- 産経抄ファンクラブ第256集
743 :文責・名無しさん[sage]:2019/08/23(金) 17:23:38.18 ID:dwxyhM/V0 - ――
@i9FmaBFeBGpaQHf 【 http://yu77799.g1.xrea.com/731/kii.html …「常識」のレベルですが、「関東軍防疫給水本部」に送り込まれた「被疑者」達は、基本的に、正式の裁判で死刑判決を受けた「死刑囚」ではありません。何らかの疑いで憲兵隊に捕まり、送り込まれた者が大半でした。 当時の用語では「特移扱」と呼ばれました。それに関する規定も残っています。 …「謀略員(スパイ)」「思想犯人」が中心ですが、その罪状については「死刑又は無期と予想されるもの」(「無期」は「死刑囚」ではありません。念のため)から、「罪状軽しと雖も釈放するを不可とするもの」まで、かなり幅広くなっています。 「其の生存が軍乃至国家に著しく不利なるもの」などという「基準」を見ると、要は、憲兵隊の胸先三寸で「×××行き」が選ばれている、といっても過言ではないでしょう。 例えば、親日系新聞の社説への反論を投稿しようとした会社員が、「特移扱」として部隊に送られた、との証言があります。三尾豊『"特移扱"で中国人を×××へ送った』 さらにこのほかに郵便検閲があります。 郵便検閲というのは、憲兵が郵便局員に変装して郵便局のなかで郵便を全部検閲するわけですね。そして不審文章が発見されると、その発信人が逮捕されて送られる。(P154-P155) 私が直接見ましたのは、一九四〇年(昭和一五年)に大連に勤務していた時ですが、北京で発行されている親日系の新聞の社説、当時の国策に貢献しようというような社説に対する反論を書いた中国の会社員が大連におりまして、その投稿した論文が郵便検閲で発見されました。 その人を逮捕し、そして×××部隊に送っています。 現在では、新聞の記事に対する感想文とか、その意見に対する反論なんていうのは、問題にならないですよね、軽犯罪にもならない。そんなものが当時、郵便検閲で発見されますと×××部隊へ送られる対象者になったわけです。(P155) (研究会編『××戦部隊』所収)
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