- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その124
58 :☆[]:2020/09/26(土) 21:38:52.64 ID:LTCa8oBb0 - 9月12日(土)朝日新聞東京版朝刊社会面
若者が見た 安倍さんの7年8カ月 第2次安倍政権が誕生したのは7年8カ月前。「首相といえば安倍さん」という世代の 若者たちは、どんな時代として記憶し、首相交代劇に何を思うのか。 若い男性の支持率 高かった 「小中学校のころは、首相がコロコロと交代していた印象がある。在任7年8カ月は 長いと思うけど、安倍さんは外交などで行動力もあって信頼していた」。 東京都日野市の男性会社員(24)はそう語る。 第2次安倍政権の特徴のひとつは、若い男性の支持率の高さだ。朝日新聞の世論調査 では、7年8カ月の政権支持率は全体平均で44%。18〜29歳(16年5月以前は 20代)の男性では57%になる。 熊本出身で都内の不動産会社に勤める男性(25)も「もっと安倍政権が続くことを 望んでいたのに」と落胆する。20歳で不動産業界に入り、主に手がけるのは 投資用マンション。海外投資家や節税目的の医師らに売れ、3年目で年収は 約1千万円になった。 アベノミクスの恩恵をうけた人々が限定的だとは分かっている。「地元・熊本の 友人の多くは非正規社員。給料が安いという話もよく聞く。でも、自分でどうにか するしかないな」 (続く)
|
- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その124
59 :☆[]:2020/09/26(土) 21:51:08.93 ID:LTCa8oBb0 - >>58
(続き) 自己責任論たびたび 政治に無力感も 若者たちの声は、知り合いの知り合いをたどったり、渋谷ハチ公前や東京駅前などで 声をかけたりして集めた。7年8カ月の「政治と暮らし」を振り返ってもらう中で、 たびたび挙がったのが、この自己責任論だ。 広告会社に勤める男性(23)も「だれも助けてくれない。自分でなんとかしなければ」 という。 はじめは証券会社に就職した。盛岡市の支店に配属され、中小企業や商店街の店に 飛び込みで営業をかけた。もうかっている会社は一つもなく「安倍さんになって格差が 開いている」と口をそろえていた。ある工場では60人を解雇しなければいけないと、 社長が泣きながら話した。でも「どうしようもない」と男性は思う。自分はそれなりの 生活を営めている。「政治がどうあろうと自分の暮らしは自分で守るしかない。税金を 払えないならば、国から保障を受けられなくても当然だ」とまで言う。 暮らしに不満があっても、政治に注文をつけるのではなく「決まったことのなかで 自分がどうリアクションするのかが大事だ」と、東京・渋谷のIT企業系の男性(28) は言う。モリカケや桜を見る会の問題は「国家予算からしたら大きな話ではない」 としか思えないという。 (続く)
|
- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その124
60 :☆[]:2020/09/26(土) 21:58:50.38 ID:LTCa8oBb0 - >>59
(続き) 一方、別のIT企業に勤める女性(26)は公文書の改ざんや名簿の廃棄があっても 「誰も責任を取ろうとしなかった。政治に何を言っても無駄なんだと無力感を 植え付けられた」と憤る。でに「周囲と政治の話をすると『まじめな意識高い系』 と見られて、なんか変な感じになる」と振り返る。 神奈川県の大学に通う男性(21)は3年目の衆院選で、憲法改正について自民党が 争点隠しをしていると感じ、ツイッターで批判した。すると、見知らぬアカウントから 「売国奴」「じゃあどうすれば国を守れるか言ってみろ」など数十件の書き込みが あり、自身を特定しようとする動きもあったという。身の危険を感じ、アカウントを 作り直し、政治的な投稿を一切やめた。 「揚げ足取り」「対案を出せ」という野党批判が一般社会にも浸透したのか、「対案が ないと容易に物を言えない社会になった」と男性はいう。 (続く)
|
- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その124
61 :☆[]:2020/09/26(土) 22:09:09.63 ID:LTCa8oBb0 - >>60
(続き) そして首相交代へ 何を思う 14日に決まる自民党総裁選には石破茂(63)、菅義偉(71)、岸田文雄(63)の 3氏が立候補した。「自分が投票できるわけでもなく、次の首相が誰かを気にしても しょうがない」(大学3年、男性、21歳)、「おじさんばかりで誰になっても高揚感は なさそう」(会社員、女性、26歳)。 安倍政権の継承をうたう菅氏は「自助・共助・公助、そして絆」をスローガンに掲げ、 8日の所見発表演説会では「自分でできることは、まず自分でやってみる。そして 家族、地域でお互いに助け合う。そのうえで、政府が責任持って対応する」と述べた。 自分でどうにかせねば、と焦る若者たちと、「まず自分で」という菅氏の訴えは 響き合うように見える。 横浜市の病院に勤める看護師の女性(21)は、安倍首相の辞任表明を聞いて、 「持病を抱えながら頑張ってくれた」と感じたという。次の政権に求めるものを 尋ねると、こう言った。「うーん、特に思いつかない。政治で生活が変わったことは ないから。でも総理は菅さんになってほしい。支持する派閥が多くて安定しそうだなと 思うから」 (続く)
|
- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その124
62 :☆[]:2020/09/26(土) 22:18:07.45 ID:LTCa8oBb0 - >>61
(続き) 見事なプレゼン でも 意見は紋切り型 最近の学生の傾向は 法政大の新倉貴士教授(マーケティング)は、これまでの25年間で約450人の ゼミ生を指導してきた。「ここ5、6年は特に、学生が妙に大人びてまじめだ」 と話す。授業でのプレゼンなど表現能力は高いが、ネット上のような炎上を実生活でも 避けたいのか、学生同士でも発言や振る舞いを気遣っていて「仮面」をかぶっている ように見えるという。 「東日本大震災の影響などで、将来の生活や経済に不安を感じているようだ」。 変化を求めず、与党である自民党を支持する学生が多いという。若さゆえに政治に ついての意見が未熟なのは、いまも昔も変わらない。ただSNSなどから得た表面的な 知識の量は多い。「見事なプレゼンと、紋切り型の意見。その落差が大きくなって いる」と話す。 (終り)
|