - 〇これまでの企業誘致の取り組みと近年の実績
企業誘致を推進するための庁内の組織体制の整備として、 2005年4月に総合政策部内に企業誘致推進課を設置し、 その後、数度の組織改正を経て、 2015年10月に環境経済部産業振興課内に企業立地推進室を設置した。 また、企業誘致を財政面からも支援するため、 2006年4月に狭山市企業立地奨励金等交付要綱を施行した。 さらに産業系の開発として、圏央道狭山日高インター周辺地域などに、 都市計画法第34条第12号区域を指定し、 市街化調整区域における産業系の開発を促進するとともに、 旧暫定市街化調整区域の狭山柏原北地区についても企業を誘致し、 産業用地としての整備を行った。 また、狭山工業団地拡張地区について、産業誘導地区の指定を受けるとともに、 都市計画の変更を経て組合施行による土地区画整理事業によりインフラ整備に取り組み、 2020年度から2021年度には新たな企業が進出し、操業することなっている。 本年11月22日には、昨年に引き続き、 県が主催する大阪での企業セミナーに市長以下担当職員が参加し、 市長自ら関西の企業約70社に対して、 狭山市の企業立地環境の良さをPRするなどの取り組みを実施している。 また、2016年度から「ふるさとモノづくり応援プロジェクト事業」を実施しており、 市内の製造業の優れた製品や技術、働く方々の熱意等を紹介する冊子やウェブサイトを制作するとともに、 モノづくり企業フェアを開催しており、 さらに本年4月からは地域経済を支える上で中小企業の存在が欠かせない事から、 伴走型の経営相談支援業務として、狭山市ビジネスサポートセンター業務を開始しており、 こうしたことも企業の誘致にプラスの効果をもたらすものと考えている。 こうした取り組みを通じて、近年の企業誘致の実績としては、 予定されているものも含め、新規に立地した企業が7社、 事業所を拡張した企業が9社となっている。
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289 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:04:12.50 ID:lg/wKPWa0 - 〇これまでの企業誘致の実績に基づく影響や効果
影響としては、誘致した企業に勤務する従業員等の転入による社会増や、 それに伴う住宅の購入や賃貸、 また、日常の生活を営むにあたり必要な商品やサービスを購入する支出である消費支出の増加、 その他公共交通機関の利用者の増加なども考えられる。 また、効果としては、特に雇用機会の創出をはじめ、 地域経済の活性化や固定資産税の増収などが挙げられ、 このうち、企業立地奨励金を基に算出した固定資産税の増収については、 狭山市に新たに事業所を設置するか事業所を拡張した場合、 土地・家屋及び償却資産にかかる固定資産税等相当額の2分の1または3分の1を奨励金として交付しているが、 2016年度から2018年度までの3か年の奨励金の交付実績は合計約2億円となっていることから、 逆算すると約4億円を上回る固定資産税の増収があったと推定できる。 また、2016年度から2018年度までの3か年で、 企業立地奨励金の交付実績から、市内に住所を有する者の雇用が新たに16人あったことも把握。 なお、2016年度から「ふるさとモノづくり応援プロジェクト事業」として、 市内企業の人材確保などに向けて取り組んでいるが、 企業紹介冊子の「本物づくりのまち狭山市」に掲載した48社の企業に対して、 市内の高校から採用した人数を照会したところ、 2017年度は20人、2018年度は64人を採用したとの回答。
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290 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:04:57.19 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業からの税が市の財政に与える効果
市内に事務所や事業所等を有する法人等に課される市税としては、 法人市民税、固定資産税や都市計画税等があり、 その他に、市内に居住している企業の従業員が納める個人市民税も該当する。 これらの税は、一般財源として、財政運営上は、 各種の行政サービスや建設投資の財源として活用されることになるが、 このうち法人市民税は企業業績に左右される面があり、 税収面で不安定な要素を含んでいる。 また、都市計画税は一般財源であるが、 都市計画事業や土地区画整理事業の財源として活用することとなっている。
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291 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:05:31.13 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業からの税が市民の賦課税額に与える影響
市税の各税目の税率や算定基準は、 それぞれ地方税法や税条例等に基づき決められているもので、 企業から納付される税額の多寡により変動するものではない。
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292 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:06:07.56 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業誘致に向けた今後の展望
圏央道狭山日高インター周辺地域の都市計画法第34条第12号指定区域や、 中心市街地に近接する入間川地区をはじめとする土地利用転換構想地区において、 県の田園都市産業ゾーン基本方針などの手法を活用して、 産業用地を確保するための基盤整備に取り組むとともに、 県等が主催する企業立地セミナーなどの機会をとらえて、 積極的に狭山市への立地についてPRするなどして、 引き続き企業誘致に取り組んでいく。
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293 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:07:09.87 ID:lg/wKPWa0 - 〇さらなる企業誘致に向けた課題
ハード面においては、企業立地のための用地の確保が課題であるが、 そのためには新たな産業用地の確保に向けて、 土地利用転換構想地区のうち、 産業系の土地利用がふさわしい地区については、 地権者や地域住民の理解と協力のもと、産業系の要素としての位置づけを明確化するとともに、 農地法や都市計画法などにかかる手続きについては、 時間を要する事から、早期に関係機関との協議を進めていく必要があると考えている。 また、ソフト面においては、狭山市は二つの大きな工業団地を有し、 多くの優良企業が立地する中で、製造品出荷額等も常に県内上位に位置するなど、工業都市であり、 また、技術力の高い中小企業も多く、モノづくりの街としてのイメージも定着しつつあり、 さらに圏央道等を通じて広域の交通アクセスも優れている。 こうした工業都市としてのプレゼンスの高さを、 より一層積極的にPRしていく必要があると考えている。
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294 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:07:45.53 ID:lg/wKPWa0 - 〇企業誘致に向けた市長所信
狭山市は1964年に操業開始した川越狭山工業団地、 1973年に完成した狭山工業団地の二つの工業団地を有し、 優れた技術を有する製造業を中心として、多くの企業が集積をし、 製造品出荷額等が県内上位の都市として発展して来た。 特に、輸送用機械器具製造業の存在が大きく、 また他にも食料品製造業、化学工業などの分野でも、 優良企業が多く集積をしており、これらの企業が本市の産業を牽引してきた。 これまで答弁して来たとおり、企業が立地する事によって、 人口の移入や地域の経済活動の活性化とともに、 関連企業の立地や市内企業との新たなビジネスマッチングも期待され、 さらには法人市民税や固定資産税などの税収の増加が見込まれる他、 雇用機会も創出されることによって、人口減少や少子高齢化の抑制など、 企業の誘致には様々な効果が見込まれ、 地域社会に大きなメリットがもたらされることから、 引き続き、積極的に企業誘致に取り組んでいく。
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295 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:08:31.10 ID:lg/wKPWa0 - 〇笹井柏原線整備事業の概要
本路線は国道407号から狭山工業団地を経由して東京狭山線に至る路線であり、 現在進めている整備は、未整備区間の国道407号から、 上広瀬土地区画整理事業の区域境までの590メートル区間と、 工業団地日高線から東京狭山線へ向かう一部区間420メートルの整備を進めるもので、 あわせて、柏原鳥之上土地区画整理事業により420メートル区間の整備にも取り組んでおり、 2022年度末の全線開通を目指している。
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296 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:09:05.51 ID:lg/wKPWa0 - 〇笹井柏原線の整備による交通アクセスの改善
国道407号と東京狭山線の東西両方向から狭山工業団地への乗り入れが可能となり、 通行機能が向上し、周辺地域を含む渋滞の解消と円滑な交通の確保が図られるものと見込んでいる。
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297 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:09:41.27 ID:lg/wKPWa0 - 〇台風19号による狭山工業団地拡張地区及びその周辺の雨水による被害状況
家屋浸水や道路冠水などの被害は報告されていない。
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298 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:10:15.25 ID:lg/wKPWa0 - 〇狭山工業団地拡張地区の雨水処理対策
県の雨水流出抑制施設の設置等に関する条例に基づいて、 当地区からの雨水の流出を抑制するため、 雨水を一時的に貯留するための調整池や、 雨水を地下へ浸透させるための施設などの整備を予定している。
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299 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:11:20.49 ID:lg/wKPWa0 - 〇県条例で規定される具体的な雨水処理量
当地区については、従前から宅地や道路などとして利用されている面積を除いた開発面積に対して、 1ヘクタール当たり950立方メートル以上となっている。
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300 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/12/31(火) 03:11:49.96 ID:lg/wKPWa0 - 〇浸透型の雨水処理設備のメンテナンス
この設備は狭山工業団地拡張地区内の道路や公園などの公共用地と、 民間企業の用地のそれぞれに整備される予定であることから、 それぞれの所有者が定期的に点検を行い、泥や砂を取り除くなどの清掃や補修を行い、 浸透機能を維持していくこととなっている。
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