- ソ連の数学者
15 :132人目の素数さん[sage]:2018/05/17(木) 00:49:44.47 ID:C0k52nmm - >>13
> 他の巨匠たちはどうなんだろう。 > 才能のある子はうまく救われる仕組みがあった > のか、単なる偶然なのか。 具体的なソースはない(昔、何かで読んだが何だったのか忘れてしまったので)が、 ソ連は初等教育の段階から個々の児童の適性をチェックして特別な才能がありそうな子供を選抜して その才能を伸ばすように選ばれた教師(スポーツならコーチ)による英才教育の中で互いに競わせて切磋琢磨させて 本当に優れた才能の持ち主を育て上げていたようだ これは学問だけでなくスポーツや芸術(例えばバレエや音楽など)の分野でより顕著に行われていたらしい だからこそ、日本の2倍ほどしかない人口で日本よりも経済的には劣り軍事費にあれだけ昔から使っているのに あれだけ多くの優れた学者や芸術家、スポーツ選手(ドーピングもあるだろうがやはりアスリートとしてのレベルが非常に高いから あれだけのメダルを獲れたのだろう、あれをドーピングのお蔭だと切って捨てるのは大変な間違いだと思っている)を 旧ソ連時代は輩出し続けられたのだと個人的には思っている 話をソ連の数学に戻すと、なんと言うか、ソ連の数学は西側先進国のそれとは異なり、純粋数学と応用数学とが混然一体となっているイメージがあり それがソ連数学に独特の泥臭さと同時に力強さを与えている根源ではないかと思っているが、これはあくまでも私個人の感覚という極めて主観的な感想です ロシアになってから数学でも何となく西側諸国に右へ倣えしてしまって独特の泥臭さや力強さが失われたのではと危惧しているが、ペレリマンのような人材を 今でも出してくるのだからやはり今でもロシア数学は個性的な面を完全には喪失していないのだろう
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- 【専門書】数学の本第76巻【啓蒙書】
707 :132人目の素数さん[sage]:2018/05/17(木) 01:16:51.90 ID:C0k52nmm - >>693
ソ連の数学者スレ立て乙です > 一旦オンデマンド化されたら再刊は絶望的だろうね 岩波のオンデマンドは酷いよなあ オンデマンドは本来なら在庫負担がない(しかも岩波の場合、ソフトカバー化して表紙も味気ない標準化されたものに統一してしまっている)ので 普通の再刊よりも安くできるはずなのが、岩波のオンデマンドは再刊よりもずっと値段を吊り上げて出す 貧すれば鈍するという言葉があるが、今の岩波には正にこの言葉がピッタリだと思う > 共立は本当によく頑張っていると思う、以前も書いたが東京図書はもうナントカして欲しいw 同意です 理工系の主要出版社の中では共立が一番良心的でまともな出版活動をしていると思う 長く品切れになっていた古い名著・好著のデジタル技術を使った復刊でも共立のは復刊の印刷の解像度が高くて見やすいように感じる これが森北あたりになると安くオンデマンド版を出してくれるのは良い(岩波も森北を見習え!)んだが、印刷は自分でコピー機で複写したほうが綺麗だと感じるのが少なくない 裳華房や朝倉あるいは吉岡も復刊時や増刷時にしばしば印刷品質が酷いのを平気で出すので困りもの 東京図書については仰る通り論外のレベルですね 数学や物理学であれだけ大量の名著の翻訳を平気で絶版(でなく恐らくは品切れ放置プレイ?)しているのは学術に対する冒涜だ もちろん学術書とは言っても商業出版社だから実際に増刷すると赤字になるのなら放置プレイでも仕方ないが、トントンか少し黒にはできるタイトルも少なくないのに 全く増刷しないというのは理解に苦しむ(東京図書の若社長によればそういう地道な仕事をして小銭を稼ぐのは効率が悪いのでやらないそうだ、大量に売ってまとまった利益を 稼ぐ効率の良い仕事をしろということらしい、そしてその方針に頭に来て退職した理学書担当のベテラン編集者もいたと聞く) (多分、ランダウ・リフシッツの多くの巻は増刷すれば黒字にはなるだろう、ブルバキの全巻増刷をしたらさすがに赤字になってしまうだろうが、増刷する巻を選べば 黒字になる巻はいくつもあると思う) と好き勝手に長文を書いてしまったが御寛恕下されば幸いです
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- 【専門書】数学の本第76巻【啓蒙書】
709 :132人目の素数さん[sage]:2018/05/17(木) 03:46:38.40 ID:C0k52nmm - 共立は本当に偉いよね、スミルノフ全巻を品切れさせずにずっと出し続けている
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- 【専門書】数学の本第76巻【啓蒙書】
729 :132人目の素数さん[sage]:2018/05/17(木) 21:28:13.22 ID:C0k52nmm - >>718
> ランダウリフシッツって今絶版なんか? 力学と場の古典論の2つの巻だけは出続けてるが残りは久しく出てないね 絶版(ならば東京図書は翻訳の出版権を放棄し印刷原版を破棄したことになるので永久に再刊されない)なのかあるいは品切れ放置状態なのかどちらかは知らん
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