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526 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/06/05(水) 15:43:42.22 ID:CuSStuj/0 - ヨーロッパに、「驚くべき知的変動」をもたらしたのは、1434年の「印刷術の出現」であった、とアタリ氏は述べる。社会に影響力を持つ知識階級が
、聖職者から商人へとシフトしたのである。印刷術によって広められた学問的な成果を、 “実業”として活用できるのは、商人だったからだ。「知識人である商人は書物や地図が読め、地理、気象学、宇宙形状誌、言語、数学を知らなければならない。 冒険家である商人は不正行為をしたり、ごまかしたり、殺人を行うこともあえてしなければならない。支配者である商人は管理し、 命令し、組織し、解雇し、自らの規則を押し付けなければならない。計算機である商人は資本を集め、それをさまざまの企業に投資し、 貸付方法を考案し、利潤を配分し、為替レートを計算し、公証人の前で作成された契約書の内容に応じて、他の商人、職人、法律家、大諸侯、聖職者から集められた資本を運用しなくてはならない」。 そして、コロンブス(スペイン)のアメリカ大陸への到達により、ヨーロッパは資源供給地(金・銀)と、 プランテーション(インディオ・アフリカ人奴隷を使った、サトウキビの栽培)を手に入れた。アメリカ大陸と印刷術が、「西欧文明の世界支配」を可能にしたのである。
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