- 産経抄ファンクラブ第255集
830 :文責・名無しさん[sage]:2019/07/27(土) 07:14:56.15 ID:hvpjcteD0 - 産経抄 7月27日
「出席者からヒアリング(聴取)した現場の雰囲気を報告します」。ジュネーブで24日に終了した世界貿易機関(WTO)一般理事会について、世耕弘成経済産業相が25日、自身のツイッターで解説した。会員制交流サイト(SNS)は確実に世界を変えた。 ▼理事会では韓国が、日本の対韓輸出管理の厳格化を非難し、日本が反論した。一部報道は、韓国の発言は支持を得たとみなしたが、世耕氏は明確に否定する。他国の出席者から、自国の立場を冷静に主張した日本の対応を評価する声が少なくなかったことも明かした。 ▼同日の経産省のツイッターも同様の事実を記し、議長が韓国の発言を制止しようとしたことを付言している。政治家や官僚が情報発信の手段を手にし、それを実践する時代となった。 鮮度のいいナマ情報が直接国民に届くのだから、媒体(メディア)としての新聞、テレビの役割も変わらざるを得ない。 ▼今や国際政治もSNSで動く。6月のトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談も、トランプ氏によるツイッターでの呼びかけで実現した。 外交・安全保障問題から米政府人事、政敵への批判まで、トランプ氏のマスコミを通さない発信は目を離せない。 ▼SNSは論戦の舞台ともなる。6月から今月にかけて、戦没者追悼と靖国神社についてジャーナリストの有本香氏、日本維新の会の橋下徹前代表、長島昭久元防衛副大臣、 作家の百田尚樹氏らがツイッターで展開した議論も興味深い。昔なら月刊誌や単行本でしか読めなかったろう。 ▼「これだけマスコミにたたかれてインターネットがなかったら、とっくに政権は倒れていた」。安倍晋三首相が以前漏らした言葉が、今の時代を象徴している。
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